“Jr.EXILE”世代のアーティスト総勢45名が大集結、4夜連続で行ったライブで観客を熱狂させました。
7月21日から4日間にかけて開催された「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」は、Jr.EXILE世代のアーティストを主役とした次世代総合エンタテインメントプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」の3年ぶりとなるスペシャルライブ。
【写真全24枚】「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」
公演には、Jr.EXILEと呼ばれるGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、今回新たに仲間入りを果たしたPSYCHIC FEVERのメンバー総勢45名が参戦。日替わりのスペシャルバトルコーナーも行われ、「BATTLE OF TOKYO」の舞台“超東京”をイメージしたステージに無数の世界が交差する、新感覚のエンタテインメントショーとなりました。
アリーナ席を取り囲むように設置された外周ステージと、アリーナ中央に設置されたメインステージが、観客を“超東京”に誘う中、1曲目を飾ったのはGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZによる「24WORLD」。
MAD JESTERS(≠GENERATIONS)はスタイリッシュな「LIBERATION」で華麗に観客の心を奪い、肉体派のROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)は「CALL OF JUSTICE」を勇ましく叫び、Astro9(≠FANTASTICS)は「PERFECT MAGIC」で場内に笑顔を咲かせていきます。
Libra(≠奥田力也)の強気な煽りがリードしたJIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)は、7色の歌声と存在感が光る「VIVA LA EVOLUCION」を披露。MAD JESTERS(≠GENERATIONS)・ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)による初披露曲『Alternate Dimension』の後、満を持して登場したDUNG BEAT POSSE(≠PSYCHIC FEVER)も、「RICH&BAD」と「PSYCHIC FEVER!!」で堂々としたパフォーマンスを見せつけ、場内を自分たちのカラーに染め上げました。
4チームが総当たり!白熱したバトルを展開
ライブ前半には、「BATTLE OF TOKYO」に描かれる伝説のバトルステージ“バビロニウム”も召喚され、FANTASTICSの「Summer Bike」やGENERATIONSの「チカラノカギリ」といった最新のオリジナル曲も挟みつつ、4チームが総当たりで白熱したバトルを繰り広げました。
最初のゴングを鳴らしたのは、Astro9(≠FANTASTICS) vs JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)の「SHOCK THE WORLD」。間奏のダンスパートでは、KANE(≠木村慧人)& TEKU(≠世界)ペアによる重力を操ったような空中キックが目を引いたAstro9に、JIGGY BOYSがダイナミックなアクロバットの複合技で応戦するシーンも。
ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE) vs JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)のバトルでは、外周ステージで「Dead or Alive」を歌い始めたROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)を、JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)がセンターステージから余裕たっぷりの表情で挑発。その直後にオリジナル最新曲「ラストダンスに BYE BYE」を切なく歌い上げるギャップが、ここが多次元の世界線が交差する場所なのだと、改めて印象づけました。
お互いの信念を胸に激突し、時に共闘してきた4チームの関係性やストーリーを体現するように、バトルの組み合わせによって表情やフォーメーションを変えていくメンバーたち。
MAD JESTERS(≠GENERATIONS) vs ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)による「SHOOT IT OUT」では、地面に拳を打ちつけるようなMARINE(≠武知海青)のアクションに合わせ、ROSSO (≠中務裕太)& Chatter(≠小森隼)がバク宙を決めるなど、激しい戦闘シーンを肉体で表現。それでも曲が終盤に差しかかる頃には、肩を並べながら共に熱狂を生み出していく2組の姿があり、その貫くような鋭い視線はJr.EXILEの未来をしっかりと見据えているようでした。
その後も、渡邉廉さんのビートボックスで助走をつけたPSYCHIC FEVERが「Tokyo Spiral」で観客を巻き込んでいく場面や、日増しに熱量を増していった“PERFOMER BATTLE”など、見どころ満載で片時も目が離せない展開に。
4ラウンド用意されていた“PERFOMER BATTLE”には、5チームからそれぞれ、「①浦川翔平さん、岩谷翔吾さん、佐藤大樹さん、奥田力也さん、陣さん、与那嶺瑠唯さん、LIKIYAさん、鈴木昂秀さん、堀夏喜さん、深堀未来さん、小森隼さん」「②白濱亜嵐さん、神谷健太さん、澤本夏輝さん、渡邉廉さん、中西椋雅さん、JIMMYさん、木村慧人さん、海沼流星さん、砂田将宏さん、加納嘉将さん、藤原樹さん」「③佐野玲於さん、長谷川慎さん、武知海青さん、関口メンディーさん、龍さん、日髙竜太さん、瀬口黎弥さん、後藤拓磨さん、WEESAさん、剣さん、半田龍臣さん」「④小波津志さん、松井利樹さん、山本彰吾さん、世界さん、中務裕太さん」が参戦。
各々の持ち味を活かしたダンスバトル対決だけでなく、煽るように腹筋を見せつける藤原樹さんや、意気揚々と上裸で登場した佐野玲於さん&関口メンディーさんのコンビ、そんな2人に煽られて服を脱ぎ捨てた日髙竜太さん、瀬口黎弥さん…と、自慢の肉体対決に客席を沸かせました。
シリーズ最新作「HiGH&LOW THE WORST X」の新たな出演者も発表
中盤に設けられたスペシャルバトルコーナーは、バビロニウムからマルチバースの扉が開かれた別次元の世界に行ってしまうという設定で、毎日違った企画が届けられました。
初日の「BATTLE OF HiGH&LOW」は、GENERATIONS・THE RAMPAGE・FANTASTICSによる「HIGHER GROUND feat. Dimitri Vegas & Like Mike」(『HiGH&LOW THE MOVIE』の主題歌)、GENERATIONSによる「RUN THIS TOWN」からスタート。
ですが、「HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.」の冒頭シーンで鬼邪高校の不良たちから逃げていたはずのチハル(佐藤大樹)が“多重郷次元”という名のステージに迷い込んだことから、物語は思わぬ方向へ。
鬼邪高校の番長・村山良樹だと言い張る砂田将宏さん、関虎太郎だと言い張る奥田力也さん、White RascalsのROCKYだと言い張る松井利樹さん、達磨一家の日向紀久だと言い張る深堀未来さんが続々と参上。自称RUDE BOYSのスモーキーたち(加納嘉将・海沼流星・日髙竜太)と、自称“SWORDのS”としてレディースチーム 苺美瑠狂になりきった木村慧人さん・堀夏喜さんまで名乗りを上げ、客席からも思わず笑い声が溢れました。
一瞬だけ現れたペヤングラシアス(八木将康)に、「きっと彼らは本来の『HiGH&LOW』の世界で、その人物に強く憧れていたんだ。その想いがこの世界で叶えられたんだ。この時間を受け入れろ」と無理矢理丸め込まれたチハル(佐藤大樹)と同じ困惑顔で、理想の姿を手に入れたBALLISTIK BOYZが「JUMP AROUND ∞」を、個性豊かな美女で構成された苺美瑠狂(FANTASTICS)が「STRAWBERRY サディスティック」を歌いながら回遊する姿を見守ります。
続いて「SWORDのSは山王連合会だろうが!」と言いながらも、『HiGH&LOW』シリーズではあまり日の目を見なかった山王連合会のヒカル(山本彰吾)・ケン(岩谷翔吾)と、初期の頃は注目されていなかったという鬼邪高校の辻(鈴木昂秀)・芝マン(龍)による演劇パートに突入。「Do or Die」(FANTASTICS/PSYCHIC FEVER)や数原龍友のソロバラード「Nostalgie」が、「HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.」の名場面を呼び起こしました。
また、「HiGH&LOW THE WORST」シリーズの最新作「HiGH&LOW THE WORST X」の新たな出演者として、鈴蘭男子高校の山口孫六役を八木勇征さん、伊東カムイ役を木村慧人さん、鳳仙学園の徳山門司役を堀夏喜さんが演じることが発表されると、客席からは一際大きな拍手が。
それぞれのキャラクターになりきって現れたFANTASTICSの3人のもとに、本シリーズの主人公・花岡楓士雄(川村壱馬)が現れ、THE RAMPAGEのターンに繋ぎます。お決まりの名台詞「行くぞ、てめぇら!」を合図に、「HiGH&LOW THE WORST X」主題歌「THE POWER」へ。
前作から引き続き高城司を演じる吉野北人さんや、一足先に新キャラクターとして発表されていた鎌坂高校の氷室零二役・藤原樹さん、江罵羅商業高校の鮫岡章治役・長谷川慎さん&風神役の陣さんなども顔を揃える中、新たに解禁となった挿入歌「Slam That Down」や、前作の主題歌「SWAG & PRIDE」で会場を盛り上げました。
「iCON Z ~Dreams For Children~」第二章開幕も発表
2日目は「BATTLE OF KINGDOM」と題して、①スピードスターリレー、②10種目障害物リレーからなる“RELAY KINGDOM”が行われ大盛り上がり。そして、3日目には「BATTLE OF iCON Z」では、LDH JAPANが仕掛ける、史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」男性部門の第二章が開幕することが発表され、第一章グランプリのLIL LEAGUEと、第二章への参加が決まった22名が登場しました。
ライブ前半には『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』(テレビ東京系)から誕生したZ FACTION、CROONERZ、KIDMATIC、LIL LEAGUEがオーディション時の課題曲をパフォーマンス。LIL LEAGUEは最新曲「Coloring Book」も披露。
さらに第二章からは、すでにプロダンスリーグ「D.LEAGUE」で活躍しているプロダンサー 古嶋滝さん・佐藤陽さん・伊東弘之助さん(SEGA SAMMY LUX)・桑原巧光さん・田中彰さん(CyberAgent Legit)と、EXILE ATSUSHIの夢応援プロジェクトでグランプリを受賞した佐々木陸さん、DEEP SQUADのメンバーとして活動している宇原雄飛さん・杉山亮司さん・比嘉涼樹さんもオーディション参加を表明。各々の魅力を伝えるべく、ダンスステージやソロ歌唱、美しいハーモニーを届けました。
夏服の着こなしチェック企画も大盛り上がり!最後はEXILEの名曲を披露
最終日となる4日目の「BATTLE OF SUMMER」は、夏曲メドレーからスタート。甚兵衛を身に纏ったBALLISTIK BOYZが、潮風を感じる「WAVIN’」を歌いながらゆったりと外周ステージを回ると、さいたまスーパーアリーナは一気に夏ムードに包まれました。
続くFANATASTICSは「Flying Fish」を軽やかに歌いながら、太陽のようなビッグスマイルの瀬口黎弥を中心に、カメラに向かって思い思いにアピール。センターステージに登場したTHE RAMPAGEは「WELCOM 2 PARADISE」で無邪気に笑い合います。甚兵衛姿の16人が踊る様はまるで盆踊りのようで、鈴木昂秀さんのダンスをみんなで真似したり、RIKUさんが岩谷翔吾さんにマイクを向けて歌わせたりと実に賑やか。
Jr.EXILEの長男としてどっしりと構えた印象のGENERATIONSは、甚兵衛姿が妙にいかつい数原龍友さんが「僕だけ、みんなとなんか違くない?恐くない!?」とおどける場面もありながら、笑いを流し去るほどの爽やかな美声で「Brand New Story」を熱唱。大輪の花火をバックに、「secret base ~君がくれたもの~」(ZONEのカバー)をボーカル2人がしっとりと歌い上げました。
「『BATTLE OF SUMMER』、盛り上がってますかー!?」という陣さんのハイテンションな呼びかけから始まった、謎多きバトルステージの後半戦は、ファッション対決ならぬ、夏服の着こなしセンスをチェックするファッションショーが開催。
第1弾の「夏祭りは、これで決める!浴衣対決!!」には、片寄涼太さん&吉野北人さん、木村慧人さん&瀬口黎弥さん、川村壱馬さん&長谷川慎さん、海沼流星さん&深堀未来さん&松井利樹さんが参戦。
最初に現れた“王子コンビ”の片寄涼太さんがふいに吉野北人さんのほっぺにキスをすると、会場に激震が。木村慧人さんと、グッズの“超天晴黎弥扇子(ちょうあっぱれいやせんす)”を持参した瀬口黎弥さんは、シックな色味の浴衣姿に反して、ギャルピースで陽気に登場。陣さん曰く、THE RAMPAGE随一の人気コンビだという“かずまこ”はキメ顔で寄り添い、「いやぁ、夏ですね。みなさん、楽しんでますか? 俺もすっごく楽しいです」(川村壱馬)とにっこり。海沼流星さん&深堀未来さん&松井利樹さんも三者三様の浴衣でランウェイを歩き、3万人もの熱い視線を全身に浴びました。
そんな「BATTLE OF SUMMER」を締め括るのは、浦川翔平さんと与那嶺瑠唯さんが振付をしたという盆踊り「超東京音頭」。メンバーたちは時折振付を間違え、照れ笑いを浮かべながらも、楽しそうに外周ステージを踊り歩きました。
そして、舞台は再び本編へ。見た物や人を解析し、他者のスキルさえも自分のものにできるというJIGGY BOYSの「スキャニング」能力を使い、4チームはEXILEをスキャニング。EXILEのデビュー20周年を記念した企画「EXILE TRIBUTE」から、「Touch The Sky」(BALLISTIK BOYZ)、「Each Other’s Way ~旅の途中~」(FANTASTICS)、「No Limit」(THE RAMPAGE)、「SUPER SHINE」(GENERATIONS)を届けていきます。
かつてEXILEに憧れてアーティストになることを夢見ていたJr.EXILEたちが、ラップパートなどのオリジナル要素を加えてブラッシュアップしたEXILEの名曲を披露しました。
最後は「Summer drops」「SUMMER HYPE」「Fandango」「AGEHA」でヒートアップ。本来の立ち位置がわからなくなるほど自由に盛り上がるメンバーの笑顔と、そんなメンバーの想いに応えるように激しくリズムを刻むフラッグが、3時間半に渡る公演のフィナーレを彩りました。
数原龍友さんの進行のもと、毎日各グループから1人ずつ感想を述べてきた最後のMCタイムでは、初日には砂田将宏さんが「この3年間で成長したBALLISTIK BOYZを見てもらいたいという思いで、パフォーマンスさせていただきました」と語り、2日目にはWEESAさんが「PSYCHIC FEVERは3年前の『BATTLE OF TOKYO』で発表されたグループなので、こうしてたくさんのお客さんと素敵な先輩方の前でパフォーマンスできて幸せです」と声を弾ませました。
「iCON Z」第二章開幕が発表された3日目のMCでは、担当メンバーが挑戦者たちへエールを贈る中、数原さんの推しメンだという吉野北人さんが「夢に向かって頑張ってる人たちってカッコいいなって思いました。自分たちも夢に向かって走り続けて、輝き続けていけたらと思います」と宣言。
最終日には、初日に「龍はダメでしょ?」とマイクを向けられ、照れながらダメポーズをしていた龍さんが「ありがとう~~~!」と感謝を叫ぶという、見事な伏線回収も。
ラストは、壮大なプロジェクトのエンディングにふさわしいミディアムバラード「UNTITLED FUTURE」を初披露。順番に歌い繋ぐフレーズに思いを馳せながら、仲間や観客と互いに微笑みを交わしながら、ゆったりと手を振るメンバーたち。白熱の4日間は熱狂の渦の中、新たな展開を予感させながら閉幕しました。
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