バカリズムさんが夫婦生活を明かしました。
4月19日(水)に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ)はバカリズムさんが登場。女性代表・エンジェルちゃんを大島美幸さん(森三中)が務めました。
ゲストと親交を深めるため、あだ名をつけて進行するこの番組。今回は国分太一さんが、バカリズムさんの本名(升野英知)から、「ヒデ」の呼び名で進行することになりました。
まずは「休日のルーティン」から紹介。
・4時~10時 睡眠
・10時~11時 朝昼ごはん
・11時~20時 作業
・20時~21時半 夜ごはん
・21時半~3時 作業
・3時~4時 お風呂
シンプルな1日に国分さんは「全然面白くない」とバッサリ。城島茂さんが「外に出ない日があるっていうことですね」と告げると、「仕事以外ではほぼ出ないです。あくまでもバラエティが仕事で、(脚本は)休みの日を利用して書かせてもらっている」と説明しました。
国分さんが「よしやるぞ!」なのか、それとも「やんなきゃなぁ」なのかとテンションの違いを聞くと、「自宅の下の階に作業場があるんですけど、この世の終わりみたいな顔をして『はぁ~っ、今日も作業だ。い゛よ゛~っし』って降りていく」とその表情を再現。
城島さんの「以前から自宅と作業場を分けていた?」との質問には、「昔はファミレスに行っていたんですけど、さすがに長時間居座ることはできないし、事務所の会議室で作業するにも社員さんがいないとダメだから、その人たちに(出社を求めるのは)申し訳ない」。
続けて「独身時代に借りるのはよかったんですけど、結婚してから借りるとなると、悪いことに使っていると思われる」と説明。国分さんは「すっげぇ、(奥さんに)気を遣っている」とツッコみました。
バカリズムさんは、元アイドルの夢眠ねむさんと結婚して4年目。
「奥さんが仕事から帰ってきて、夜ごはんが出来上がるぐらいの時間に連絡をくれるので、自宅に戻って」といい、大島さんが食事に興味を示すと「『何食べたい?』って聞かれたときはすぐに返さないとピリつくじゃないですか。人から聞いたんです。女性は、旦那さんに『何でもいい』って言われるのが一番イラつくって。そのときは頭フル回転で『やさ、やさ、野菜炒め』みたいな」と本音を吐露。
作業場へと戻るタイミングを聞かれると、「ごはんを食べて、一くだり、二くだりがあってですね。しかも、『よし、行こう』じゃなく、『俺もイヤイヤ行くんだからね』と名残惜しさを出しつつ」とさらに、妻への気遣いを明かしました。
甘酸っぱい思いをしたくて上京。学生時代は女子とカフェで紅茶
「フジテレビで一番古いバカリズムは?」の質問には、「コンビを組んでいた20歳ぐらいのころの『P-STOCK』という音楽番組」と告げると、松岡昌宏さんが「僕と城島が司会をやっていました」と当時のVTRが登場。
お笑いを始めたきっかけに話がおよぶと、「小さいときからテレビっ子で、中学生ぐらいのときにウッチャンナンチャンさんが出てきて憧れるように。だからといって、福岡から出ていくのも大変そうだし、(芸人に)なろうとすら思っていなかった」と回想。
しかし、中高と男子校で野球をやっていたため、「何の甘酸っぱい思いもしないまま就職するのがイヤ」で、専門学校(日本映画学校)へ進むことを決意。偶然にもその学校はウッチャンナンチャンの母校で、「芸人になろう」と上京したそう。
国分さんの「甘酸っぱい経験は?」の問いかけに「男とつるむのはもういいやと思っていたから、ずっと女子のグループにいました。男子が海へナンパしに行くなか、僕は女子とカフェで紅茶を飲んでいた」と学生時代を振り返りました。
2位か3位狙いで『R-1ぐらんぷり』に出場!その真意とは…
現在の所属事務所であるマセキ芸能社を選んだのも、「吉本に入っちゃうと、まわりは芸人だらけ。日本映画学校の俳優科には漫才の授業があったけど、自分以外は誰もお笑いを目指していない。芸人志望だらけの中で鎬(しのぎ)を削るより、誰も目指していない中でお笑いをやると才能があるように映って、ぶっちぎりで勝てる」とお笑いの養成所ではなく、マセキ芸能社の関係者も訪れる学校を選択した理由を説明。
結果、マセキ芸能社への所属が決定。バカリズムさんの自己プロデュース力の高さに、国分さんや松岡さんも感心しました。
しかし、所属後に組んだコンビは10年で解散。
国分さんが「ピン芸人になって死にもの狂いだった?」と聞くと、「ピンになってすぐ、『R-1ぐらんぷり』(カンテレ/フジテレビ)の予選が始まったんです。解散直後ってみんなからかわいそうな目で見られるけど、それって芸人にとっては一番邪魔なもの。『R-1ぐらんぷり』に出ちゃえば『ピンになってよかったね』に変わるから、決勝に行くつもりで出ました」と回想。
さらに「あまりこういうことを言っちゃいけないんですけど、当時の僕は優勝しないほうがいい、2位か3位ぐらいがいいと思っていたんです。というのは、優勝しちゃうといろんな番組に呼ばれるけど、それは優勝したから呼ばれるのであって、だけど、2位、3位の人が呼ばれるのは、スタッフさんが好きだから呼んでくれる。そうすると、自分に向いている仕事がきやすいのは2位か3位」と、先見性をもって臨んでいたことを明かしました。
単独ライブは感覚を更新するための“筋トレ”
また、近年は脚本家としても活躍していることに「もともと短編小説みたいなものを書いていたんです。それを見てくださったプロデューサーが『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)でやらないかと声をかけてくださって、さらに、番組を見た別のプロデューサーが連ドラをやらないかと、つながっていった」と説明。
国分さんが「作業が掛け持ちのときも?」と聞くと、「この間まで連ドラをやっていたんですけど、同時進行で別の連ドラと映画を掛け持ちしていた。連ドラは終わりましたが、他の2本がまだ残っているので、単独ライブが終わったら、その2本をまた進める」と報告。
まるでパズルのような仕事の仕方に、松岡さんは「立体駐車場みたい」と表現しました。
そんな超過密スケジュールの合間をぬいつつ、単独ライブを毎年開催しているバカリズムさん。
「筋トレみたいなものですよ。単独ライブは新ネタを作らなければいけないので、自分の感覚を更新する作業なんです。しばらくネタを作っていない人が10年ぶりに作るとなると、10年前のセンスで作ることになりますし、若手に陰で『古い』って言われるのはイヤだから、更新する作業を続けられるだけやっておかないと」と、ストイックさをのぞかせました。
次週4月26日(水)の『TOKIOカケル』は山崎育三郎さんが登場。女性代表・エンジェルちゃんは大島美幸さん(森三中)が務めます。
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/TOKIOKAKERU/
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