300組超の若手芸人の中から選ばれた6組13人がネタやコント、新企画に挑戦するバラエティ番組『ウケメン』。外国人に扮した6人のウケメンが和製英語(ジャパングリッシュ)を見破るゲーム企画『ジャパングリッシュに気をつけろ!』や、平成の名作ドラマを、低周波装置を装着し電流を受けながらも、平静を保って演じ切らなければいけないパロディコント『ヘイセイドラマシリーズ』など、どこか懐かしさも感じられる日本一フレッシュなお笑い番組。

そんな中、フジテレビュー!!では『ウケメン』に出演している芸人たちを”1分間PR動画”と共にリレー形式で紹介!第3弾は、サンミュージック所属のひみつスナイパー健。

左から)ふじこ、仁木恭平

<ひみつスナイパー健 インタビュー>

――『ウケメン』に出演してみて

仁木:番組が始まった時はオーディションで選ばれた10組がいたんですよ。そこから絞られていくのですが、絶対に負けたくなかったのでギラギラしていて「印象に残そう」という気持ちが強すぎました。

でも何をやっても振るわないんです。すると、ある日の反省会でスタッフから「お前は主役にはなれないんだから、それなりの活躍を探せ」って言われて。「あっ、僕は主役じゃないんだ」って気付かされました。

(周りで聞いていたスタッフ一同):爆笑

仁木:主役になりたくてこの世界入ってますから!

ふじこ:主役だと思ってたんで。

仁木:他のコンビと比較して「お前は違うよ」って言われるのは新鮮っていうか。「うわっ!」って稲妻が走りました。

『出世したくない若者 -島デン作物語-』より リンダカラー・たいこー(左)仁木(右)

ふじこにメインのコント“タピオカくん”が与えられるも…

――印象に残っているコントは?

ふじこ:初のメインコント『タピオカくん』。あのコント、メイクが3〜40分かかるんですよ。メイクさんがずっと…。

仁木:タピオカを顔に付けていくという…。

ふじこ本人も気持ちが悪いという『タピオカくん』

ふじこ:僕のセリフは一言ぐらいなんですけど、100%メイクさんが頑張ってくれています(笑)

――『タピオカくん』の台本を最初にもらった時はどんな気持ちでした?

ふじこ:嬉しくて「やったー」って思ったんですけど、当日メイクをしてパッと顔を見たら気持ち悪すぎて。自分の顔なのにドン引きしちゃって。

仁木:『ウケメン』を見てくれた知り合いが、あそこだけチャンネルを変えたらしいです。集合体恐怖症で。

ふじこ:実は僕も集合体恐怖症なんです…。

仁木:大丈夫なのか?

ふじこ:コント中は目をつぶってます。

母の前でコント、そして涙「自分はこんなにマザコンだったんだ」

仁木:『マザーワングランプリ』という母親の前でネタをやる企画があったんですけど、僕自身、母に会うのが7年ぶりだったんです。僕は上京する際に「大きな結果を残すまでは、北海道の実家に帰らない」と決めていたので、母を目の前にし、頭が真っ白になってしまい、ネタの内容も覚えてないくらいになってしまいました。さらに、その後のトークでは泣いてしまって…「自分ってこんなにマザコンだったんだ」「7年ぶりに会うとこんなに泣くんだ」って気付いたのは面白かったです。

ふじこ:なんかボロボロ泣いていて「仁木さんも人なんだな」って思いました(笑)

スタッフの言葉「折れて自分を見せなきゃ」に号泣

――ふじこさんにとって印象深い出来事は?

ふじこ:第2回の『ウケメン』の人間性を試されるドッキリで、僕がフジテレビの悪口を言ってしまうのですが。ネタバラシでそれを攻められたときにうまく対応できなくて。反省会でディレクターに「とにかく負けなきゃいけない、折れて自分を見せなきゃいけない」とありがたい言葉をいただき、悔しすぎて号泣しちゃって。ボロボロ泣きながら東京テレポート駅まで帰りました。仁木さんが、ただ背中をさすってくれて。

(周りで聞いていたスタッフ一同:)爆笑

仁木:かける言葉がないんですよ、全部スタッフさんから言われたんで。でも本当にその通りで。収録終わりにスタッフさんと演者で行う反省会の時間で得るものは大きいです。収録で失敗しても「何が失敗か分かっていない」ことが多いんですよ。それを言葉にして飲み込ませてくれるんで、その時間が本当にありがたいです!