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『鎌倉殿の13人』で注目の田中俊介 23年は舞台「ケンジトシ」から「スタートダッシュを」

めざましmedia編集部

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田中俊介さんが、2年半越しで向き合う作品への思いを明かしました。

ミニシアターで自身の出演作を上映する「田中俊介映画祭」を催すなど映画好きとして知られ、大ヒット作「ミッドナイトスワン」(2020年)では、草彅剛さん扮する主人公の親友役を熱演。近年は映像のほか、舞台でも活躍する田中さんが、舞台「ケンジトシ」に出演します。

本作は、詩人であり、童話作家である宮沢賢治と、妹のトシの姿を描いた作品。

日本人が愛してやまない宮沢賢治という人物と、彼の創作活動だけでなく、心も支え続けた妹・トシの物語にどのような心境で臨むのか、その意気込みを聞きました。

ケンジに中村倫也さん、トシに黒木華さんが扮し、田中さんは山崎一さん演じるイシワラの助手・ホサカ役で出演します。

田中俊介さんフォトギャラリー(写真11点)

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中村倫也さんが役柄を構築していく過程を見ることが楽しみ

――2020年6月に上演予定だったものの、コロナ禍で延期をやむなくされた本作ですが、中止になったのはどのような段階でしたか?

台本をいただき、稽古のスタートを楽しみに準備をしていた時期でした。この作品への出演が決まったのは、現在の事務所であるシス・カンパニーに所属することが決まったころで、シス・カンパニーの一員になれるといううれしさと、所属早々、事務所主催の公演に出られる喜びでいっぱいだったので、中止が決まったときはやはりショックでした。

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――それまで宮沢賢治作品にふれたことはありましたか?

2020年10月に「銀河鉄道の父」という舞台に出演し、僕は宮沢賢治を演じました。幼少期から亡くなるまでの一生を描く作品で、今回の「ケンジトシ」とはまったく異なるタイプの戯曲でした。そこで、宮沢賢治という人物について、自分なりに勉強してから臨みました。

勉強してわかったのは、やはり語り継がれるべき人物だったのだと。賢治はもちろん、その妹・トシも含め、魅力的な人だったんだと実感しました。

今回、その魅力的な人物を、中村倫也さんがどのように構築していかれるのか、その過程を間近で拝見できることにワクワクしています。

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――魅力的な人というのは、具体的にいうとどんなところですか?

歴史上の人物なので、どうしても崇めるような目線でみてしまいがちですが、やはりひとりの男性であり人間らしい部分ややんちゃな一面も感じられる人物だと僕は思い、魅力的だと感じました。そんな賢治と彼を支えた妹トシを北村想さんがどのような人物として描き、栗山民也さんがどう演出されるのか。そして、中村倫也さんと黒木華さんがどのような世界を作られるのか、今からとても楽しみです。

「友だちを作りに来ているわけじゃねぇ」と尖っていた時期も(笑)

――中村さんや黒木さんとの共演、さらに、栗山さんの演出も見る側にとって大きな楽しみです。

どんな作品でも、稽古に入るまでは緊張するものですが、今は楽しみのほうが勝っています。皆さんとご一緒することで得るものが大きいと思うので、稽古が始まるまでに最低限の準備をして、稽古を楽しみたいと思います。

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――最低限の準備というのは例えばどんなことですか?

セリフを覚える作業は当然のことですが、稽古前に決め込み過ぎずに、演じる役を薄く縁(ふち)取っていこうかなと。その後に、皆さんとセリフを交わして同じ空気を吸って、どんどん濃くしていきたいという気持ちです。

――普段は入念に準備をしてから稽古に入るほうですか?それとも、フラットな状態?

だんだんフラットな状態で臨むようになってきました。以前は頭からすごく濃く縁取っていたのですが、作品は自分ひとりでつくり上げるものではないので、最初の縁取りは薄くていいのかなと。そのほうが想像していなかった形にたどり着けるのではないかという考えになっていきました。何が正しいかはわかりませんし、答えなんてこれから先も見つからないと思うのですが、今はそんな方法で挑んでいます。

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――共演者とのコミュニケーションは密にとりますか?

とるようになりました。他愛もない会話をし、いろんなものを見て、いろんなものを感じとる。そのほうが役者としての幅も広がると思ったんです。これはだいぶ変わったことですね。昔は、「別に友だちをつくりに来ているわけじゃねぇ」って、若さゆえの尖った感じも正直ありましたが(笑)、いつの間にかなくなりました。

――自身が変わるきっかけがあったんですか?

多くの方々と出会い、いろいろなものを見ることができるようになったからでしょうか。それまで僕の見てきた世界がとても狭いものだったと、気付くことができました。それで視野が広がったおかげで変わることができたのだと思います。

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――その変化には年齢的なものも関係していますか?

もちろんあります。“変わらない人”も、それはそれで魅力的だと思いますが、以前の僕はどこかで無理していたのかもしれないな…。30代に入り、かなり丸くなったかもしれません。

――「変わったね」と言われるのと、「変わらないね」と言われるのは、どちらがうれしいですか?

好きなものに対する熱の高さは変わってないんです。全然冷めていないし、むしろ、以前以上に燃えているぐらい。そういった意味で「変わらないね」と言われたらうれしいですけど、外から見える僕というのは明らかに変わったと思います。

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表面的な部分で「変わったね」と言われることに対して嫌(いや)な気持ちもしませんし、今は僕を見ていただけるだけでうれしいです。今、このインタビューを読んでくださっている方に対して「ありがとうございます」と言いたいですね。

大河ドラマ出演の影響力にビックリ!いつかは朝ドラの出演も

――本作で演じるホサカはどのような役柄なのでしょう?

説明が難しいんですよ。この作品はケンジとトシの物語であって、ホサカはその二人をお客様と同じように見つめる、第三者的な立場。ただ言えるのは、お客様の視点と近い役柄です。

ホサカを演じることも楽しみですし、役を通してケンジとトシを見つめること、そして、中村さんと黒木さんだからできる表現を間近で見るのも楽しみ。見ているうちに、二人の関係性がジワーっと伝わってきて、そのぬくもりを感じてもらえるんじゃないかな。お客様には、そこをしっかり味わっていただきたいですね。

さらに、宮沢賢治が遺した作品のフレーズが散りばめられているので、ある程度の知識を入れてから観劇することをお薦めします。

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――ケンジとトシの関係性の印象を聞かせてください。

捉え方の違いもあるから一概には言えないのですが、トシがいなければ詩人・宮沢賢治は存在しなかったのではないかと思いました。

――妹だけど、母であり、恋人のような存在でもあったと台本を読んで感じました。

本当のところはどうだったんでしょうねぇ。いつも寄りそってくれていたとは思うんですけど。彼自身も没後90年近くも経って、こんなに後世に語り継がれるとは思ってなかったかもしれませんね(笑)。

――ちなみに田中さんにも妹さんがいらっしゃるそうですが、田中家の兄妹関係はどのような感じですか?

母からよく聞かされていたのが、小さいブドウを妹がまだ一人で食べられないころに、僕が皮をむいて食べさせていたそうなんです。妹が3歳ぐらいだったから、僕は6歳。記憶にはないんですけど、「可愛がっていたよ」とその話を何度も聞かされていたので、勝手に映像は浮かんでいます。

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――可愛らしい光景が目に浮かびます。田中さんがこの作品でメッセージしたいのはどんなことですか?

作品を見てどう感じるかは人それぞれだと思うんですけど、間違いなく言えるのは本当に温かい二人だということ。僕も演者側ではありますが、中村さんと黒木さんが届けてくれるぬくもりを感じることが楽しみで仕方ないんです。ホサカとしても、ひとりの役者としてもケンジとトシの物語を見つめたいです。

――2022年も残りわずかとなりました。今年はどんな年になりましたか?

ありがたいことにいろんな作品に出演させていただき、走り続けることができた1年でした。その中でも大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の出演は大きかったですね。親孝行になりましたし、影響力の大きさを感じました。

2023年の一発目はこの「ケンジトシ」なので、ここでしっかり自分の役割をはたして、いいスタートダッシュをきりたいです。舞台のほうは、最低でも年に1本。こればっかりはめぐり合いなので何とも言えませんが、よい作品とめぐり合えたら幸せです。映像では朝ドラにも携わってみたい。焦らず気長に、やるべきことをやっていれば、いつかめぐり合えると信じて、一つ一つの仕事に取り組んでいきたいです。

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シス・カンパニー公演「ケンジトシ」

【東京公演】2023年2月7日(火)~28日(火)シアタートラム

【大阪公演】3月3日(金)~10日(金)サンケイホールブリーゼ

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公式サイト:https://www.siscompany.com/ kenji2023/

撮影:河井彩美

ヘアメイク:奥山信次(b.sun)

スタイリング:中川原有(CaNN)

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