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窪塚洋介さんが、息子の成長に目を細めました。

創業23年目を迎えた「THE SUIT COMPANY（ザ・スーツカンパニー）」が、本日より屋号を「SUIT SQUARE（スーツスクエア）」に変更。それに伴い、窪塚洋介さんと窪塚愛流さん親子が初代アンバサダーに起用されています。

5月10日にSUIT SQUARE TOYO GINZA店で行われた「ザ・スーツカンパニー屋号変更発表会」に、親子揃って出席。2人でカメラの前に立つのは初めてとあって、会場には多くのメディアが集結しました。

愛流さんは「初めてモデル活動をさせていただいたのが、『ザ・スーツカンパニー』のCMで、それから3年が経ち、まもなく20歳を迎えるこの年に、今度は父と一緒に仕事をすることができて、うれしく思っています」と緊張のせいか、言葉につまりながら挨拶。

続いて、洋介さんが挨拶をするも、こちらも噛んでしまい「親子でカミカミですけど、父の窪塚洋介です」と苦笑しながら自己紹介。

「3年前に彼が初めてコマーシャルの撮影をすると聞き、遊びに行くという体（てい）で、偵察に行きましたが、初々しくも堂々と仕事をしている姿を見て、ほっこりしたのを覚えています」と、父親としての心境を吐露。

「まさか3年後にこうやって親子でステージに立って、マイクを握る日がくるとは夢にも思いませんでした。“いっちょかみ”みたいにならないように、親父としての仕事も、窪塚洋介としての仕事も全うしたいと思います」と、キリリとした表情を見せました。

親子関係について、洋介さんは「結構、特殊な環境で育ててしまったので、どこかで『グレるかな？』と思っていたんですけど、それがなく、自分が子どもをもつ前に思い描いていた、友だちみたいな関係の親子になってきてるのかな」。

そして、愛流さんから芸能界へ入りたいと告げられたときの心境を聞かれ、「『きたか』と思った。おそらく、彼からは僕が努力もせず、楽しく遊んでいるように見えていたと思うんですよ」と話すと、愛流さんが「なめていたわけじゃないけど、いざ同じ世界に入ってみたら、自分が見えていた何億倍も大きな世界で…」とポツリ。

愛流さんの発言に続き、洋介さんは「結果、この星で、この社会で生きているのは楽しいことなんだというのは伝えられたかなって、ちょっとうれしかったです」と、照れくさそうな表情を浮かべました。

親子共演について、洋介さんは「うれしくもあり、照れもあり、よくここまで大きくなったな」と目を細め、「先人たちはみんな言っていたけど、あっという間に子どは大きくなるというのをまざまざと見せられました。子育てで大変な思いをしている世のお父さん、お母さんも『大変なのは今だけ。あっという間に自分のそばからいなくなる』と考えたら、日々の大変さは和らぐんじゃないかな」と親としての思いを明かしました。

お互いの進化に話がおよぶと、愛流さんは「これからも父の生き方を魅せてください」と直筆でメッセージを送り、「体の心配もなくはないんですけど、期待のほうが大きいです。誰よりも先頭を走っていてカッコいいというのが父に対しての思いで、仕事への姿勢など生き方そのものが素敵だなと息子ながらに思います」。

「ただ、父と同じ道をたどろうとは思っていなくて、父みたいになりたいとも思わない。なりたくないからこそ、姿を見続けていたいし、そこから何かを奪って自分のものにし、成長したい」と決意を新たにしました。

愛流さんの言葉に、洋介さんは「ありがたいですね。まだ20歳にもなってないので、やっと始まったかな、いや、まだ始まっていないぐらいの年齢。いいことも悪いことも、素敵になるための肥やしとして、進化していく彼の姿を楽しんで見させてもらおうかな」としみじみ語りました。

司会者から「どんな大人になりたい？」と聞かれ、愛流さんは「遊び心を忘れない大人になりたいです。やるべきことはちゃんとやっているけど、誰が見ても『人生、楽しんでるよね』って思われるような、日々の小さな幸せを見つけていける大人になりたい」といい、司会者から「まさにお父さんのような方ですね」と告げられると、「僕はまだ父のレベルに行けてない。僕も皆さんに笑っていただけるようなトーク力を持ちたい」と笑顔。

さらに、「生まれ変わるなら？」の質問に「鳥になりたい」と希望を明かすと、すかさず洋介さんが「やめなさい！お父さんはなれなかったんだから（笑）。飛べないんだから」と、2004年に自宅マンションから転落した事故を連想させる発言をし、笑いを誘いました。