渡辺謙『ラスト サムライ』を思い出しながら“英語話せない”役作り

10月9日、日米豪華キャスト共演の話題作『ベル・カント とらわれのアリア』（11月15日公開）のジャパンプレミアが開催。映画に出演する、渡辺謙と加瀬亮が登場した。

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1996年にペルーで起きた日本大使館公邸占拠事件にヒントを得た、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた感動の人間ドラマ。今回、“世界の謙さん”が演じるのは英語が話せない実業家の役。

英語でパッと言われた時に思わず英語でリアクションしてしまいそうになるところを、「…ん？」と通訳役の加瀬亮に、いちいち「何て言ってるの？」とふる演技が求められたという。わざとらしくならないように「『ラスト サムライ』のころに一生懸命理解しようとしていた時の気分を思い出しながら、…ん？ とやっていました」と役作りについて明かした。

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一方、加瀬が演じるのは、数ヵ国語を操る通訳。英語を話せる加瀬だが、今回は、フランス語、ドイツ語、ロシア語を操らねばならず「演技うんぬんの前に語学の勉強ばっかり！」と苦労を語った。

そんな加瀬の語学の勉強の合間に、渡辺は、自ら握ったおにぎりを差し入れ、「頑張れ！ 頑張れ！」と心の中で応援していたという。

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さらに、作者アン・パチェットが渡辺謙のファンということで、加瀬の役名が「ゲン・ワタナベ」だということも明かされ、「謙さんの前で役名を言うのが恥ずかしかったですね（笑）」と加瀬が思いを明かした。

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