DISH//「“ディッシュ”なのにメシ企画ない」今年は大食い企画に挑戦!?
1月31日(火)放送『めざましテレビ』
DISH//のトークを、放送未公開部分を含めて紹介します。
結成12年目、4人組ダンスロックバンドのDISH//。2月1日にニューアルバム「TRIANGLE(トライアングル)」をリリースしました。メンバーそれぞれが作詞・作曲している曲など12曲を収録、リード曲としては約3年半ぶりにダンスロックチューンも。
そんな彼らに『めざましテレビ』がインタビュー。トークの内容を、放送未公開部分を含めてお伝えします。
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「バンドとしての形も180度変わって…」アルバムに込めた思いとは
――(鈴木唯フジテレビアナウンサー)すごく時間をかけて作ったアルバムということですけれども、どんなアルバムに仕上がりましたか?
北村匠海:おのおの作詞作曲した曲があったりみんなで作った曲もあったり、とにかく今の僕らを全部さらけ出して作ったようなアルバムなので、すごく時間をかけたかいがあったなと思っています。
――1年くらいかけて…。
北村:そうですね。アルバムをやりつつ、シングルで出す曲も考えつつ、すごくいろんなことを同時に制作していた1年だったので。
――タイトルの「TRIANGLE(トライアングル)」にはどんな思いが込められているんですか?
北村:たまたまなんですけど、「CIRCLE(サークル)」というミニアルバムがあって、その後に「X(クロス)」というフルアルバムを出して、マル、バツときてて、すごく最初は安直に「三角」か「四角」か、というところから始まったんです。
接点が「0」のサークル、形を見ても「0」というところから、クロスで線が2つになってそれでも接点は1個しかなくて、そこからトライアングルになって線がもう1本追加されて、触れている(交わっている)部分も3個に増えていく。ただ僕らは4人でDISH//で、僕らに変わらず足りないものは何か?って、まだまだ発展途上の僕たちに、この三角という形がすごく当てはまっているのかなぁ、と。
内角を全部足すと、180度じゃないですか。DISH//が10年以上進んできて、景色だったりとか考え方だったりとかバンドとしての形も180度変わってきました。今はその180度を振り返った景色が見えているけど、そこからまた1周して見える景色が絶対にあるなぁとか、まだまだ足りない枯渇してる欲望みたいなものが、もしかしたら詰まっているのかもしれないですね。
――すごい…トライアングルにいろいろな意味が詰まっていたんですね!
北村:まぁ、もう、後付けに後付けを重ねて(笑)。
矢部昌暉:最初はただ、三角にしようか四角にしようか、しか考えてなかったです(笑)。
北村:マル、バツ、まあ三角やなぁみたいな。
――アルバムのジャケット写真も今のDISH//を表現しているんですか?
北村:そうですね。あと、ちょっとサイケな感じっていうのは、僕ら自身が好きだというのもあるのですが、何かオシャレに作ってみました(笑)!これもオシャレに作った後付けだと思っていただければ結構です。
矢部:結構そういうアートワークなども、この1年でこだわってきたので、その結果でもあったりします。
――そんな「TRIANGLE(トライアングル)」をどういう時に聴いてほしいですか?
北村:僕たちそれぞれが作詞作曲している曲が1曲ずつ入っていて、本当に個性がバラバラというか、新学期1日目の新しいクラスみたいな。まだ誰のことも分からないけど「隣のやつと仲良くしてみよう!」みたいな感覚で、聴いてもらったらいいかもしれないです。「タイトル気になるから先に聴いちゃおう!」みたいな。
こういう瞬間、こういう時々に合わせて聴くというよりは、個性豊かな友達がいっぱいいるアルバムだと思ってもらって。自分の好きな音楽をチョイスしてもらえばうれしいし、曲順とかも僕たちがこだわって作ったので、一つの作品としてどんなときでもいいから聴いてほしいです。
――朝の目覚めにピッタリな曲として皆さんのおすすめは?
北村:朝、6時7時台の寝ぼけ眼だったら、俺は柊生が作った「Brand new day」は、ちょうど心地いいテンポで、朝、食パンをかじりながら聴ける曲だと思いますし、今日は遊び倒すぞっていう朝10時だったら「万々歳」がいいと思います。
――「Brand new day」は橘さんが作詞作曲された曲ということですけれども、どんな思いで作ったんですか?
橘柊生:1人だったら自分の家で好きなことができるし、何食っても怒られないし、1人って最高だぜ!という曲を書いてやろうと思って書きました。
――ご自身的には朝の目覚めにぴったりな曲だなぁと思いますか?
橘柊生:僕的には日が落ちてきた頃に聴くのもいいですね。最近日が落ちるのが早いので、4時、5時とかそれくらいに聴くのも心地いいかなぁ、と。
北村:僕の解釈が間違えてました(笑)。
橘柊生:いやいやいや、朝、聴いていただいてもね、めちゃくちゃ良いけど(笑)。
矢部:朝日と夕焼けの重なった微妙な時間帯が合う曲ってことだね。日が出たり沈んだりする、その瞬間に合う曲。
――おぉ~、いい感じでまとまりましたね(笑)。
北村:そうです。これも後付けです。
矢部:後付けバンド(笑)!
実は腰の動きにもこだわり「バンザイダンスを流行らせたい!」
――「万々歳」のミュージックビデオでダンスを披露していましたがいかがでしたか?
北村:まず僕たちはダンスロックバンドDISH//なので、演奏しながら踊って歌うっていうのがスタイルとしてあるんです。DISH//っていう形、DISH//っていう音楽性が、まだもしかしたらないのかもしれない、でも「万々歳」が(このアルバムの)リード曲としてそれになるかもしれない、という思いもあります。
久々に振り付けというのをして、2回踊っただけで膝がガクガクし始めちゃって。ちょっとね…昔と違うんだな、と感じましたね(笑)。
矢部:僕は感じなかったですけどね!
北村:昌暉はやっぱすごかったですね。プロップロでしたね(笑)。
矢部:まあでも、モノを覚えるっていう作業は段々遅くなってきたな(笑)。
――ダンスや決めポーズを少し教えていただけますか?
北村:「万々歳」というタイトルなので、サビの中にバンザイの振りをふんだんに入れてくださっていて、ライブの画(え)がすごく浮かぶというか。サビでみんながバンザイするところがあるんですけど、それはみんなでやれたらうれしいなと思います。
腰の動きや足のステップが細かいのも、結構奇妙なダンスというか、見ていてクセになる振り付けが主軸としてはあるんです。この曲の象徴として、新しい未来をみんなで祝う曲としてバンザイしてるので、「バンザイダンス」が流行ってほしいですね。
――それってちょっと教えていただくことって…。
北村:今やるとしたら、もうこれだけ(両手を上げる)なんですけど(笑)。簡単じゃんって思うかもしれないですけど、これは戦略です!
これも、簡単だな、って。「こいつらはただのバンザイだけで、ダンスとか言ってやがるぜ~」という気持ちで見ていただければ。でも実は「こんなに腰動いちゃってるな!」「すごいじゃない!」っていうね。
大食い企画に挑戦したい!今後のDISH//はさらに“ワクワク”!
今回のアルバムには4人それぞれが作った曲も収録。作った曲は担当者がディレクションをしたそう。その方法もそれぞれだったようで…。
――レコーディングで印象に残っていることはありますか?
矢部:それぞれ作った曲は、人によって言葉の伝え方が違ったりするので、それもそれで面白いなと思いました。「好きに弾いちゃっていいよ!」って言う人もいれば「ここは、もっとこうしてこうして」って細かく伝えてくれる人もいて。そういう違いはやっていて面白かったし、DISH//っていう4人、それぞれバラバラな個性が一つに集まったグループだな、と改めて感じましたね。
――「好きにやっちゃっていいよ!」と言うのはどなたなんですか?
矢部:ここ2人(北村・泉)はそうですね。僕はギターなんですけど、「好きに弾いちゃっていいよ」みたいな。
北村:ギターのところは、昌暉が一番気持ちよければいい、っていう感覚でやっていましたね。
――同様に泉さんも、好きにやってほしかったですか?
泉大智:そうですね。やっぱりその人の内側から出てくるものというか、プレーヤーに任せるみたいな感じでしたね。
――矢部さんと橘さんはそういうタイプじゃなかったんですか?
北村:柊生は一番緻密というか、“ミリまでやる”みたいな。僕らは例えば10センチごと進んでいくとしたら、柊生は2ミリずつで。2ミリの調整をするみたいな感じです。
矢部:例えば「このパターンを録って」と言って、「ちょっとこのパターンもやってみて」「このパターンもやってみて」と。3つ聴き比べて、これかな!みたいな返答。1個ずつ進めていくタイプでしたね。
――アルバムのタイトル「TRIANGLE(トライアングル)」にちなんで、2023年にトライしたいことを教えてください!
北村:まず1つは、漠然としてますけど、いいもんを作る!どのミュージックビデオにおいても、曲においても、アートワークにおいても、DISH//のライブにおいても、とにかく自分たちの最高点にチャレンジしていくっていうのが1個と、あとは、DISH//(ディッシュ)っていうのに飯企画が少ない!僕らって“お皿”じゃないですか。ご飯関連の仕事がないので、そういうのをやりたいですね。
矢部:大食い企画とか?大丈夫か?
北村:大食い企画、どうですか?
矢部:段々自信がなくなってくる年になってきました。
――でも泉さん、隣で“うんうん”ってうなずいてましたよ。
泉:いやぁ、やりたいですね。
矢部:おおおお(笑)。プライベートで旅行に行きたいです。
今年はメンバーでプライベート旅行へ「行きたい!泳ぎたい!」
北村:チャレンジか?それトライか?
矢部:自分たちでカメラを回すような仕事で行った旅行はあったのですが、本当にプライベートの旅行というのはないので。2023年、俺は行きたいなって思っています!
北村:行きましょうよ!それは。
――どこに行って何がしたいですか?
矢部:沖縄とか行きたいなぁ。
北村:沖縄いいですねぇ~!
――海とか入るんですか?
北村:海、バリバリ泳ぎますよ。泳ぎますよ…ねえ?(3人の方チラッと見る)ねえ!!!
――あれ?皆さんあまりノっていないですか(笑)!?
北村:泳ぎますよ!ザバンザバン(笑)!
――最後に、今年のDISH//のテーマを教えてください!
北村: “僕たちがワクワクするものを手にとっていこう!”という1年にしようと思っています。2022年は“一回立ち止まる”がテーマだったのですが、立ち止まったからこそすごく悩むし、前も後ろも上も下も右も左も見て、自分たちが今どこに位置しているのか、を肌で感じた1年でした。
だからこそ、“音を楽しむ”と書く音楽を生業としている僕らとしては、まず僕たちが楽しいと思える、ワクワクするものをDISH//としてチョイスしていく。
それは楽曲においても例えばライブの構成においても、色んなものにおいて作品におけるテーマも、提案して、僕たちが本当にいいと思えるものをちゃんと具現化して、僕たちが思ったことが120%伝わるようなものを作っていければなと思います。
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