有村架純「前科者」で主演女優賞の栄誉「映画界を盛り上げられる1人になれたら」

めざましmedia編集部

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報知新聞社が主催する、日本で劇場公開された優秀な映画を表彰する「報知映画賞」。

その「第47回報知映画賞」表彰式が、12月22日に行われ、各部門に輝いた受賞者が出席しました。

「主演女優賞」に輝いたのは、映画「前科者」での演技が評価された有村架純さん。

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有村架純「前科者」で主演女優賞の栄誉「映画界を盛り上げられる1人になれたら」_bodies

有村さんは、「この度は、このような素敵な賞をありがとうございます。この作品は、若き保護司と元受刑者の再生と成長の物語です。ただの熱血教師のような主人公ではなく、私が演じた女性も、常に存在価値を探しながら、元受刑者の方と対等に向き合って、自分探しをしていくような役どころでした」と回想。

続けて、「私自身もどうやって表現していけばいいのか、悩んでいましたが、森田剛さんが演じた、元受刑者の男性に対して、一生懸命に、走り、怒り、泣いて…。『魂が震える思い』と言いますか、そういった気持ちで毎日現場にいました。『作品や、役を通して学びながら、現場に居るんだ』と改めて感じました」

そして、「作品を見てくれる方に、何か1つでも残したいという思いがあります、役や作品に向き合って、映画界を盛り上げられる1人になれたらと思っています。共演した、石橋静河さん、森田剛さん、岸善幸監督をはじめとした、スタッフの方々のお陰で、今日を迎えられていると思います。これからも感謝の気持ちを持って、日々まい進していきます」と感謝しました。

横浜流星「助演男優賞」受賞で、李相日監督「横浜くんの努力のたまもの」

「助演女優賞」を受賞したのは、映画「20歳のソウル」「千夜、一夜」「サバカン SABAKAN」が評価された、尾野真千子さん。

尾野さんは、「こんなにたくさんのお芝居をさせていただけて、幸せだなと日々感じています。それなのに、こんなに素晴らしい賞をいただけて、もっと幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございます」と喜びました。

また、「こうやって賞をいただくと、なぜか『もっと頑張れ』と言われている気持ちになります。だから、『もう少し、お芝居を続けていってもいいのかな？』と思っています。この世界を頑張って生きます。応援よろしくお願いします」と一礼しました。

「助演男優賞」に選ばれたのは、映画「流浪の月」の演技が評価された横浜流星さん。

横浜さんは、撮影のため欠席でしたが、代理として、映画「流浪の月」で監督を務めた李相日さんが登壇しました。

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李監督は、「横浜くんは、空手をずっとやっていまして、ストイックな性格なんです。横浜くんは、『男は強くあらねばならない』という生き方をしてきたと思うんですけど、今回演じた亮という役で、女性に暴力をふるってしまうような繊細で、心の弱い男の内面をどのように演じるか、撮影中も、それ以外でも悩んで、探している姿が印象的でした」と回想。

そして、「今回の受賞は、そういった横浜くんの努力のたまものだと思うのですが、戦友である広瀬すずとの関わりが大きかったと思いますし、我々スタッフも彼を支えてきた成果として受け止めて、非常にうれしく思います。賞をいただくということは、厳しく褒めてもらえないゾーンに入ると思います。より高みに向かって、役者をストイックに、続けてくれる姿を見守っていきたいです」と話しました。

横浜さんはビデオメッセージを寄せました。

横浜さんは、「助演男優賞に選んでいただき、ありがとうございます。『流浪の月』は自分にとって、とても大事な作品です。悩み、もがきながら監督を信じて、亮として生きました」とコメント。

最後に「監督、広瀬さん、松坂（桃李）さん、そのほかの共演者の皆さま、スタッフの皆さまがいたから、人間らしく亮が出来上がったと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも『流浪の月』で得たものを、次の作品に活かして、一つひとつ積み重ねて、皆さんの心に響く作品をお届けできるように、精進します」と力強く語りました。