野菜を美味しく食べる方法を追求する西インド料理｜東京都・浅草「ガヤバジ」

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超本格的スパイス探求番組『スパイストラベラー』CS放送フジテレビNEXTで放送中。

番組では音楽業界きってのカレー好きとして知られる、Dragon Ashの櫻井誠とBiSHのセントチヒロ・チッチが、昨今のカレーブームをけん引する名店の数々を紹介していく。

今回2人が訪れたのは、東京都・浅草。（2022年10月22日放送分）

チッチ：パチパチー！

櫻井：どういうテンション！？

チッチ：なんと、今回で４年目のスパイストラベラーでございます！パチパチー！（2022年10月22日放送時）

櫻井：らしいですね！思い返せば第１回もこの傘を使ってたんですよ。

チッチ：ね！登場回数は少ないですが。

櫻井：３,４回くらいじゃない？でもずっとこの傘をスタッフさんが持ってくれているんです（笑）

櫻井：「かっぱ河太郎」がいますね。

チッチ：きょうは河太郎先生がご案内してくれるということで。

櫻井：違います、違います！これＬＥＥさんじゃないです！

チッチ：ちょっと痩せたかなと思いましたけど、違いますか（笑）

櫻井：瘦せたというか違う人ですよ！この河太郎がいるという事は、ここは浅草のかっぱ橋道具街です。

チッチ：かっぱ橋道具街！

櫻井：僕はここによく来ます。大人の遊園地なんですよ、ここは。

チッチ：そうなんですか？

櫻井：ありとあらゆる調理器具やお皿が売っていて楽しいですよ。

チッチ：いいですね。今日のお店は？

櫻井：ここの近くにある「ガヤバジ」さんです。西インドのカレーを出しているらしいです。

チッチ：ほー！西インド？

櫻井：西インドのカレーって意外と少ないと思うんですよね。イメージが付かないです。

チッチ：確かに、北とか南はよく聞きますけれど、西はなかなか聞かないですね。

櫻井：楽しみですね！

チッチ：楽しみです。では本物のＬＥＥさんのところへ行きましょう！

櫻井：本物のＬＥＥさん（笑）

チッチ：あ！見えてきました！

櫻井：何も知らない、本物のＬＥＥさんがいますよ。

今回も二人を案内してくれるのは、 “カレーおじさん ＼(^o^)／ ”こと、 AKINO LEE （アキノリー）。

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家で、生涯で食べたカレーは15000食を超える。テレビや雑誌など様々なメディアでカレー情報を発信するカレーのプロだ。

ＬＥＥ：おはようございます。懐かしい傘をさしていますね。第１回のやつだ！

桜井：そうなんですよ、流石。

ＬＥＥ：今日はこちら、「ガヤバジ」さんです。入口からして面白いでしょ？

チッチ：かわいい！

櫻井：なんかジブリの世界みたいな。

ＬＥＥ：この奥の細道を通った中にあります。西インド料理のお店で、元々は大阪にあったお店です。浅草に移転してきて最初は間借りをしていましたが、人気が出てこちらに実店舗を構えたということです。最初は西インドの軽食で、朝食とかをやっていましたが、今は居酒屋的なお酒に合うような料理がメインになっています。

櫻井：おぉ～！トンネルじゃないですか！

ＬＥＥ：ここでワクワクが増していきますよね。

チッチ：おもしろい！

チッチ：入口に入るときから秘密基地への道みたいでワクワクします。浅草のイメージからは想像もつかないような可愛い場所なのでキュンとしました。

ＬＥＥ：ご紹介します。シェフのガヤさんと、オーナーのトミーさんです。

櫻井・チッチ：よろしくお願いします。

ガヤさん・トミーさん：よろしくお願いします。

ＬＥＥ：西インドの料理を出すかなりマニアックなお店です。西インドって野菜がものすごく多いんですよ。もちろん野菜だけではなく肉料理もありますが、色々な軽食があって田舎料理のようなものが多く、インドの中でも特に素朴で美味しい料理がある地域です。

ガヤさん：南インドカレーや北のニューデリーとかのカレーなどは結構ありますよね。でも、西にあるムンバイはみんな知っているのに、そこの料理がなかなか日本には無いことが気になりました。私が西インド出身ということもあり、私が食べ慣れている料理を味わって欲しいなと思い、一回料理を出してみました。そしたら反応が良かったので、そのまま今も続けています。

ＬＥＥ：北と南のインド料理は見た目も味も全然違うというのはあります。ですが、東と西は割と北に含まれるので、北インド料理とはあからさまに違うというわけではないですけれど、確かにちょっと違うよねというところに今日は気づいてもらえたらと思います。もう４年目ということなので、より深くインドも掘り下げていきましょう。

櫻井：西インド料理にも手を出していこうという事ですね。

ガヤさん：バルリミルチは基本的にピーナッツの粉に色々なスパイスやゴマを混ぜて、それをしし唐や唐辛子の中に入れて軽く炒めるという料理です。西インドのマハラシュトラ州で使われているゴーダマサラというスパイスや、クミン、コリアンダーを使っています。少しピリ辛にしたいのでチリパウダーも入れています。

ガヤさん：おまたせしました。

櫻井：おぉ～、こんな感じなんですね。

チッチ：何かが入っている！

櫻井：中にすごい詰まってる、いただきます！

櫻井：美味しい、香ばしい！全て植物性の食材で成り立っている料理ですが、満足感は非常に高いです。食べ応えがしっかりあって、味付けもスパイシーでナッツの香ばしい香りも食欲をそそります。お酒を呼びますよね。

ＬＥＥ：あはは、飲みたくなっちゃう？

櫻井：うわぁ～。これ、ビールですね。

ガヤさん：2品目の「バジャリ」は、「Vajri Masala」という料理です。通常は羊かヤギのモツを使うのですが、東京では手に入らないので今は豚のモツを使っています。モツで作るカレーや炒め物は全て「Vajri」と言います。オニオンガーリックマサラというスパイスミックスを使っていて、オニオンとガーリックの味が目立つピリ辛料理です。

櫻井：おぉ～、濃厚そうですね。

チッチ：美味しそう！いただきます。

チッチ：うん、コリコリしてる！ちゃんとモツの味がして、そこにガヤさんのカレーの味がしみ込んですごく美味しいです。モツ煮込みって味噌のイメージしかなかったので、イメージを覆されました。ご飯が食べたくなるしっかりしたお味で、お酒にも合いそうです。

櫻井：う～ん、美味しい。意外と優しい味だね！辛すぎず、味も濃くない。モツの良い香りもする。

チッチ：そう！モリモリ食べちゃう。

ガヤさん：ガオランはマラーティー語で田舎風という意味です。カレーのベースに玉ねぎ、焦がしたドライココナッツ、パクチーを入れています。玉ねぎの甘味、ココナッツの甘味と焦げの美味しい苦み、パクチーの香りがベースとなっていて、他のカレーとは違う味になっています。

櫻井・チッチ：いただきます！

櫻井：おぉ。やっぱり味わいがすごく優しいですね。夜にすごく良さそうです。

チッチ：柔らかい！味染みてる～！

櫻井：めっちゃ美味しいこのカレー。

チッチ：締めに食べたい感じ。

櫻井：これまでのお料理がすべて優しい味付けだったので、カレーはどうかなと思ったら、こちらもすごく優しいです。西インドでは玉ねぎを丸ごと真っ黒になるまで焼いて中のトロトロになった部分をベースに使うということで、どうしたら野菜が美味しくなるだろうというところをカレーに落とし込んでいて、勉強になりました。

櫻井・チッチ・ＬＥＥ：美味しいお料理をごちそうさまでした！

【ガヤバジ】
住所：東京都台東区西浅草1-6-2
電話：03-4362-8150
営業時間：水〜日11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:00〜20:30(L.O.20:00)
月曜火曜定休日
公式アカウント：
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