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2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い_site_large

2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い

めざましmedia編集部

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2丁拳銃(川谷修士さん、小堀裕之さん)が、コンビ結成30周年に向けた思いを語りました。

音楽、俳優など活動の場を広げつつ、実力派漫才師として活躍し続ける2丁拳銃が、「漫才と真剣に向き合う」100分間ノンストップで漫才を披露するライブ「百式」。

今回で20回目の節目を迎えるこのライブは、11月26日(大阪公演)、12月3日(東京公演・配信あり)に開催されます。

来年、コンビ結成30周年目を迎える2人に、止まらずに続けてきた「百式」と漫才への思い、お互いについて、30周年に向けての気持ちを聞きました。

<2丁拳銃 インタビュー>

2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い_bodies

――記念すべき20回目となる「百式 2022」は、どのような内容になるのでしょうか?

小堀:コロナ禍になって、舞台の仕事がどんどん減っていき、漫才ができない時間があったときに、YouTubeとかでがんばっていこうかと思っていたんです。でも、やっぱり新ネタを作っていこう、漫才と向き合おうという話になって、どんどん新ネタを作っていきました。

「百式」では100分の中で、4、5分のネタと、ゆったりとしたネタをリズム良く入れ込んでいく。新ネタと、これまでの20年分の漫才とを融合したライブになるような気がしています。

川谷:実は打ち合わせをまだ全然していなくて(※取材は10月末)、今初めて聞きました(笑)。僕もまだネタを作ってる最中ですし、彼もまだ作ってる最中ですし、という感じですね。

――2人でネタを持ち寄って、ライブをどう構成していくのでしょうか?

川谷:僕の分は、ネタの8、9割まで自分の中で固めた時点で投げて、そこに残りを足してもらう感じです。お互いそうですかね。今回、僕は「百式」ファンからすると、ノスタルジックに感じてもらえるようなネタを作ろうかなと思っています。

2丁拳銃が来年結成30周年を迎えるんですが、「これは30周年でやったほうがいいな」というネタを1本作ったんです。そのネタは今年はやらずに、30周年のときにやるので楽しみにしておいてほしいです。

小堀:「これ30周年でやりたいなぁ」っていうネタは僕もありました。

川谷:「これは来年だよなぁ」とか、そういう振り分けをするのが初めてなんです。毎年1回のこのライブに集中してネタを作っていたので、「来年30周年やから、とっておこうかな」というのは変な感覚です。あと今回、「百式」が20回目のアニバーサリーということで、久々にグッズも出します。

小堀:ほんで、グッズの中でも「これは30周年にとっておこう」みたいなのもあるんですよね(笑)。

まだ頂点に立っていないし、これ以上ネタを作れないという限界も感じていない

2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い_bodies

――「百式」を20回続けてきたからこそ感じる変化はありますか?

小堀:コロナ禍前の「百式」には、“百式タイム”というか心地よいリズムがありました。でも、コロナ禍で作ってきた、4、5分だったり、10分だったりのネタって賞レースのテンポで、ちょっとリズムが早いんですよ。それを「百式」に入れていってるので、ちょっと展開も早いしスピードも早いところもあれば遅いところもある…えっと、あれ、何やったっけ?

川谷:QUEEN(クイーン)。

小堀:そう、QUEENみたいな。あれ、何やったっけ?「ママ~」ってやつ。

川谷:「ボヘミアン・ラプソディ」。

小堀:そう、それ。

川谷:何にも言えてへんやん!

小堀:QUEENの曲、「ボヘミアン・ラプソディ」のような、緩急ついた感じのライブになるといいなと思っています。

川谷:曲って言うてもうてるやん!

――100分間ノンストップというのは、普段の舞台で披露する漫才とはどう違うのでしょうか?

川谷:「100分間漫才をやる」場合、もちろんネタが面白くなければダメなんですが、そこにドラマがあったり、「2丁拳銃物語」みたいな人生観が見えたり。それこそQUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」にインスパイアされて、今までの2丁拳銃の歴史を一気にやってみるというネタも作ったことがあるんです。

そのときは、お客さんが笑って笑って、最後に泣いたということがあって(笑)。それで、「あぁ、こんなんもおもろいな」と、テレビとか劇場では見られないものになってきたかなと感じています。

――29年間コンビを組み、新ネタを書き続け、漫才を続けていける理由は何なんでしょうか?

川谷:まだ頂点に立っていないですし、これ以上ネタを作れないという限界も感じていない。「お笑いはこうあるべきだ」みたいな、明確な答えを自分の中で見出していないから続けているんじゃないかな。29年やってきて、じじいになる一歩手前でもその感覚は変わっていないですね。


小堀:「まだまだ売れたい」っていう気持ちですね。新しいネタを見てもらって、「そんなやり方もあったん?」て言ってもらいたいっていうか、お客さんにびっくりしてほしいんですよね。それで褒めてもらいたいというのが大きいのかな。

でも、コロナのおかげもちょっとあると思います。当たり前のようにやっていたことが当たり前じゃなくなることもあるんやって気づいたから、もう1回ちゃんとやろうって思えたのはでかいですよね。

息子とのM-1挑戦で気付く「うちの相方、ツッコミうまかったんや」(小堀)

2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い_bodies

――29年間、2人でスタンドマイクの前に立ち続けている姿にグッときます。良いところも悪いところも知り尽くしていると思いますが、まだお互いに知らないことはあるのでしょうか?

小堀:よく知ってるからこそ、「今はそう考えていて、そういうコメントするんや」みたいなのはありますね。

川谷:お互いに変わっていったこともあるでしょうし、でも変わらないところは変わらない。衰えていく相方というのもお互いにわかるわけじゃないですか、「言葉出えへんようになったなぁ」とか(笑)。それがまた面白かったりするときもあります。

――相方はこんなポテンシャルを秘めていたのか、みたいな発見はありますか?

川谷:記事にはできないかもしれないんですけれど、小堀のポテンシャルのパワーというのが…。

小堀:(記者のほうを見ながら、スキャンダラスなニュースを)知ってるんでしょ?

川谷:犯罪行為とかをしているわけではないんですよ。そういうことではないんですけれども…。

小堀:みんな知ってるんでしょう?

川谷:「許されると思うなよ」というのは重々わかったうえで言いますけれども、昭和の大スターのゴシップ行為みたいなことをいまだにやるっていうのは驚きますよね。それが彼のパワーになってるのかなと思いますし、そうじゃなくなったときに死ぬんだろうなって思っています。

彼は、音楽と酒と女性がなくなってしまい、残ったお笑いだけで生きていこうとなったら生きていけるはずがない、すぐ死ぬと思います。

――と、川谷さんに言われましたがいかがですか?

小堀:僕はマグロと一緒で、泳いどかんと死ぬのかもしれんですね。

川谷:魚と一緒でいいのに、なぜマグロを使ったの。高級な魚にしたかったの?

小堀:寿司ではあまり好きなネタではないんだけれど。マグロは赤身が重たい。

川谷:赤身やで!?それが重いってじじいやん!

――一方で、小堀さんは子煩悩でも有名です。息子さんとコンビ「ヘドロ一家」を組み、今年の『M-1グランプリ』に挑戦し3回戦まで進みましたが、息子さんとの漫才はいかがでしたか?

小堀:子どものほうから僕と漫才をやりたい、「パパをもう1回あの舞台に立たせたい」って言ってくれました。僕のほうが芸人としては先輩やから、僕から言うことは「パパはやっぱりすごかったんやなぁ」って素直に聞いてくれています。

でも、教えられることも多かったですね。予選会場に行って、若い子らと戦う空気も、「あー、こんなんやったな」と思ったら、ブルブル緊張してきました。

2丁拳銃で当たり前のようにできていたことが、息子は素人やからできないじゃないですか。そのときに相方へのありがたさを感じられたし、2丁拳銃に持って帰れるものがあるかなと思いました。

あと、「お前普段の生活むちゃくちゃやのに、子どもと漫才してどないなってん」とか、「また家族使って金儲けしようとして」とか、いろいろな意見はありましたが、みんなが褒めてくれたので、やって良かったと思います。

――ちなみに川谷さんは、「ヘドロ一家」の漫才は見ましたか?

川谷:見てないですね。

――もし、娘さんからコンビを組もうと言われたら?

川谷:僕はやらないと思います。自分がスベることよりも、娘がスベるときのほうがショックが大きいと思うので(笑)。だから、小堀がスベるのは別に全然いいんですけども、小堀の息子がスベっているのを見るとやっぱりショックなので、よう見ないですね。

――来年の結成30周年に向けて、改めて、お互いの好きなところを教えてください。

小堀:ツッコミがうまいところです。子どもと漫才やったときに僕はツッコミだったんですが、自分ではできてる気でおったけど、やっぱり相方のツッコミは「なかなかやなぁ」と思って。「うちの相方、ツッコミうまかったんや」って思いました。

川谷:遅かったな、気づくのに30年かかったか。小堀のすごいなと思うところは人に優しいところじゃないですかね。出会ったときから今でもそこは変わっていない、人としてむちゃくちゃなことをやっているのに「人に優しく」みたいなところがありますね。

でも、この話を僕がどこかで言ったんですよ、そしたら小堀の奥さんが感動したらしくて。僕に感銘を受けたのか奥さんも、「私もそこに惚れているんです」みたいな。俺の影響めちゃくちゃ受けてるじゃん、どないなっとんねんこの夫婦(笑)。

――最後に、ライブと配信を楽しみにしてる方にメッセージをお願いします。

川谷:もちろん楽しませますし、見たその日も次の日も「人生楽しいな」と思えるような、活力になるお笑いを見せますので、ぜひ見に来てください。

小堀:おじさんのまだまだ成長している姿を見届けてほしい。成長する姿を褒めに来てください。それで、年上の方にも年下の方にも、「まだまだ頑張れるやん」て思ってもらえたら。まあ、純粋に見て、笑って欲しいですね。

2丁拳銃「もう1回ちゃんとやろうって思えた」100分間ノンストップ漫才と結成30周年への思い_bodies

<開催概要>

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「百式 2022」
大阪公演:2022年 11 月 26 日( 土 )大阪シアター朝日
東京公演:2022 年 12 月 3 日(土)ルミネthe よしもと/オンライン配信あり

詳細は公式サイト

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