結成7周年目前！SUPER★DRAGON「いい意味で遠慮がない」グループの強みとは？

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9人組ミクスチャーユニットSUPER★DRAGON（通称：スパドラ）。

メンバーは、志村玲於さん（しむら・れお）、古川毅さん（ふるかわ・つよし）、ジャン海渡さん（じゃん・かいと）、飯島颯さん（いいじま・はやて）、伊藤壮吾さん（いとう・そうご）、田中洸希さん（たなか・こうき）、池田彪馬さん（いけだ・ひょうま）、松村和哉さん（まつむら・ともや）、柴崎楽さん（しばざき・らく）。

ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲が魅力で、9人が2チームに別れる変幻自在なスタイルも特徴的。

年上メンバー4名（志村、古川、ジャン、飯島）による「ファイヤードラゴン」、年下メンバー5名（伊藤、田中、池田、松村、柴崎）による「サンダードラゴン」のユニットがあります。

そんな彼らが、今年5月より、年内毎月楽曲リリースに挑戦中。7月13日に第3弾となる「Summer Party」をデジタルリースしました。

フジテレビュー!!では、ユニットごとに、9人にインタビューを実施。サンダードラゴンのメンバーに、新曲の聴きどころや、結成7周年を迎えるスパドラの“強み”を聞きました。

――最新曲「Summer Party」はどんな楽曲に仕上がっていますか？

松村：僕たち、今年の5月から毎月楽曲リリースをやっているのですが、「SUPER★DRAGONってこうだよね」という核みたいなものから少し遠ざかった、新しい部分の表現に取り組んでいます。

今回の曲も、今までやってこなかったサマーチューンで、“やんちゃでチャラい男たちのひと夏”のようなシーンを切り取った楽曲になっています。

――聴きどころ、注目ポイントを教えてください。

田中：ボーカルメンバー（古川、田中、池田）が、それぞれの個性とやんちゃ感というのを表現しつつ、自分的には、やんちゃ感もありつつ、気だるさもあるような歌い方にこだわりました。

曲のグルーヴ感を大事にしながら歌ったので、その辺りのサビと、サビ前のちょっとした歌い方の違いに注目して聴いていただけたらなと思います。

――MV撮影はいかがでしたか？

田中：快晴ですね（笑）。

松村：いやいや、嘘つくなよ！

伊藤：一応、MVの仕上がりは青空になっているんですけど、残念ながら撮影当日は強い雨と強風で…。もともと外でダンスシーンを撮影する予定だったんですけど、それは撮れずという感じでした。

田中：ダンスシーンは撮れなかったのですが、その分、雨の日ならではの撮影プランで、逆に雨の日だからこそ見られた一面というのもあると思います。

――MV撮影で印象的だったエピソードはありますか？

柴崎：どうしてかわからないですけど、僕の持ってきたゲームをやっているメンバーに、僕がわざわざ味噌汁を入れてあげるという、メイドのように使われた記憶があります。

松村：それってジャンくん？

柴崎：ジャン海渡ですね。ちょうど自分のを作っていたので、近くにいた彪馬（池田）に「味噌汁いる？」って聞いたら「俺も欲しい！」と言ってきて。「（ゲームを貸しているのに）どの立場で？」と思いながらも、入いてれあげたんですけど、結局それを飲まずに撮影に行ってしまいました（笑）。

松村：めちゃくちゃやん！

柴崎：ちょっとね。冷める前に毅くん（古川）がちゃんと飲んでくれましたけど（笑）。

伊藤：僕は、撮影場所に和也（松村）が見つけてくれた、開けたら顔が出せるようないい感じの窓があって、そこで車掌さんっぽいシチュエーションで遊んでました。

松村：僕、動画持ってますよ。

――車掌さんごっこみたいな感じですか？

伊藤：そんな感じです！しょうもない遊びですけど（笑）。

田中：何やってんの（笑）？

池田：そんなことやってたんだ（笑）。

――“毎月リリース”にかけて、みなさんが“継続”していることがあれば教えてください。

柴崎：僕は体づくりといった面で、ほぼ毎日、走ったり筋トレをしています。

コロナ禍になってから時間が余るようになったので、意識して始めました。家から出なかったりすると体力も落ちるので、ライブのために体力を落とさない、むしろ上げるためだと思い、今も継続して取り組んでいます。

田中：僕はずっとビートボックスやっています。本気でやり始めたのは中学1年生のときで、スパドラ結成の年から始めました。楽曲に取り入れることもあるので、自分の持っている武器の一つとして、これからも続けていきたいです。

――目覚めたきっかけは何ですか？

田中：ジャンくんが、もともとビートボックスをやっていて、僕に海外のビートボックスのYouTubeチャンネルを教えてくれたんです。

それを暇なときにずっと見ていたら、興味が出てきました。その後、尊敬するビートボクサーさんに出会って、「ヤベェな」と衝撃を受けたことで、本気で始めました。

ことあるごとに「『ビートボックスのきっかけは？』と聞かれたら俺のことを言えよ！」みたいな感じで（ジャンさんに）言われるので…。僕の人生を変えたのはジャンくんです（笑）。

――どうやって身につけていったのですか？

田中：ビートボクサーさんと仲がいいので、たまにお話ししたりするのですが、基本は独学で。やりたい技は動画を見て習得したり、口の形を鏡で見て、こんな感じかなと試したりしています。

伊藤： 僕は鉄道が好きなので、今19歳ですけど、それが19年間継続していることかなと思います！

――生まれた瞬間から好きという計算になりますけど…。

伊藤：ほぼ、それくらいだと思います！記憶がある限りではずっと好きなので。毎日乗った電車をスマホにメモしていて、それを家に帰ってノートに書き写しているんですよ。

毎日欠かさず書いて、たまに振り返ったりもします。それこそツアーで新幹線に乗ったことなど全部書いているので、この時のライブの思い出を一緒に振り返るのが楽しいですね。

――ちなみに、“推し電車”はあるのですか？

伊藤：東京メトロ東西線とか、JR西日本の新快速が好きです。

――推しの基準は見た目ですか？乗り心地ですか？

伊藤：新快速は乗っていて気持ちいい速さが好きです。東西線は、車窓の風景を眺めて「ああ、ここに住んでいる人たちは、東西線とともに暮らしているんだ」と想像しながら乗るのが楽しいです。

――東西線は混雑しているイメージがありますが、それは気にならない？

伊藤：逆に、混んでいる方が好きです。一般的には好きじゃない人の方が多いと思いますけど、そっちの方が“人に必要とされている”というのが感じられますので。

松村：僕は最近、寝る前に本を読むことを続けています。もともと読書が好きだったんですけど、寝る前にスマホから離れることで、落ち着いて寝られると感じて、最近は意識して読んでいます。

――どういうジャンルの本を読みますか？

松村：最近は、村上春樹さんの本にハマっています。

本にしか分からない世界観もあるし、ひとつの単語で済むことをめっちゃ長く言い回したり…。そういうところは、リリックを書くときに影響を受けている気がします。

――読む本はどうやって選ぶのですか？

松村：自分で買いに行きますね。ジャケット買いすることもありまし、あらすじを読んで面白そうだなと思ったら買います。

ほかにも、読んで「これが面白かった」という作品があれば、同じ作者さんの本を読み漁ることも。今は村上春樹さんの「アフターダーク」（講談社）を読んでいます。

池田：僕は毎日欠かさず、数分おきにカレンダーを見ちゃいます。

田中：え、それ何か変わる？

池田：いや、変わらないけど。“ここまでにこれは終わらせる”とか“このときにこれを始める”とか、頭の中で計画しているプランがあって。

あまり意識してこなかったのですが、改めて振り返ってみると、意外と自分は計画的なんだなと気づいたので、常にカレンダーを見て、計画を立てて行動しようと心がけています。

それと、過去の予定は絶対に見ないです。見たいとも思わないし、無意識的にも見ない。前だけを見てます！

――皆さんが思う、SUPER★DRAGONの強みは何ですか？

松村：個人的な意見なんですけど、メンバーがメンバーのことをずっと信頼し続けていることかなと思います。

僕たち、9月で7周年なんですけど、7年という長い期間で、常に信頼し続けてきた関係値というものが自分たちの強みなんじゃないかなと思います。

田中：いろいろな場面においてメンバーが携わっていること。例えばライブでも曲の順番、演出をメンバーみんなで話し合って決めることが多く、自分たちも携わって作りあげるからこそ、胸を張ってステージに立てるということもあります。

伊藤：7年間9人全員が“続けていきたい”という意志を持って活動しているこの状況が、グループにとっても個人にとっても宝物になってると思います。そのことが強みの一つかなと思いますね。

池田：一人ひとり、信頼しあってお互いを高めていこうという意識がちゃんとあって、それはたぶん、BLUE（ファンの愛称）皆さんにもちゃんと伝わっていると思います。

これからもそういう気持ちは大切にしていきたいですし、そこが強みだと感じています。

柴崎：9人の仲が本当にいいので、信頼し合っているのもそうですし、いい意味で遠慮がないので、ここまでやってこられているのだと思います。

いいことも悪いところも指摘して共有できる、高め合えるところや、ときには足りない部分を補い合って、9人で同じ方向を向いて7年間歩んできたことは、胸を張って誇れる強みだと思います。

――7年間も一緒にいると、ときには喧嘩をしてしまうこともあるのでは？

田中：喧嘩といえるようなことは本当にないですね。

伊藤：年齢が離れているから良かったのかな、というところもあります。同い年だと…（田中さんを見て）同い年が仲悪いってわけじゃないですけど（笑）。

田中：いや…（首を傾げる）。

伊藤：やめてくださいよ。まぁ、こういう冗談が言えるような仲なので、やっぱり喧嘩はないですね。

松村：よく最年長と最年少がぶつかりがちですけどね。

田中：くっだらない、しょうもないことで。

伊藤：ジャレ合いみたいなのをよくやってますね。

柴崎：一緒に料理するときに、「これは違うじゃん？」「今じゃなくない？」みたいに、お互いに引かないので。最年長と最年少でそんなやりとりができるのも仲がいいってことですよね！

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

伊藤：連続リリースということで、今年はこれからも毎月何かをお届けできるということで、すごくありがたいことだと思っています。飽きさせるようなことはしないので、楽しみに待っていて欲しいです。

夏休みはFC限定ライブもありますし、ライブイベントにもたくさん出させていただけると思うので「こんな夏は何年ぶりだ！」と私はテンションを上げております！

ぜひ遊びに来ていただいて、一緒に思いっきり楽しんでいただけたらなと思います。

撮影：山口真由子