横浜流星＆奥平大兼 “コワモテ俳優”一ノ瀬ワタルのキュートな一面明かす

全ての画像を見る

横浜流星さんが主演を務める映画「ヴィレッジ」の公開御礼舞台挨拶が、5月1日に開催。横浜さん、一ノ瀬ワタルさん、奥平大兼さんが登壇しました。

この作品は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出すサスペンス・エンタテインメント。

この日は、劇中で因縁まつわるキャラクターを演じた横浜さん、⼀ノ瀬さん、奥平さんが劇場に登場。

本作は話題の注⽬作として公開前からSNS上で盛り上がりを⾒せ、キャスト陣の圧巻の演技の熱量と映画の世界観、映像美に多種多様なコメントが上がって大盛り上がり。⼤作ぞろいのGW作品の中で、唯⼀シリアスなサスペンスとして異彩を放つ本作が好調なスタートを切っています。

この盛り上がりに、横浜さんは「GWで忙しい中、ありがとうございます。映画の公開から10⽇経ちましたが、たくさんの⽅が見てくださっていることを実感していますし、うれしいです」と感謝しました。

劇中で強烈なヒールを⾒事に演じきった⼀ノ瀬さんの印象や、撮影当時の思い出について聞かれると、横浜さんが「やられるシーンしかなかったですよね（笑）」と語りかけ、⼀ノ瀬さんも「そっすよね」と苦笑い。

場内には笑いが起きつつ、横浜さんは「実際はすごくキュートな⽅ですが、撮影中は役として見ていたのですごく怖かったです。（アクションシーンは）物語としても、役としても、分岐点となる⼤事なポイントだったので、集中⼒も⼤事で。絶対にかなわない相⼿だけど、⼤事な⼈を守りたいという⼀⼼で⽴ち向かわなきゃいけなくて…しびれました」と裏側を語ります。

しかし、苦労したからこそ「達成感もありました」と⼿応えも明かすと、⼀ノ瀬さんも「夜が明けてしまいそうで時間もなかったから焦りましたよね」と。

また、「これまでアクションシーンをたくさん演じてきましたが、横浜さんはすごいです！⾓度的に、本当にビンタを当てなきゃいけない場⾯もあったんですけど、『当たった瞬間避けるから⼤丈夫』と⾔ってくださって…。⾃分もキックボクシングをやってきたから分かるんですが、それって⻑年の経験がないとできないんですよ。これをやる俳優さんは初めてでした」と、熱弁。

横浜さんは空⼿、⼀ノ瀬さんは格闘技で実⼒を持つ2⼈だからこそできた奇跡のアクションシーン裏話を明かしました。

⼀⽅で、奥平さんは「クランクインのシーンが、一ノ瀬さんに殴られるシーンで…めちゃくちゃ怖かったです」と、恐怖を感じていたそう。「でも、撮影中にうさぎを飼っていると聞いて。あれ？かわいいな、と」と、⼀ノ瀬さんの⼤きな体からは想像できない意外なエピソードを暴露し、場内からも笑いが起こりました。

藤井道人監督の撮影では、キャラクターの好きな⾳楽などを細かく分析したキャラクターシートが配られるのが定番。舞台挨拶でも、横浜産が演じる優は「amazarashi」、一ノ瀬さんが演じる透は「 YOASOBI」、奥平さんが演じる⿓太は「舐達⿇」が好きという設定だったそう。

横浜さんは「優は監督と僕の分⾝にしたいと⾔われていたので、撮影中もずっとamazarashiさんの曲を聞いていて。役として⽣きやすかったです。⿓太が舐達⿇というもの知っていたけど…透がYOASOBI！？」と思わずツッコミ。

これには奥平さんも「初⽿です！」と追随すると、⼀ノ瀬さんは「YOASOBI と韓国映画ばっかり見てました。恋愛映画好きという設定で…透にとってはこの作品はラブストーリー（笑）」とまるで少⼥のような笑顔でキュートな撮影エピソードを披露しました。

映画「ヴィレッジ」は、公開中。
©2023「ヴィレッジ」製作委員会
配給：KADOKAWA／スターサンズ