親子、姉妹、そして家族の絆の強さが明らかになりました。
9月25日(日)の『ボクらの時代』(フジテレビ)は、「お互いのすべてを知り尽くしている」という、松田美由紀さん、松田ゆう姫さん、熊谷真実さんが登場しました。
熊谷真実、松田美由紀は「自慢の妹」
親子(美由紀さん×ゆう姫さん)、姉妹(熊谷さん×美由紀さん)でのテレビ共演は初めてという3人。
「すべてを知り尽くしている」ということで、事前に「NGワード」を確認し合ったと笑い合いました。
熊谷:熊谷(家)の中で、みーちゃん(美由紀さん)が最初に原宿でスカウトされて。
美由紀:16才でね。
ゆう姫:あ、そっか。最初お母さんだ。
熊谷:最初は、お母さん(美由紀さん)で、モデルをやってて。
美由紀:うん。
ゆう姫:(熊谷さんに)ちょっと、どう思ってたの?そのとき。みーちゃんが先に(デビューして)…。
美由紀:それが面白くて。「どうしよう、真実ちゃん、スカウトされちゃった」って言ったら、真実ちゃんが「どんな会社かわからないから、ついていくよ!」って。気がついたら、真実ちゃんもその事務所に入ってたの(笑)。
ゆう姫:あはははは!めっちゃ売り込んでるんじゃん。
熊谷:めっちゃ売り込んでるんだけど、私は、オーディションでことごとく落ちるわけ。
美由紀:(笑)。
熊谷:で、みーちゃんはもうそのとき、「セブンティーン」とかに出てるわけ。
ゆう姫:え、そうなんだ。(悔しくてハンカチ噛んで)イーッとか、なかったの?
熊谷:私から見ても、本当にかわいくてきれいで、スタイル抜群だったから。それはもう、完全に認めるわけよ。
ゆう姫:なるほどね。
熊谷さんは、美由紀さんについて「妹として、自慢の妹なの」と語りました。
松田ゆう姫「何か才能がないと…」松田家に生まれたプレッシャー
熊谷さんは、音楽活動をしているゆう姫さんに、そのきっかけを聞きました。
ゆう姫:あ、そうだね。すごい小さいころから、何となく歌手になりたいとは、言ってた気がする。
美由紀:え?
熊谷:いつから?
ゆう姫:結構、小さいころから。言ってなかったっけ?マイケル・ジャクソンのPVが流れてたりとかしてたから、その影響もあって、少し洋楽の方に行ったのかなっていう感じはするけどね。
熊谷:自然にそう思った?この世界でやろうって。
ゆう姫:この世界…女優さんはまったく考えてなかったよ。「無理に決まってるじゃん、私なんて」っていう。だけど、(松田)龍平が最初にデビューして、そこから(松田)翔太がデビューして。自分だけがホントに取り残されちゃって。まだやりたいこともまったく定まっていないのに。家族の影響力が多すぎて…。
熊谷:家族っていうか、お母さんも含めて?
ゆう姫:うん。自分にとって、すっごいプレッシャーになってたから。
熊谷:(プレッシャーに)なってたときあるの?
ゆう姫:結構、ずっと(プレッシャーに)なってて。私も何か才能がないと「一員」じゃない、みたいな。
熊谷:おー、なるほどね。
ゆう姫:だけど、やっぱり、何をやっても普通なの。「もっとうまい人が、ごまんといるし」とか「こんなのじゃダメだ」とか、自分にそれを課しすぎて。それまで、その悶々としていた気持ちを吐き出すために音楽を自分で作っていて。やっぱり、ここまできたら、もうこれを形にしないとダメだっていう、そういう自然の流れで音楽は。良い出会いもあったし、龍平とか翔太が「音楽かっこいいじゃん」って言ってくれることで、どんどん水をもらってる感じで。だから、基本的には世間の評価というよりは、家族に認められたいというところが、どこかにはある。もちろん、それが100パーセントじゃないけど。
兄たちが自分の道を歩き始めるなか、高校時代にカナダに海外留学をしたゆう姫さんに、熊谷さんが「私はあのとき、本当は反対だったんだけど、もしあのとき行ってなかったら、もっと甘えっ子になってたね。どれだけ心細かっただろうと思ったけど、それが今、全部役に立ってるからね」と声をかけると、「うん、本当にそうだと思う」とうなずきました。
熊谷真実 浜松への移住「もう一回赤ちゃんに」
また、静岡県浜松市に拠点を移した熊谷さんに、ゆう姫さんは「何か変わったの?自分の気持ち的に」と尋ねました。
熊谷:変わったねぇ!
ゆう姫:何が一番?
熊谷:役者ってさ、いつも台本を持って誰かのことを考えてるわけじゃん。誰かの役になって。ずーっとさ。パッと浜松行ったら、ホント「熊谷真実」になって。「え、熊谷真実って、めっちゃ面白い!」って思って(笑)。
美由紀:(笑)。
熊谷:初めて、自分で気がついて。
ゆう姫:だって、めちゃくちゃいろんなことやってるもんね。
熊谷さんは、浜松への移住で趣味や交友関係が広がり、気づいたことがあったといいます。
熊谷:浜松にいて、(芸能界以外の)普通のお友だちができるようになったじゃない?そうすると、月曜日から金曜日まで仕事してる人が、すごく多いわけ。
美由紀:ああ。
熊谷:だから、「土日何しよう?」っていうことって、すごい大事なわけよ。自分の時間って、土日しかないわけ。
ゆう姫:うん、うん。
熊谷:そうすると、「還暦過ぎて、仕事を辞めたら何をしよう」って、すごくみんなあるんだなって。やっと自分の人生を生きられるんだなって。私もそうで、ずっと仕事してきて、ハッと気がついたら「それだけの熊谷真実じゃないぞ」って思ったのが、やっぱり還暦だった。月~金で働く人じゃないけど、同じ気持ち。
美由紀:そのくらいの年齢になると、多くの人たちが「自分」に戻れる時期なのね。
熊谷:それはある。だから、還暦ってやっぱり…。
美由紀:生まれ変わりか。
熊谷:生まれ変わるっていう。
美由紀:赤い服着るじゃん。
熊谷:もう一回、赤ちゃんになりましょうって。それが、すごいわかる!
「そういうことなんだ」と感心するゆう姫さんに、美由紀さんは「お母さんはね、最近は『留学したいな』と思ってる」と明かす場面もありました。
松田美由紀「34歳のときなんていったら、もうすでに未亡人でしたよ」
現在、34歳のゆう姫さんに「いい年ごろだね~」と熊谷さんが言いますが…。
美由紀:もう、いい年でしょう?もう、これね…。
ゆう姫:(笑)。
美由紀:お母さん、34歳のときなんていったら、もうすでに未亡人でしたよ。
熊谷:そうだね。
ゆう姫:未亡人で、子ども…。
美由紀:未亡人どころの騒ぎじゃない。それの3人の子持ちでしょう?(ゆう姫さんに)何をやってるんですか、34歳まで!っていう、親のね…。
ゆう姫:心配ね(笑)。
ゆう姫さんは「結婚観みたいなのが、まだわからない。カップルと何も変わらないような気がしちゃって。特に、結婚に憧れもない」と語りました。
熊谷:「相手の名前になってみたい」っていうのは?
ゆう姫:ない。
熊谷:(笑)。「松田」が好きなの?不思議―!
美由紀:すごいのよ、この人。もう「松田から絶対に出たくない」とか言って。
熊谷:えー!?
美由紀:ずっと「松田」がいいって。お兄ちゃんたちとみんなと「一緒がいい」って言うの。
ゆう姫さんは「兄たちのことが大好き」と言い、美由紀さんも、夫・松田優作さん亡きあと「ずっと4人でやってきたから、スクラム感がハンパないんだよね」と、松田家の絆の強さを語りました。
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