三浦は初の父親役にチャレンジ
主演・木村拓哉×脚本・君塚良一という豪華な初タッグが実現するフジテレビ開局60周年記念特別企画『教場』。
このたび、木村演じる警察学校のカリスマ教官・風間公親(かざま・きみちか)の教え子役として、三浦翔平、大島優子が決定した。
三浦が演じるのは、“風間教場”最年長32歳の日下部准(くさかべ・じゅん)。
同い年の妻と3歳の娘がおり、体力には自信があるが、要領が良くなく、学科の成績は芳しくない。実は、2年前にC級ボクサーライセンスを返上した元4回戦ボクサー。
敗戦を繰り返し、プロボクサーの夢は諦めざるを得なかった。もう挫折するわけにはいかない…愛する家族のため、警察官になるべく一縷(いちる)の望みをかけて“教場”で負けられない戦いに挑むが…。
「(木村さんは)スタジオを出れば、気さくに話しかけてくれます」
<三浦翔平コメント>
Q.『教場』出演についての思いを聞かせて下さい。
今回の作品は、警察学校ということですけれども、生徒役ということで最初に思ったのが「久々だな」と。原作や資料で勉強して 作品自体には“厳しい”という印象を持ちました。そして、主演の木村拓哉さんとご一緒にお芝居出来ることがうれしかったです。あと、初の父親役でもあるので、新しいチャレンジだと思います。今回このような重厚な作品に参加できることがうれしかったので、(オファーをいただいた際には)すぐに喜んで引き受けました。
Q.撮影が始まって、いかがですか?
撮影前にかなり本格的な厳しい訓練があったのですが、いざクランクインしたら、それが細部にいきてくるのを実感し、キャラクターの気持ちにも共感できたので、「やっぱり訓練をやっておいてよかった」と思いました。撮影に入っても、分からないことは監修の方にその都度聞いて、繰り返しています。ちゃんとしたリアリティーあってのフィクションだと思うので。
Q.木村拓哉さんとの共演について
木村さんは、本当に教官らしいたたずまいで、良い意味のプレッシャーというか、ピリっと現場が締まります。でも、怖いというのではなく、実際の教官と生徒のような感じの関係と距離を作ってくださっています。そしてスタジオを出れば、気さくに話しかけてくれるので、とても楽しいですね。良い意味でオンとオフが切り替えられていると思います。
Q.ご自身の役どころについてどのように捉えていますか?
僕が演じる日下部を始め、生徒一人一人に人間臭さと人間の弱い部分があるのですが、風間教官にその“小さい穴”を見つけられ、詰められていく中で、それが徐々に出てきます。日下部はボクシングで挫折癖がついていて、もう後がなくて絶対に辞められない気持ちで臨んでいるのですが、どこか甘えが出てしまい、そこを教官につっこまれていく。すごく人間らしいです。
日下部には、学校の隅で家族に電話する場面や、風間教官に「辞めたくない」と言い切るところなど非常に人間味のあるシーンがたくさんあるので、全体を通して見てもらえば、彼の人となりが良くわかるかと。「すごくいいやつだな」と(笑)。
10年ぶりに短髪に「さっぱりしました(笑)」
Q.役作りはしましたか?
みんなよりちょっと年上という設定ですが、実際に僕はみんなより少し年上なので、そこは自然にできているかと思います。元ボクサーというバックグラウンドで、といってもそのシーンは出てこないんですけど、一応キックボクシングなどの格闘技をやっていたので、そこは説得力を持たせるのに役だったかな、と。あと10年ぶりくらいに短髪にして、さっぱりしました(笑)。
Q.楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
この作品は、少し昔の警察学校に近くて、現在の警察学校はここまで厳しくないらしいので 「今の時代だったらありえない」と言われることもあるかもしれないです。でも、こういう経験を経た方たちが今の警察官であり、こうやって地域は守られているのだと知ることができます。
コンプライアンスやハラスメントなど今いろいろな議論が巻き起こっていますが、一方でちょっと狭苦しいと感じている人もいると思います。作品を見る方それぞれで受け取り方は違ってくると思いますが、今こういう作品をやることにすごく意味があると思います。