2月6日(木)から9日(日)各国の代表が集う「四大陸フィギュアスケート選手権」が韓国で行われ、フジテレビ系では四夜連続で放送。
日本からは羽生結弦選手、鍵山優真選手、友野一希選手、紀平梨花選手、樋口新葉選手、坂本花織選手らが出場する。
フジテレビ・スポーツのHPには、フィギュアスケート班が取材した最新情報や注目選手のプロフィールなどが掲載されているだけでなく、選手たちの“ここでしか見られない”動画もアップされている。
海外での合宿やプログラム作りなど、貴重な舞台裏や選手達の素顔をのぞける動画は「フジテレビ SPORTS」のYouTubeチャンネルでも視聴可能だ。
今回は、「四大陸フィギュアスケート選手権」に出場する坂本選手の10代ラストシーズンへの覚悟を語った。
“大人”になる前に、恩師との関係が変化…
2018年の全日本選手権で優勝。大激戦を制し、初めて頂点に立った。
“全日本女王”となり、心境の変化について聞くと「特にない!」と一言。「奇跡としか思っていないので、『ノーミスで滑るのは大事』という勉強になりました。上には上がいるし、その人たちを追いかけるつもりでやれば、外さないんじゃないかと思います」と話していた。
彼女の心に宿り続けているのは「チャレンジャー精神」。もっとスケートがうまくなるために、2019年の夏も地道なトレーニングで体力強化に励んできた。
シーズンに向けて自分を追い込み、練習していく中で時にはうまくいかないこともある。そんな時に声を掛けるのは、4歳から指導を受ける中野園子コーチ。そんな恩師との関係に変化があったという。
「中野先生に(思いが)大爆発してから言えるようになって。13年くらい思っていたことを全部言って、口げんかみたいになってすごくスッキリして。普通に先生に『思ったことは言おう』と思って、それがきっかけで言えるようになりました。ジュニアの時から『ここの表彰台に乗ったらいいことあるよ』と言って、どんどん先生が言った目標を達成してここまで来ることができた。中野先生がいなかったら、ここまでいかなかったと思います。
前までは私にとっていい方向に行けるように先生が決めてくれていたんですけど、そろそろ大人になる時期だし、ちょっとだけアドバイスをもらって自分で考えて決めることが最近多いです」
中野コーチも「高校3年生までは叱りますけど、これからは話し合っていかないといけないのかなと思うので。私たちが思うほど子どもじゃないし、本人が思うほど大人じゃない。難しい年齢なので、そこを抜けてくれればもう少し先はあるのかなと思います」と話した。
大学生となり、着実の大人の階段を上る坂本選手。そんな彼女が挑む10代ラストシーズンで、どんなことを見据えているのか。
「この一年でしっかり大人への準備をして、20歳になった来シーズンから前のシーズンの経験を生かして演技できるようにしたい。
ノービスもジュニアも全日本でも優勝できたし、ユースオリンピックもオリンピックも、世界ジュニア・世界選手権もジュニアもシニアも出て、ほとんどの試合は出たので、辞めたければいつでも辞められる状態」と話す。
そして「自分に勝ちたい」と語る坂本選手。その理由は「昨シーズンは人と戦いすぎて何回も崩れ落ちていたので、人とはもう戦わない」と話し、「明るさと元気は残しつつ、所作とかは大人っぽいけどよく跳ぶ選手になりたいです」と笑顔を見せた。
四大陸での意気込みは「名誉挽回」とコメント。10代ラストシーズンの四大陸で、坂本選手はどんな活躍を見せるのか。
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