赤いのに”辛くない”手羽先「レッドパプリカチキン」絶品マリネ液で簡単！【今井真実の肉レシピ】

めざましmedia編集部

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子どももおいしく食べられる、赤いのに”辛くない”手羽先レシピを紹介します。

「三度の飯より肉が好き♡」

そんな肉への熱い思いを抱える“肉食系女子”のみなさんに送る【肉loverの感覚レシピ】。

キャンプで塊肉を焼くのが一番のストレス解消法という、自身も大の“肉lover”の料理家・今井真実さんが、“だいたいの感覚”で作れる肉レシピを綴ります。

＜【肉loverの感覚レシピ】過去のレシピ＞

第20弾となる今回は、見た目も赤く、唐辛子の香りはするのに、実はまったく辛くない「レッドパプリカチキン」です。

パプリカパウダー、クミンパウダー、ヨーグルト…この組み合わせが味の要

「今夜は手羽先よ」というだけで、子どもたちは大喜び。

この骨付き肉の特別感といったら！でも、わかります。私も無性に、手羽先が食べたくなることがありますから。

焼き鳥屋さんでも、絶対に頼んでしまいます。骨のそばのお肉って、やっぱりおいしい気がするんです。

さて、今回は調味料を混ぜてオーブンで焼くだけのレシピをご紹介します。

味つけは、パプリカパウダー、クミンパウダー、ヨーグルト。この一風変わった組み合わせが味の要です。

みなさん、チェーン店などで、季節限定で登場する、辛いチキンはお好きですか？

私は、あれとビールを組み合わせるのが大好きなのですが、いかんせん子どもには辛くて…。

でも、この「レッドパプリカチキン」なら大丈夫。見た目も赤く唐辛子の香りはするのに、まったく辛くありません。

そして何より食べやすい！手羽先は下処理をすると、お箸でも食べられるほど簡単に骨が外れます。

＜【インタビュー】偏食の子どもが「おいしい」と言ったらOK！“料理家･今井真実”ができるまで＞

＜【インタビュー】いつもの食材がこんなにおいしく！今井真実「毎日のあたらしい料理」を生み出すコツ＞

手羽先についている水分をふき取ります。においを抑える効果があります。

手羽先の中央の骨の部分を折ります。

普段曲がっている逆方向に関節を折ってみてください。身のほうの、2本の骨がずれます。

2本の骨の、間の関節部分を切ります。

裏返し、皮の部分からも切れ込みを入れます。

こんなふうに、Y字型になれば大丈夫です。

ボウルに、すべての材料を入れ、混ぜていきます。

骨と骨との間にも、調味料が回るように揉みましょう。ビニール手袋があれば便利です。

ゴムベラなどで混ぜてもいいですよ。

ここまで均一に和えれば、大丈夫です。

オーブンの天板にクッキングシートを敷き、その上に網をのせ、マリネ液をまとわせた手羽先を並べます。

このまま、余熱なしで大丈夫。230℃で30分焼きましょう。

30分後。焼き上がりは、食欲をそそるスパイシーな香りが漂っています。

わんぱくに積み重ねて、盛りつけます。レモンをギュッと絞ってもおいしいですよ。

噛みつかなくても、指で骨が取れちゃいます。気持ちいいほどほろり。ジューシーで、めいっぱい、お肉部分を楽しめます。

パプリカとクミンの香り、にんにく、そしてヨーグルトのコクと酸味。食べる手が止まりません。

真っ赤な焼き上がりなのに、香りは唐辛子なのに、食べると辛くない。そのギャップが不思議でいいんです。

もちろん、辛いものが大好きな方は、カイエンペッパーなどを足して、理想の刺激にするのもおすすめ。

先っぽのカリッとしたところを、ずっとしゃぶっていたいほど…ああ、幸せ。

粗熱がとれた状態でも、味がなじんでおいしくいただけます。

手羽先は、リーズナブルな部位ですが、うまみもたっぷり。パプリカパウダー、クミンパウダーのスパイスが華やかな料理にしてくれます。

ちょっとしたおもてなしにも便利な「レッドパプリカチキン」です。

今井真実（いまい・まみ）
料理家。神戸市生まれ。三度の飯より肉が好き。雑誌、web媒体、広告などでのレシピ作成、スタイリングも担当。東京都世田谷区でソーセージなどの料理教室を不定期で開催。noteで発表したカルボナーラのレシピも大きな話題に。レシピ本「毎日のあたらしい料理　いつもの食材に「驚き」をひとさじ』」（KADOKAWA）、エッセイレシピブック「いい日だった、と眠れるように　私のための私のごはん」（左右社）が発売中。

Twitter：@imaimamigohan

写真／今井裕治