超本格的スパイス探求番組『スパイストラベラー』CS放送フジテレビNEXTで放送中。
番組では音楽業界きってのカレー好きとして知られる、Dragon Ashの櫻井誠とBiSHのセントチヒロ・チッチが、昨今のカレーブームをけん引する名店の数々を紹介していく。
今回2人が訪れたのは、東京都・西荻窪。(2022年11月26日放送分)
今回は車内からスタート
櫻井:雨で…。外が撮れないのよ。
チッチ:ね、急に。雨のバカっ…!
櫻井:雨のバカ(笑)
櫻井:今回は、美味しいものがいっぱいある西荻窪です。
チッチ:そうなんだ。
櫻井:居酒屋さんとかもいっぱいあるし。
チッチ:中央線?
櫻井:そう。面白いんですよ、この街すごく。
チッチ:なにが?
櫻井:いや、だから飲食店が…って人の話聞いてた?(笑)
櫻井:雨で外の様子が撮れないので、店内にすぐ移動したいと思います。
チッチ:イエーイ!
櫻井:オーウ!
櫻井:なんか可愛らしい感じ!壁の色とか。
チッチ:ね!階段を上るのは吉田カレーぶりですね。
LEE:こんにちは。
櫻井・チッチ:こんにちは。
今回も二人を案内してくれるのは、 “カレーおじさん \(^o^)/ ”こと、 AKINO LEE (アキノリー)。
2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家で、生涯で食べたカレーは15000食を超える。テレビや雑誌など様々なメディアでカレー情報を発信するカレーのプロだ。
櫻井:素敵な空間。
チッチ:いい匂い!
LEE:古民家っぽい感じの空間ですね。今回は西荻窪の「フェンネル」にやってきました。このお店のシェフは、以前番組でも紹介した「桃の実」でシェフをやっていた方です。その方が独立されて自分のお店をついにという事です。インド風カレーライスというものにこだわっていて、インド料理に経験豊富な方が作る、日本のお米に合ったインド風カレーライスが食べられるお店です。
櫻井:最高ですね。めちゃくちゃ楽しみ!
LEE:めちゃくちゃ美味しいですよ!
「フェンネル」店内の様子
チッチ:階段を上がっている時までは気づかなかったんですけど、入ってみたら日本家屋みたいなお店です。今までは異国感があるお店が多かったんですけど、すごく日本っぽいところが気に入りました。木の香りがすごく素敵です。
LEE:ご紹介します。オーナーシェフの加来さんです。
櫻井・チッチ:よろしくお願いします。
加来さん:よろしくお願いします。
「フェンネル」の魅力
LEE:まず、西荻窪はカレー激戦区なんですよ。カレー以外にも美味しい料理を出すお店が多い街と言われていますが、特にカレーに関しては激戦区です。様々な美味しいお店がある中、2022年7月にできたばかりのお店で、インド料理を基に日本のお米に合うようなカレーライスを出しています。最近のスパイスカレーは合いがけをよくしますが、このお店は絶対にしないというこだわりがあり、一つのカレーで完成した美味しさになっています。
加来さん:脱サラしてカレー屋をやろうと思ったのが29歳の時だったので、料理人としては遅いスタートになってしまいました。先に料理を始めた人を追い抜くためには皿洗いから始めていたら到底追いつけないので、ステップアップできるインドにいきなり行っちゃうのが良いんじゃないかと思い、料理人としてのキャリアをスタートしました。
櫻井:いきなり行ったんですか?
加来:そうですね、インドのホテルでまず修行しました。調理人としての最初のキャリアです。
櫻井:えー、すご!
加来:帰国後は都内のインド料理レストランで働いた後、カレーライスのお店で働きました。その後に桃の実に入りました。
LEE:普通に作ったら簡単に作れるはずのものを、めちゃくちゃ手間をかけて作るタイプの方で、それがちゃんと味に生きていて普通のインド料理と違う「フェンネルのカレー料理」として美味しいものになっています。絶品で、本当に二人に食べさせたくて、やっと叶いましたよ。
本日の料理1品目「ポークビンダルー」
加来さん:当店のカレーはインドカレーをベースに、日本米に合うようにアレンジした料理です。ポークビンダルーに関してはしっかりと豚の旨味がソースに溶け込むことを意識しています。インド・ゴアで感じた香りをしっかり感じられるように、ゴアのチリに近いものを4種類組み合わせて使っています。
加来さん:おまたせしました。
チッチ:わっ!美味しそう。きれーい。
櫻井:うわぁ~。香りが…。
LEE:めちゃくちゃ香りが良いでしょう?
チッチ:美味しい色してます。
櫻井:う~ん、鮮やかな色で…喉が鳴っちゃった(笑)まずはグレイビーから、いただきます。
櫻井:うぅーん、うまい!なにこれ?
チッチ:カレーです。
櫻井:余韻がめっちゃ長い!
チッチ:いやーん!
櫻井:後半もずーっと香りが変化してきて。すごい、めちゃくちゃ美味い。
LEE:一見シンプルだから普通にパッと食べちゃいそうだけど、わかっていればわかっている程すごさに気づくみたいな料理です。
櫻井:余韻がものすごく長い、深い味。チリの香りが本当に素晴らしい。お肉もギリギリのところを狙っていて、ホロッと柔らかいけどお肉の旨味は残っている。ホテルから修行を初めて名店で色々経験を積んできたという経験が伝わる一皿です。
本日の料理2品目「バターチキン」
加来さん:当店のアレンジとして、自家製の鶏ダシを使っています。バターチキンは鶏ダシを使わなくても、バター・生クリーム・カシューナッツというリッチな素材を多用することですごくリッチな味になりますが、これらの素材を控えて重くならないようにしています。旨味に欠ける点があるのでチキンストックを使い、日本米に合うようにしています。
加来さん:お待たせしました。トッピングのチーズはルウの下に入ってます。
チッチ:下に!?
LEE:隠れチーズです。
櫻井:すんごい良い香りする。
チッチ:いただきます。
チッチ:んんー!!美味しい。
チッチ:超、味が染みてしっかりしている。
加来さん:チーズをチキンに絡ませたりしても美味しいですよ。
チッチ:いいの?
LEE:あ~これは絶対優勝ですよ。
櫻井:これはもう、罪ですね。伸びが良いチーズ。
チッチ:いただきます!チーズさんと一緒に。
チッチ:最高!あっ、やばい…美味しいですね(泣)
チッチ:炭火で焼いてあるので香ばしい香りに包まれています。炭火焼のチキンにすっごい美味しいカレーの味が付いているという感じです。ホロホロとしてジューシーなお肉が中に入っているけど、超一体感があって。新種の超美味しいバターチキンカレーに出会った感じで、幻みたい。
本日の料理3品目「ドライカレー」
加来さん:ドライカレーはいまのメニューの中で一番手間がかかる料理で、お肉の4倍の量の野菜を使って調理しているところがポイントです。野菜を炒めるところから最後までだいたい4時間くらいかけてじっくり作っています。野菜をしっかり煮込み、ひき肉もしっかり煮込むことで肉々し過ぎない、スパイシーで味わい深いけど重くならないように意識しています。
LEE:うわぁ、きれい!しっとりですね。
チッチ:これまた美味しそうだ。
櫻井:これはすごい!
LEE:完璧な二層ですね。いただきます。
LEE:んんー!
櫻井:反応はやっ(笑)
チッチ:どうですか?
LEE:ドライカレーって、肉のイメージが強いじゃないですか?
櫻井:はい。
LEE:これはめっちゃ野菜なんですよ。肉と野菜を使ってますけど、野菜の方が印象があります。一見普通にドライカレーですけど、本当に他にないドライカレー。
櫻井:卵も、完璧な茹で加減ですね。
LEE:うん!めちゃくちゃ美味しい!
櫻井・チッチ・LEE:美味しいお料理をごちそうさまでした!
【カレーショップ フェンネル】
住所:東京都杉並区松庵3-37-22 2F
電話:03-5941-9835
営業時間:月・水~日曜日
11:30〜19:00(18:30L.O.)
定休日:火曜日、臨時休業あり。SNSにてご確認ください。
公式アカウント:
https://twitter.com/curryshopfennel
https://www.instagram.com/curryshopfennel/
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