板垣李光人さんが、木曜劇場『silent』第10話の見どころと、印象に残っているシーンを語ります。
現在放送中の『silent』は、主人公の青羽紬(あおば・つむぎ/川口春奈)が、本気で愛しながらも、突然、別れを告げられてしまった恋人・佐倉想(さくら・そう/目黒蓮)に再会したことから動き出すラブストーリー。
想との別れから8年、紬は戸川湊斗(鈴鹿央士)という恋人と新たな人生を歩んでいましたが、ある日偶然、想と再会。想は、徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていました。
高校の同級生だった紬、想、湊斗。3人は再会して少しずつ距離を縮めてきましたが、湊斗は、紬に別れを告げます。紬は想と向き合いますが…。
音のない世界で2人が“出会い直す”という、切なくも温かい物語が紡がれていきます。
板垣さんが演じるのは、紬の弟・光(ひかる)。紬とアパートで2人暮らしをしている大学生です。紬のよき理解者であり、子どものころから知っている湊斗に、なついています。
板垣さんは10歳で俳優デビュー。映画「約束のネバーランド」(2020年)や大河ドラマ『青天を衝け』(2021年/NHK総合)など、数々の人気作品に出演しています。また、個性的なファッションやメイクでも話題に。
そんな板垣さんが毎週フジテレビュー!!で、『silent』各話の見どころを解説。放送前にチェックして、ドラマをさらに楽しみましょう。
紬と想が付き合わないのはなぜ?
紬と想は第9話のラストで仲良く笑い合っていましたが、2人の関係には、まだもどかしさがあります。第10話の予告映像で、光は「姉ちゃんと佐倉くんってさ、なんで付き合わないの?」と聞いていますが、視聴者のみなさんも、同じことを思っているんじゃないでしょうか。
でも、そのもどかしさの裏には想なりの葛藤があると、僕は感じています。第10話は全体を通して、想が8年間抱いてきた気持ちが、強く描かれていると思います。
今回の光の見どころは、想に対して“ツンデレ感全開”なところかな、と思います(笑)。ツンデレですが、光はやっぱり姉ちゃんの幸せを願っているので、その思いも現れていると思います。
――光はこれまで湊斗を慕い、想には冷たく当たってきましたが、その態度に徐々に変化が見られます。想への“心の壁”はいつからなくなっていったと思いますか?
そうですね…第5話の、紬がハンバーグを作りながら湊斗と電話しているシーンかな。光は2人の会話を聞いていましたが、「この2人は違う方向に行くんだろうな」というのは明らかでしたし。
あとは第9話で、光が紬との会話のなかで「手話、できなくても大丈夫?」と聞くシーンがありました。ここは、光が想に対して前向きな気持ちになっていることを、初めて表したところだと思います。
ただ、光は今までずっと、想に対してツンツンした態度を取ってきたので、引くに引けないというか、急には近づけないという感じはあると思うんですよね。だからそこを、どんなグラデーションをつけて演じていくか、毎話考えています。
――第9話までで、板垣さんのなかで印象に残っているシーンはありますか?
やっぱり第5話で、紬と湊斗が電話をしているシーンですね。光として、そばで聞いていてつらかったです。電話の前後でハンバーグを作る場面も含めて、印象深かったです。光も、紬にそっと寄り添って“できる弟”っぷりを発揮していましたしね(笑)。
木曜劇場『silent』第10話は、12月15日(木)22時〜放送です。ぜひお楽しみに!
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