9人組ミクスチャーユニットSUPER★DRAGON(通称:スパドラ)。
メンバーは、志村玲於さん(しむら・れお)、古川毅さん(ふるかわ・つよし)、ジャン海渡さん(じゃん・かいと)、飯島颯さん(いいじま・はやて)、伊藤壮吾さん(いとう・そうご)、田中洸希さん(たなか・こうき)、池田彪馬さん(いけだ・ひょうま)、松村和哉さん(まつむら・ともや)、柴崎楽さん(しばざき・らく)。
ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲が魅力で、9人が2チームに別れる変幻自在なスタイルも特徴的。
年上メンバー4名(志村、古川、ジャン、飯島)による「ファイヤードラゴン」、年下メンバー5名(伊藤、田中、池田、松村、柴崎)による「サンダードラゴン」のユニットがあります。
そんな彼らが、今年5月より、年内毎月楽曲リリースに挑戦中。7月13日に第3弾となる「Summer Party」をデジタルリースしました。
フジテレビュー!!では、ユニットごとに、9人にインタビューを実施。ファイヤードラゴンのメンバーに新曲の聴きどころや、連続リリース挑戦の心境を聞きました。
SUPER★DRAGONの新しい形を見せられる一曲
――「Summer Party」は爽やかでワクワク、そして大人の雰囲気も感じる楽曲です。この曲に込めた思い、聴きどころを教えてください。
古川:“夏曲”を打ち出すこと自体、SUPER★DRAGONでは珍しいです。今までとは違ったジャンルなので、僕たち的にも挑戦的な楽曲でした。
初めて聴いたときの印象や裏テーマは、“やんちゃなやつらの夏”みたいな感じ。やんちゃな奴ら特有の色気を感じました。
僕らは結成7年目で、メンバー最年少(柴崎)がやっと18歳になったので、そろそろ、こういった一面を見せてもいいフェーズなのかなと思って。そういったカッコよさを、今回は表現しきれたんじゃないかなと思います。
ジャン:“夏をシンプルに楽しもう”みたいな内容の曲は初めてだったので、SUPER★DRAGONの夏の定番曲として、定着していけたらいいなと思います。
(音楽配信サービスの)サブスクでサマー用のプレイリストもよくありますが、そこにこの曲が入り、サマーソングを探している人がSUPER★DRAGONに出会うきっかけになってくれたらいいなと思います。この曲がいい引き出し、武器のひとつになったと思います。
飯島:「Summer Party」というタイトルを聞いて最初に想像したのは、明るめで、それこそお祭りのようなハイテンポな曲だったんですが、実際は、わりとゆったりとしたテンポ感でした。
内容は、“女の子を狙うやんちゃな男”みたいなイメージですが、自分とは対照的な人が描かれていて。僕はグイグイ積極的にいくタイプではないので、パフォーマンスするときはそういった男を演じることを意識しようと思います。振り付けや目線、表情でちょっとしたやんちゃな魅力を出したいです。
志村:夏をテーマに歌った曲は、「Summer Party」のほかに「Summer Breeze」(2018年)があります。「Summer Breeze」は夜に聴きたくなるような曲なんですけど、対照的に「Summer Party」は夏の昼が似合う、みんながブチ上がるような曲。
昼と夜の使いわけができたりと選択肢が広がって、SUPER★DRAGONの新しい形を見せられる1曲になっているかなと思います。
――MVはどんな感じですか?
ジャン:タイトルの通り、MVもやっぱり夏の楽しさが伝わるのが一番かなと思っていて。
9人がひとつの部屋に集まって音に乗ったり雑談したり、ラフにひと夏を楽しんでいる様子を収録しているので、ダンスパフォーマンスが多かったSUPER★DRAGONとしては新鮮なMVになっています。
飯島:メンバーが普段会話している様子を、ちょっと覗き見できるような感じです。
ジャン:撮影当日、雨が降っちゃって。晴れていたらプールでみんなで騒いだり、海で走ったり、ダンスしたりする予定だったんですけど、あいにく雨で…。ただ、室内での撮影で、また新しい一面を見せられるMVになったと思っています。
――MV撮影で印象的だったエピソードはありますか?
志村:撮影中はMVだけでなくアーティスト写真など、他にもいろいろ撮影をしていて。だからメンバーみんなでしゃべっていたのはMVの中だけかもしれないです。
飯島:僕たちも、完成版を一度見させていただいたんですけど…。
志村:え、見てない!
一同:そうなの?
(ここで、MV観賞会が始まり…)
――部屋とみなさんのカッコいい雰囲気が相まって、日本ではないみたいです。
一同:(笑)。全然、日本です。
古川:(ジャンさんのソロシーンが映ると)でも、やっぱり日本じゃないかも(笑)。マイアミかな。
「みんなで階段を上がっていかないと意味がない」連続リリースの手応え
――毎月連続リリース3作目までを経て、手応えはいかがですか?
ジャン:毎月、楽曲を出していくこと自体が挑戦です。SUPER★DRAGONの新しい見え方や、幅を広げるいい機会だなと思っていて、聴いてくれた皆さんの反応を僕らが知ることによって、自分たちをよりグレードアップさせることができると思っています。
新しい挑戦をするからには、すべて意味のある結果につなげたいので、ファンの方を含め、皆さんの反応が楽しみです。
――連続リリースは、いつもよりエネルギーを使うものですか?
古川:結成してから今まで培ってきたものとは違う、“経験してこなかったスタイル”を、この連続リリースで実験的にやっているなと感じています。
挑戦するからには、ものにしたい、自分たちで責任を持ちたいという思いがあるので、その分、体力を使う面もたくさんあります。でも、しっかり形になってくると達成感がありますし、それをモチベーションにして「次はどうしていくか」を考えるのがすごく楽しいので、やりがいを感じます。
今回の楽曲がいろいろな方々に届くのも嬉しいことですが、大事なのはその過程で(自分たちが)どうしていくかだと思うので、経験値をしっかり未来へつなげられるようにしたいです。
志村:BLUE(ファンの愛称)のみんなが「次はどんなことをしてくれるんだろう」とワクワクできる、いい意味でお待たせできている状態かなと思っています。
僕は基本ダンサーなので、連続リリースでは、次はどういう見せ方をしようとか、どなたにコレオ(コレオグラフィー/振り付け)していただこうかと考えたりします。
そうすることが自分たちの成長にもつながりますし、グループとしてひとつ階段を上がれるので、今回の機会はありがたいです。やっぱり、みんなで上がっていかないと意味がないので。
飯島:コロナ禍で、ライブをしたくてもできない、活動したくてもできないもどかしさを感じていました。
今回、毎月リリースさせていただくことで、BLUEのみんなからたくさんリアクションをもらったり、たくさん聴いてもらっていることを(配信サービスの再生回数などの)数字でも確認できるのは、やりがいや嬉しさにもつながっています。
自分自身も連続リリースの中で、パフォーマンスの幅を広げていきたいです。
「見習った方がいい!」メンバーの“ある習慣”に称賛!
――“毎月リリース”にかけて、みなさんが“継続”していることがあれば教えてください。
飯島:僕は、風呂上りの柔軟。
一同:あぁ〜確かに!素晴らしい。
飯島:結成当初はライブで足がつりやすくて「どうやったら治せるんだろう」と考えていました。そこから、ケガのリスクを減らすためにも、日頃から柔軟はしておいたほうが得だなって思って始めたのがきっかけです。
もう5年以上はやってますね。今では習慣になっていて、ルーティンとして体に染み付いています。逆にストレッチしないとムズムズして寝られない。
――ほかのみなさんも、ストレッチしていますか?
志村、ジャン、古川:(いっせいに目を逸らし)…まぁ〜当然。
古川:刺激を受けますからね。機会があれば…やりますよ(笑)!
志村:機会があればって(笑)。仕事ですよ!
古川:俺らだってステージ上がるんだから!ケガのリスクあるのよ。
志村:見習ったほうがいいね。
古川:メンバー9人もいて、毎日ストレッチを続けているのは颯(飯島)くらい。よくないね。これは本当に颯を見習ったほうがいい!
――飯島さんは、メンバーの中でもストイックなタイプですか?
飯島:柔軟以外でも「これをやる」と決めたら、ずっと続けられるタイプです。サッカーを続けているのは、好きだから。好きなものが、できたらとことん突き詰めるタイプかもしれないですね。
――みなさんは、継続していることはありますか?
ジャン:早寝・早起き、外へ出るですね。
一同:おぉ〜!
志村:おじいちゃん!
古川:(衣装の)タンクトップが、なお“おじいちゃん感”がある(笑)。
ジャン:さすがにね、おじいちゃん、おばあちゃんほど早くはないですけど(笑)。ここ1年くらいは、だいたい23時半〜24時半にはベッドに入って、朝もだいたい7時になったら起きちゃう。
古川:すごいわ!
ジャン:仕事で疲れて寝たい日は朝9時くらいに起きたりしますけど、基本的には7時に起きて、朝食を食べます。パンの上に卵焼きを乗せて、ブラックペッパーをかけたり。その日の気分でパンの種類も変えます。あと、トルコに住んでいた習慣でオリーブも毎日食べます。トルコ産のオリーブはフレッシュなんですよ。
一同:へぇ〜!
ジャン:朝食の後は2日に1回くらい、チャリでバスケットコートに行って、バスケを1時間くらいしています。その帰り道に、中学校時代の同級生のお母さんがやっている小っちゃなカフェに寄って。そこのホットドックがめっちゃ美味くて、よく食べるんです。
本来はケチャップは付いてないんですが、俺が毎回頼んでいるから、いつしかケチャップを付けてくれるようになって。一緒にオレンジジュースを飲んで、最後にブルーベリーのケーキを食べるのにもハマってます。
そこから家に帰ってもまだ10時なので、1日が気分よく始まります。家の中にいると気分が塞がったり頭の中が整理されないことがあるのですが、外に出る時間が増えるようになって、結構スッキリしていますね。
――健康的ですね。
古川:ここ2人(ジャン、飯島)が健康的なんですよ。
志村:あれ、いまのところ俺ら(志村、古川)ダメなところしかない!?
古川:こっからだよ!
志村:ここからか(笑)!
――では、志村さんと古川さんが継続していることがあれば教えてください。
古川:1年以上続いているのは、毎日絶対違うコーディネートをすること。たぶんこれからも続けると思います。洋服が好きなので、出かける前にはクローゼットと向き合う時間を絶対とりますね。
――毎日「今日もバッチリ決まったぞ!」という感じですか?
古川:歩いていて、建物のガラスに映った自分をふと見て「今日ちゃうやんけ」と思ったり、「このバランス全然ちゃうぞ」と思って、家に戻るときもあります(笑)。
あと、コーディネートに納得して出かけたはずなのに、出先で「靴下が違う!」と気になったときは、「これは神様が俺に『靴下を買え』と言っているんだ」と捉えて、靴下を買いに行ったことも。
それで、原宿の「ポロ ラルフ ローレン」に行ったら、好みにドンピシャの靴下があったんです。それを買ってルンルン気分でお店を出て渋谷まで歩いていたら、ビルに映る自分の姿を見て「違うかも!」とまた気になって(笑)。その足で「トゥモローランド」に寄って、「こういう色の靴下ありませんか?」と聞いて…。結局、1日に2足買いました。
――かなりのこだわり派ですね!志村さんはいかがですか?
志村:僕は4年前からずっと、ほぼ毎日、紅茶を飲んでいるんですけど、最近は中国茶や台湾茶、青茶にも手を出していて。青茶って、紅茶になる前のお茶なんですよ。
ジャン:さっき飲んでたやつ?
志村:あれは「バタフライピー」っていう、また違うお茶。バタフライピーは緑茶よりも多少発酵が進んでいて、色は緑茶より青いんです。
――一番ハマっているのが青茶やバタフライピーですか?
志村:いや、ぜんぶ等しくハマっています。一番多く買っているのは紅茶ですけど、これ欲しいなとか、ここでしか手に入らないなというものは、だいたい買っています。
――最近飲んで一番美味しかったのは?
志村:蜜香(みっこう)紅茶という台湾のお茶。ハチミツみたいな甘い香りがするんですけど、香りづけがされているわけじゃなくて、普通の茶葉に「ウンカ」という小さい虫がついて葉をかじると…。
古川:(ウンカを聞き間違えて)ふふっ…(笑)。ちょっと焦った。こいつなんてこと言うんだって(笑)。
志村:ウン“カ”だよ(笑)!一般的に「チャノキ」と言われる「カメリア・シネンシス」という茶葉の木に「ウンカ」が噛みつくと、チャノキが防衛本能で甘い香りを出すんです。でも、なんで甘い香りを出すかはまだ解明されてなくて。「ウンカ」の力が…
古川:ふふふっ(笑)。
ジャン:小学生かよ。
志村:なんだよ(笑)!一応俺たち成人してるからね!?
古川:ごめん、ごめん違うんだよ(笑)。
飯島:一回ツボに入っちゃうとダメなのよ(笑)。
ジャン:僕はカフェ巡りが趣味で、いろいろなカフェに行くんですけど、たまに美味しい紅茶を見つけると玲於に送ったりします。
志村:ジャンの家にトルコのお茶「トルコティ」があって。トルコのお茶は砂糖をめちゃめちゃ入れるんですよね。トルコティを飲みに、ジャンの家に行きたいなと思っています。行きます!
撮影:山口真由子
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