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宮崎宣子 43歳でも人生は必死「岩だらけの山道を登っては転げ、また這い上がる」_site_large

宮崎宣子 43歳でも人生は必死「岩だらけの山道を登っては転げ、また這い上がる」

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元日本テレビアナウンサーで、現在はフリーのアナウンサー、実業家、ハーバリスト。さらに、早稲田大学大学院に通う学生でもある宮崎宣子さんが、日々のあれこれを素直に綴ります。

連載コラム 宮崎宣子の「八転び九起き」第9回

この連載のタイトル「八転び九起き」は、もちろん、「七転び八起き」をもじったものです。

担当者と会って話したときに、「宮崎さんは必死に頑張っているイメージ」があると言われ、決まりました。転んでもまた起き上がってきた、といえばカッコよく聞こえるかもしれませんが、そんなきれいなものではなく…。

ただ、確かに必死に生きてきたかもしれない、とは思うのです。

宮崎県の片田舎の生まれの私の原風景といえば、田んぼと畑、山、そして遠くに見える海。つまり大自然です。テレビも2チャンネルしかない、エンタメ施設もない環境で育ちました。

子ども時代、東京といえば、海外も同然。小学生のとき、家族で初めて東京へ行くことになったときは大興奮しました。飛行機は高いからと、寝台列車に一晩揺られ、たどり着いた東京は遠く、だからこそ、「ついにやってきた!」と一層感じられました。

そしてそこから、これまた夢にまで見た東京ディズニーランドへ行くことに。

宮崎では想像もしえないような華やかな世界で、アトラクションに乗ったり、パレードを見たりできることに私は歓喜し、もう楽しくて仕方がありませんでした。

ジャングルクルーズ(ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション)に乗り、長蛇の列に並んでスペース・マウンテンに乗り、夢の世界に心酔していたら、父親が思わぬ行動に出ました。

「もう疲れた」と言って人目もはばからず、ベンチに横になったのです。普段乗らない電車に乗り、普段行くことないテーマパークで行列に並び、ジェットコースターに乗ったからでしょう。家族の誰よりも先にダウンしました。

そして、夕方前にもかかわらず、「俺は帰る!」と言い出したのです。

ここからが後半戦で、乗り残していた乗り物を楽しみ、ミッキーマウスのパンケーキを食べ、パレードを見ることを楽しみにしていた私はショックでした。

「せっかく東京に来て、東京ディズニーランドに来られたのに!!」

子どもが楽しむことが最優先だと思っていましたが、結局、父の一存で帰ることに。今の時代なら別行動という選択もあるでしょうが、当時は携帯電話もないので、家族は同じ行動を取るしかありません。

一度言い出したら聞かない父ですから、母親も必死に説得することはせず、子どもたちも逆らうことはできませんでした。

自分の願望は自分で叶えられるようになろう

このときからでしょうか。親でも自分の願いを叶えてくれないことがある、と理解したのは。

それまで、親が言うことはすべて正しく、親は尊敬すべき存在だと信じていましたが、そうじゃないこともあるんだ、と悟りました。

大人でお金を持っているのは親だから、子どもの私は従うしかない。でも、親だって人間で、すべてのことを知り尽くしているわけではないし、疲れたり、感情的になったりすることもある。

だから、自分の願望は自分で叶えられるようになろう、と心に誓いました。自我の目覚めですね(笑)。

小学校でいじめに遭ったときも、もし、親に相談したら、先生に知られてしまい、「大人にチクった」と言われ、さらにいじめられそうで親には言いませんでした。

友だちがいないなら、ひとりで過ごす楽しみを見つけようと考え、図書館へ。しだいに本の世界に魅了され、友だちと遊ぶよりも楽しくなってしまった、なんてこともありました。

高校生になり、進学先を決める際、親は地元の宮崎大学を望んでいましたが、私はそこに従うのではなく、自分のやりたいことを見つけ、そのための大学、そのための勉強をさせてもらおうと考えました。

東京でアナウンサーになりたいから、東京の大学に行きたいなど、親からしたら実現するとは思えない冗談のような話だったと思いますが、私はあきらめず、親を納得させるだけの材料を集めてプレゼンを繰り返しました。

そして許しを得て、東京の大学に進むことができ、その後、アナウンサーとして日本テレビに入社することができました。振り返ると、親が応援してくれたおかげだと感謝の気持ちしかありませんが、ディズニーランドでの一件がなければ、私はまだ宮崎にいたかもしれません。

頑張ればゲットできるものにはチャレンジする

一方で思うのは、生まれ育つ環境は選べないということ。

東京に来て初めて、高校生(あるいは中学生だって)にも海外留学のチャンスがあると知りました。宮崎にいるころに知っていたら、行ってみたかった(もしかしたら、今これほど英語に苦労することがなかったかも)。でも、そんな制度や選択肢があることを知りませんでしたし、うちの親だって同様です。

子どものころ、バレエを習いたかったのに、当時、通えるバレエ教室がなく断念せざるを得なかったことも。東京に来て、30歳を過ぎてやってみたものの、やはり、子どものころにやりたかったな、と思うばかりでした。

「生まれてくる場所と家が違ったら、私の人生もっと充実していたかも」

憧れの東京にいるはずなのに、青く見える隣の芝をうらやむ気持ちがありました。

ただ、そこにとらわれていても仕方ありません。絶対に手に入らないものはあきらめて、頑張ればゲットできるものにはチャレンジする。いつしかそう考えられるようになり、そういった精神を持てたのは、自分でも恵まれていたことかな、と思います。

会社をやる!と覚悟を決めたら、わからないことだらけでも、だまされて人間不信になっても、大学院についていけなくても、体力の低下で体がボロボロになっても、目標達成に向かってまい進する…気力だけはあります。

事業は、海外展開を視野に入れているので、絶対に必要な英語力を身に着けるべく、43歳にしてTOEIC試験の勉強をはじめ、さらには、学生時代にできなかった留学も考えています。

宮崎宣子 起業の裏側を語る「だまされたり、あらぬことを言われたりもしました」

今までも岩だらけの山道を登っては転げ、また這い上がる…といった人生のように感じていますが、今でもまだ必死です。事業、アナウンサーの仕事、勉強もすべてを頑張りたいから、とにかく必死です。「いい年して…」なんて言われるかもしれませんが、そんなことを考えている余裕すらありません。

やりたいこと、やるべきことが多すぎて、時間が足りないのです。

「今日は、何もすることがない。平和だわ~」っていう日は、私には来ないのではないでしょうか。

このままいくと、そのうち「九転び十起き」くらいになるかもしれないな、なんて思う日々です。

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“予防医学”の一環として日々の意識も変えてくれたハーブティ

ハーバリスト・宮崎宣子のおまけコラム

宮崎宣子 43歳でも人生は必死「岩だらけの山道を登っては転げ、また這い上がる」_bodies

ハーブティのいいところは、浸水時間、温度、量がそこまで厳密でなくていいところ。私みたいな大雑把な人にはぴったりの飲み物かもしれません。

ハーブティには、赤、黄色、ブルー、緑、茶色など多彩な色があり、香り、味もさまざまです。自分の状態に合わせて選ぶことで、五感のバランスが整えられるともいわれています。

ストレスやイライラが募ると交感神経が優位となって、自律神経に不調をきたすことがありますが、そういった症状の緩和に、ハーブティが効果を発揮することも。

少しハーブのことを勉強すると、その日の気分、体調によっても自分でブレンドできますし、ドライフルーツとハーブティを合わせてフルーツティにすることもできます。

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以前、体調を崩していたときに、安定剤や睡眠薬に頼りすぎて、副作用に悩まされたことがありました。頭痛、吐き気、めまいなどの影響が出たのですが、なかなか薬を手放すことができませんでした。

そんなとき、医師からハーブティを勧められ、ハーブにお薬的な効果があることを知りました。日頃から取り入れることで、体調を崩す前に予防する“予防医学”だと聞き、興味を持ちました。

それまで、ハーブティといえば、“意識高い系”女子の飲み物だと思っていましたが、自分の先々の健康のために取り入れることで、リラックスする時間を作るなど、結果、普段の意識も変わりました。

ズボラだった私が、ハーブの仕事を始めるまでになったので、人生何が起こるか分からないものですね。

リフレッシュしたい、気分転換がしたいと思ったら、ぜひ一杯のハーブティを試してみてください。

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