ポカポカ陽気の3月は“5K”に注意！【あまたつ！お天気コラム】

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みなさん、こんにちは。『めざまし8』（フジテレビ）に気象防災キャスターとして出演しています、気象予報士の天達武史です。

天気の世界では、3月が春のはじまりです。

前半は日々の寒暖差がまだまだ大きく、真冬に逆戻りする日もありますが、次第にポカポカ陽気が増えていきます。陽だまりはホッとできてうれしいですが、「春の5K」に要注意です！

5Kとは、乾燥、花粉、黄砂、強風、寒暖差、のこと。

いずれも3月に目立ってくる現象で、晴れた日ほど注意が必要なのが、やっかいなところ。空気が乾燥するほど花粉が舞いやすく、黄砂とセットになって飛んでくるので、花粉症の症状が悪化する人もいるようです。

また、春一番にも注意が必要です。

春一番は、日本海で急速に発達した低気圧に、南から風が吹き込む現象で、各地で強風が吹き荒れます。しかし、翌日には寒冷前線が日本を通過して、冬型の気圧配置になるため、決まって冬に逆戻りします。寒暖差で風邪をひかないよう、気をつけましょう。

3月後半は、地域によっては桜が咲きはじめ、お出かけする機会も多くなると思います。天気予報をチェックして、しっかり「5K対策」をしましょう！

2月のコラムでも書きましたが、今年はスギ花粉が大量飛散すると言われています。そのピークは、多くの地域で3月頃になりそうです。

特に、1日の中でも気温が上がってくる正午前後と、大気中に舞っていた花粉が落ちてくる夕方は要注意です。可能なら、外出をできるだけ控えるか、花粉対策を万全にして過ごしましょう。

また、3月は1日の寒暖差が10℃以上になる日も多いのが特徴。あたたかい日中は薄着で過ごせても、夕方からの急な寒さに対応できず、体調を崩される方が増える時期です。

気温と服装の目安には個人差がありますが、こちらを参考にしてみてください。

〜10℃…厚手のコート
10℃～15℃…春物コート
15℃～20℃…パーカなど薄手の羽織り
20℃〜25℃…長袖シャツ
25℃〜…半袖

3月は天気がよく変わるため、どの気温帯に入ってもおかしくありません。日々の気温変化や3時間ごとの気温予想なども参考に、快適に過ごしてくださいね。

次回は4月1日（土）更新予定です。お楽しみに！

天達武史（あまたつ・たけし）
気象予報士。横浜市生まれ。専門学校でイラストを学んだ後、ファミリーレストランに9年間勤務。海が目の前の店舗で、天気で客数が大きく変動するため、過不足なく食材を発注するべく気象予報士を目指す。『めざまし8』の前身『とくダネ！』から、長年にわたって番組に出演。スポーツ観戦（特に野球）、散歩、スノーボード、温泉・銭湯めぐりも好き。

写真／天達武史