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12月31日（火）さいたまスーパーアリーナで行われたRIZIN.20のラストの試合は、衝撃の展開となった。

“路上の伝説”朝倉兄弟の弟・海選手が、RIZINバンタム級のベルトを賭けて、アンゴラの“暴走王”マネル・ケイプ選手と対戦。お互いが「絶対に勝つ」と豪語しており、試合も序盤から打撃で攻め合う展開に。しかし、最後はケイプ選手によるTKO勝利となった。

試合直後は、信じられないという表情を隠せなかった海選手。セコンドについた兄の未来選手は、このあと優しく語りかけているように見えた。

試合後、海選手は記者の取材に応じ次へのリベンジを誓った。

――試合を終えて率直な感想は

朝倉海（以下、海）：悔しい気持ちでいっぱいです。

――対戦相手の印象は

海：対戦してみて、パンチに対しての反応も良くて想定外でした。自分の動きが悪かったのもあって、思ったように動けなかったですし。ケイプ選手は強かったです。

――今後の展望は？

海：今回の試合で自分の弱い部分が見つかったので、落ち込んでいても仕方ないので、映像見て反省するところはしていきたい。自分が力んでいるな、と。「倒さなきゃ」という思いで力んでしまったと思います。

――油断はなかったですか？

海：僕は油断しているつもりはなかったですが、２勝して、そういうところもあったのかもしれません。

――ケイプ選手へのリベンジは？

負けたままでは終われないので、リベンジしたいと思うし、必ずベルトを巻きたいです。

米・ベラトールとの対抗戦の大将戦に登場した兄・朝倉未来選手とジョン・マカパ選手の闘いは、未来選手の判定勝ちとなった。ベラトールでもトップクラスのマカパ選手の印象はと聞かれると――。

朝倉未来：打撃戦で、かなり手応えがあったのに、相手の目が死んでいなかったので打たれ強いな、と。

――正月はどんな風に過ごしたい？

未来：酒が飲みたいですね。すでにウイスキーを３本ネットで購入しましたので（笑）。ストレートで飲みます。

今回、キックボクシング頂上決戦と大注目だった那須川天心vs江幡塁は、那須川選手によるわずか 1R 2分46秒でのTKO勝利となった。打たれても何度も立ち上がった江幡選手に会場からも大きな拍手が沸き起こった。

  試合後、那須川選手は自身でも満足のいく闘いだったと振り返った。

那須川：江幡選手は強いよ、自分が負けるのでは、と周りからも言われて。そういうことをすべてひっくり返そうと。本気で力を抜いて闘うというのがテーマだったのと、悪魔的な強さを見せようと思っていたので、両方達成できました。

（●）朝倉海 vs マネル・ケイプ（〇）
（〇）那須川天心 vs 江幡塁（●）
（●）浜崎朱加 vs ハム・ソヒ（〇）
（〇）朝倉未来 vs ジョン・マカパ（●）
（●）リンジー・ヴァンザント vs RENA（〇）
（〇）トフィック・ムサエフ vs パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ（●）
（〇）イリー・プロハースカ vs C.B.ダラウェイ（●）
（●）ビタリー・シュメトフ vs シモン・ビヨン（〇）
（●）石渡伸太郎 vs 扇久保博正（〇）
（〇）ジェイク・ヒューン vs 石井慧（●）
（●）元谷友貴 vs パトリック・ミックス（〇）
（〇）白鳥大珠 vs 大雅（●）
（〇）山本美憂 vs アム・ザ・ロケット（●）
（●）ルイス・グスタボ vs パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ（〇）
（●）ジョニー・ケース vs トフィック・ムサエフ（〇）