大泉洋 有村架純の前世にボヤキ連発「僕は北欧で人間が崩壊しました」

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映画「月の満ち欠け」の公開前夜祭舞台挨拶が、12月1日に行われ、大泉洋さん、有村架純さん、目黒蓮さん（Snow Man）、柴咲コウさん、廣木隆一監督が登壇しました。

この作品は、佐藤正午さんの同名小説が原作。「もう一度あなたに逢いたい」という強い思いが、時間も空間も超えて巻き起こす奇跡の物語。

主人公・小山内堅に大泉さん。小山内の娘と同じ名を持ち、物語の鍵を握る謎めいた女性、正木“瑠璃”に有村さん、27年前に“瑠璃”と許されざる恋に落ちる大学生、三角に単独での映画初出演となる目黒さん。そして小山内の最愛の妻・梢を柴咲さんが演じます。

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イベントでは、“生まれ変わり”がテーマの本作にかけて「自分の前世」を理由ともに発表。

まずは、大泉さんは「昔、ローカル番組で調べたときは『空き缶』だったんです。『空き缶』ではないと思っているので…。江原啓之さんには『北海道で王様のような人』だったと言われました。本州から人が入ってくる前の人だったようです。そうだったのかな…。そういうことにしておきます」と発表。

有村さんは、「私は、北欧が好きなんです。二十歳くらいの時に、初めて番組でノルウェーとフィンランドに行かせてもらったんです。その時、呼吸がしやすくて、フィーリングが合って。また、24歳の時に1人で行ったんです。その時も、自分の居場所のような感覚がしたんです」と。

続けて、「私も前世を見てもらったことがあって、『スウェーデンかデンマークにいた人』と言っていただいて。『（北欧好きと）関係しているのかな？』とその時に思いました」と明かしました。

これに対し、大泉さんは「私も（『水曜どうでしょう』で）北欧を周ったことがあるんです。人間が崩壊しました。ずーっと美しい風景の（ノルウェーの）フィヨルドを車で周りまして。隣には風船の（人形の）ムンクさんもいたんです。あまりにもきれいな景色が続き過ぎて、おかしくなってしまいました。どうやら私は、北欧の人間ではなかったようです」とポツリ。

有村さんは、「合わないですね」とつぶやき、大泉さんは「ちょっと、有村さんとは違いました。北海道と寒いところは一緒なんですけどね…」と寂しそうに答えました。

目黒さんは「牛」と回答し、「干支も丑年（うしどし）ですし、自分はシンプルに動きがマイペースなんです。ノロノロしている感じが『牛かな？』と思います」と推測。

続けて、「小さい頃、家族でご飯の食べているときに、僕だけ2時間くらいかけて、ごはんを食べていたんです。今はないんですけど、小さい頃はそういう子だったんです」と説明しました。

柴咲さんは、「私は、『武士だな』と思っていました。古美術屋さんとかで刀が並んでいるのを見ると、ゾクゾクして『ほしい！』と思ってしまうんです。侍系の映画に出ても、侍の役ではなく、『悔しい！私も殺陣（たて）をやりたい！』と思うんです」と答えました。

「自身の運命を変えた場所」を聞かれると、有村さんは「さっきも言ってしまったんですけど…北欧ですかね。『人って勝手に涙が出るんだ』と。絶景に出会った時に、『知らない間に涙が出る』というのを体験しました」と明かすと、大泉さんは「私は帰りたくて涙が出ましたけどね」とぼやき、笑いを起こしました。

また、大泉さんは「俺は思い出の場所ないなぁ…」と悩みながら、「やっぱり北海学園大学でSnow Manのみんなに出会えたことですかね」と回答。

すかさず、目黒さんは、「ビックリした。いやいや違いますよ。（北海学園大学で結成したのは）TEAM NACSさんですよね？」とツッコミ。

大泉さんは、「TEAM NACSってなんですか？」と首を傾げ、目黒さんに「（あなたは）TEAM NACSさんですか？」とボケを連発。

大泉さんと目黒さんは、その後も「僕はSnow Manです」「僕がSnow Manです」と押し問答を続ける場面が。

最後に目黒さんが、「すぐわかりましたよ。『ウソをついて笑いを取りに行くな』って（笑）。ツッコミの準備をしていてよかった～」と漏らし、大泉さんは爆笑しました。

ストーリー
“もう一度逢いたい”と願う純粋な想いが、27年の時を超えて奇跡を起こす——。

仕事も家庭も順調だった小山内堅（大泉洋）の日常は、愛する妻・梢（柴咲コウ）と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。

深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男（目黒蓮）が訪ねてくる。

事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性（有村架純）の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。

【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。

全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。

それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い願いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——。

映画「月の満ち欠け」は、12月2日（金）より全国公開。
配給：松竹株式会社
©2022「月の満ち欠け」製作委員会