白石麻衣さんが、『風間公親-教場0-』で初挑戦した刑事役について語りました。
2020年と2021年の新春SPドラマとして放送された『教場』シリーズ。その最新作『風間公親-教場0-』(フジテレビ)が放送中です。
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今作は、『教場』(2020年)、『教場Ⅱ』(2021年)で風間公親(木村拓哉)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”としてあたっていた時代の物語。当時の風間は、右目を失っておらず、両目で誰よりも早く真実を見抜き、自身が指導する後輩刑事とともに事件に挑んでいました。
5月22日、29日に放送される第7話と第8話には、刑事指導官・風間とバディを組む新人刑事・鐘羅路子(かねら・みちこ)役で白石さんが出演。役作りのためにバッサリと髪をカットした凛々しい姿が話題となりました。
<白石麻衣『風間公親-教場0-』に出演!「刑事としてご覧いただけるよう、しっかり演じたい」>
フジテレビュー!!は、「私で務まるのかと心配だった」と語る白石さんにインタビュー。刑事役への挑戦、初共演となる木村さんとの撮影の舞台裏、髪を切った自分の印象などを聞きました。
「私が思っていた“新人刑事”とはちょっと違う人物像」
<白石麻衣 インタビュー>
――本作のオファーを受けたときの感想は?
最初に話を聞いたときはびっくりしました。『教場』シリーズには、画面からでも伝わってくる緊張感があるので、 “あの中”に入るなんて、正直なところ「私で務まるのかな?」と心配でした。
「撮影現場はどういう雰囲気なんだろう?」と、準備期間はドキドキして緊張していましたが、実際の撮影現場は良い意味での緊張感があって、身が引き締まるといいますか、とても良い空気感でした。
――撮影までの準備期間はどのように過ごしましたか?
役柄に合わせて髪を切って、路子のセリフには私が普段使わない言葉や難しい単語がたくさんあったので、できるだけ早い段階から少しずつ台本を頭の中に入れていきました。
監督からは、「こうしてほしい」という路子のイメージがたくさんあって、その中に「帰国子女のような」という言葉もありました。そこは風間指導官に恐縮する他の新人刑事とは違い、思ったままに言葉が出てしまうとか、仕事に対していろいろ考えているけれども、自由にそのまま突き進んでいく路子という人物に繋がっていると思います。
――役作りで注意した点を教えてください。
台本を読んだ時点では、「芯が通っていて、新人刑事らしく真面目にお仕事をしていくのかな」と思っていたんですが、監督は「問題児ではないけれど、プライベートで抱えていることがあり、仕事に対してもまだ迷いがある状況」だとおっしゃっていて。私が思っていた「新人刑事」とはちょっと違う人物像だったんです(笑)。
路子には、口癖みたいなものがあって。いろいろ推理していくけれど「なんとなくですけど」みたいな言葉を発することが結構あるんです。その辺が路子らしいのかなと思って、そういうところに自分らしさも入れつつ。
監督からは、「あまり役作りをしないでほしい」とも言われていたので、そんなに役を作り込まずに演じました。
――ここまでで印象に残る、苦労したシーンは?
事件現場を舞台で再現するシーンです。事件を再現して順を追って延々と長台詞で説明をするシーンは、これまで体験した中でも1番大変だったと思います。
私は、役職のある役を演じることが多いのですが、今回は初めての刑事役を演じたことで、実際に働く警察、刑事という職業への理解、命をかけて働いていらっしゃる方々へのリスペクトの気持ちがとても強くなりました。
木村拓哉が“取り押さえ”豆知識を伝授「何でも知っているんだな」
――木村拓哉さんとはバラエティ番組での共演はありますが、ドラマでは初共演になります。「木村さんからいろいろ学びたい」とコメントしていましたが、実際に現場で学べたことを教えてください。
木村さんは本当に素敵な方で、現場のセットチェンジでちょっとした空き時間ができたときにも、監督をはじめ、いろいろな方と会話をしていたり、自ら手伝ったりしている姿が、すごく勉強になりました。そういうかっこいい生き方に憧れますし、周囲の状況をちゃんと見ている姿勢が素敵だなと思いました。
あとは、やっぱりオーラがすごいので、遠くにいらっしゃってもすぐわかるといいますか(笑)。俳優でいるときの木村さんと、何もない時間にお話をしてくださる木村さんは、違いはするんですけれども、その中にちゃんと木村さんの優しさや愛情を感じられるので、「こういう人が本当のスターなんだな」と、改めて感じました。
――木村さんとのやり取りで印象に残っていることはありますか?
お芝居の話だけでなく、日常の話とか、たわいのない会話をたくさんさせていただきました。ちょっとした豆知識も教えてくれました。「犯人を取り押さえるときは、こうやったら動かなくなる」みたいな“取り押さえる方法”を教えてくださって、何でも知っているんだなと思いました(笑)。
私が出演する回の木村さんは、サングラスをずっとかけていらっしゃる姿なので、どこを見られているのかが分からなくて、ちょっとドキッとする感じはありましたが、お話してくれる内容は意外とポップだったりして。空気を和ませてくれるというか、本当に素敵な空間を作ってくださっていました。
――毎回、風間指導官の“刺ささる言葉”が話題となります。白石さんが刺さった言葉は?
「得意な技を持つことは同時に致命的な弱点になる」という内容の言葉があって、お芝居の中ではありますが、目の前で言われたらグッと来るものがありました。
知り過ぎることが裏目に出ることもあるんだろうなと。的確なことを風間指導官は言ってくださるので、それを路子がどうやって理解して自分なりに事件を解いていくのか、その辺の葛藤も見ていただきたいポイントです。
『風間公親-教場0-』では、“風間教場”以前の風間公親が描かれています。過去にどういう経験をしてきたのか、どのようなことを乗り越えて私たち新人警官に指導してくださっているのかが明らかになります。
風間指導官には全てを見抜かれている感じがしますが、厳しさの中にも優しさを感じる部分もあり、それがあるから「自分で解き明かせ」という指導スタイルになっているんだと思います。風間指導官の持つ厳しくも愛情のある部分が画面からも伝わるのではないかと思っています。
ピシッとしたパンツスーツ姿に「自分でかっこいいなって(笑)」
――風間指導官は「自分で考えろ」と促す指導をします。白石さん自身は、ああいう指導方法はいかがですか?
私からしたら、「もうちょっと何か教えてほしいな」って気持ちはありますけれど(笑)。でもそれも成長するための1つの方法だとは思うので、1回は自分でチャレンジしてみて、それでも何も手がかりがなかったら聞いてみちゃう。
――では、路子とは真逆なタイプなのでしょうか。
そういうところは真逆かもしれないですね。路子をすごいなと思うところは、わからなかったら何でも臆せずに聞けるし、風間指導官と近い距離感で話をできるところです。自分にはとてもできないので。
――今回、役柄に合わせて髪型も20cmもカットしました。気持ち的な変化はありましたか?
髪を切ってからビジュアル撮影をして、実際に撮影現場に入ったんですけれども、より緊張感とドキドキ感と、「やるぞ」という気合いが入りましたね。
短い髪でピシッとしたパンツスーツを着ると、いつもとは違う自分のようで。「かっこいいな」って思いました(笑)。
――プライベートでのファッションにも変化がありそうですか?
春頃から、色ものやカラフルなファッションが流行っているので、この夏はポイントでビビッドな色を入れてみたりしたいなと思います。いつも、白や黒が多くて結構シンプルなファッションに傾いてしまうので、オレンジ色とかを差し色として取り入れてみたいです。
――これから夏に向けての白石さんのファッションも楽しみです。他に挑戦してみたいことはありますか?
スキューバダイビングに挑戦してみたいなと思っています。実は水が苦手なんですけれど、海がきれいなところに行ってアクティビティができたらいいなと思いますね。やってみたら意外と「楽しいな」って思えるかもしれないですし。
撮影:今井裕治
ヘアメイク:PON
スタイリスト:鬼束香奈子