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EXILE NAOTOさんが父親役を演じた撮影エピソードを明かしました。

6月6日（火）にスタートする火曜ACTION！『もう一度パパと呼ばれる日』（フジテレビ／関東ローカル）。

本作は、事故によって毎日記憶がリセットされてしまう前向性健忘症を患う主人公・三倉健二（EXILE NAOTO）が、亡くなった妻が残した日記をきっかけに、シングルファザーとして、離れてしまった子どもたちの心を取り戻すべく奮闘する姿が描かれます。

フジテレビュー!!は、本作でフジテレビ地上波ドラマ初主演を務めるEXILE NAOTOさんにインタビュー。

自身初の父親役を演じた感想や、役作りへの思い、また撮影現場でのエピソードなどを聞きました。

──オファーを受けた際の率直な感想を聞かせてください。

『ディア・シスター』以来、8年ぶりのフジテレビドラマへの出演、また今回は主演という形でお話をいただき、光栄に思っています。

台本に目を通すと、全体を通して流れが感動的で、全4話の中に大事なメッセージが詰め込まれていると感じました。このような作品にチャレンジさせていただけて、とてもうれしいです。

──本作で初の父親を演じますが、役作りで特に意識したことはありますか？

普段から兄や友人の子どもと接する機会が多いので、周りにいる父親たちを参考にし、どのような振る舞いをしているのかを思い返しながら役作りをしました。

──実際に役を演じてみていかがですか？

息子・春を演じる石塚陸翔くんとは、休憩中もできる限り一緒にいるようにしています。すごく可愛いくて、お芝居と関係なくキュンとさせられるシーンが多いです。

娘・雪穂を演じる梨里花ちゃんは、中学1年生なのですが、「こんなに大人なの？」と驚くくらいしっかりしていて、シンプルにお芝居がすごく上手いなと毎回感動させられています。

もちろん子どもらしく、可愛い一面もあるのですが、僕が演じる健二は、雪穂との掛け合いの中で、いろいろと感情の変化が生まれるので、役者として、とても信頼しています。

まだ撮影が始まって1週間ほどしか経っていないのですが、2人ともいい子で、父親の擬似体験をさせてもらっているような感覚です。すでに親心が芽生えています（笑）。

──子役の2人とは、現場でどのような話をしていますか？

ドラゴンボールの話を主にしています。

話すきっかけを自分から作ろうとした訳ではなく、僕は漫画が好きなので、自然とドラゴンボールの話題で盛り上がっちゃたんですよ。

あとは、音楽の話もよくしています。「情報収集をしよう！これはマーケティングだ！」と思って、「どんな音楽を聴くの？」と聞いたら、残念ながら僕らのグループの名前は出てこなかったです（笑）。

──演じる健二について、どのような人物だと捉えていますか？

不器用ながらも、真っすぐに突き進んでいくのが健二だと思います。

前向性健忘症を患い、連続する記憶がないからこそ、1日1日を一生懸命に生きる健二に、演じながら僕自身も勇気やパワーをもらっています。

──前向性健忘症について、どのように理解を深めましたか？

資料や動画を見て、実際に病と共に生きる方がどんな生活をされているのかを知りました。

その中で「記憶がないということは、自分がないということ。記憶がないということは、感情もないということ」と話されていた方がいて、僕らには想像しきれない、不安や恐怖感を抱えているのだと、改めて考えさせられました。

それでも、その方は、塞ぎ込んでいるという様子はなく、明るく振る舞う姿が印象的で、役を演じるにあたり、悲観的というよりは、「自分に何が起きているか分からない」という気持ちを素直に表現する方がよりリアルだなと感じました。

今回の役は、すごく責任のある役だと思っていて、自分の感情を乗せて脚色しないように意識して演じています。

──作品を通して、自身の考えにどのような変化がありましたか？

健二は、思い出を作ることが出来ないので、その分、限られた1日への向き合い方が誰よりも濃いと感じ、作品を通じて「1日をどれだけ大切に生きられているか」ということを考えるようになりました。

──6月18日は父の日です。父の日のエピソードを聞かせてください。

4、5年前くらいから、毎年、人間ドックをプレゼントしています。何かあったときに、自分がお世話になっている病院ですので、全部わかっていた方が安心だなと思って始めました。

──父親とのエピソードで、印象に残っている出来事はありますか？

僕の父は、すごく整理整頓が好きで、小さい頃は少しめんどくさいなと感じていたのですが、最近では、僕も影響を受けて、整理整頓好きになりつつあります。

例えば、ティッシュ箱は必ずこの位置で、少しでもズレていたら嫌だとか。昔はあんなに嫌がっていたのに、いつの間にか、父と似たことを言うようになりました（笑）。

──NAOTOさんが実際に父親になったら、子どもとどんなことをしたいですか？

小さい頃に、山登りに連れて行ってもらって、すごく楽しかった記憶があるので、キャンプのような自然と触れ合うことを一緒にやりたいです。

そこで薪を割ったり、火起こしが出来る、頼れる父でありたいなと思っているのですが、今はまだそういった技術が無いので、これから力を磨いていき、キャンプ飯などを作れるようになりたいです。

──これからレジャーに最適な季節になっていきます。この夏やりたいことはありますか？

この夏の期間で、かき氷100杯（食べることを）目指します！

──かなりのかき氷好きなのですね。好きな味や、こだわりはありますか？

僕は、ナッツ系が好きで、ピスタチオがおすすめです。エスプーマという食材を泡にできる機械を使うんですよ。今はそういう時代になっています。

──ピスタチオが一押しとはなかなか通ですね。

味だけではなく、どの氷を使うか、削るときにどの刃を使うか、どれだけ細かく削るのかも大事です。シャリシャリ感を残すのか、ふわふわな食感を作るのか。

知らない方は、時代に取り残されていますよ（笑）。ぜひ、食べてみてください！「エスプーマかき氷」です！

──NAOTOさんが所属する「三代目 J SOUL BROTHERS」はライブツアー中。ドラマ撮影も並行して行われていますが、疲れた体を休めるために実践しているリフレッシュ方法はありますか？

僕は、（疲れたときに）甘いものをめちゃくちゃ食べます。ドラマの現場では、ケーキ、チョコレートを食べていますね。

ライブとライブの合間にぴったりドラマ撮影がハマっていて、平日はパパをやって、週末はアーティストをやってという感じです。

──今回のツアーからは、声出しが解禁になりました。久しぶりにファンの方の声を生で聞いていかがですか？

もう（歓声があると無いとでは）めちゃくちゃ変わりますよ。初日のステージで久しぶりに歓声を聞いたときは、鳥肌が立ちました。

やはり歓声があると、自分たちがファンの方に背中を押されているということを直に感じますし、歓声を受けて自分たちのパフォーマンス力も上がっていきます。

──最後に、これからドラマを見る視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

前向性健忘症を患いながらも、父として子どもたちと向き合う健二の姿を見て、1日1日を大切に生きる勇気を皆さんに感じてもらえたらなと思います。

台本を読んだ際に感じた、この作品に詰め込まれたメッセージを、責任を持って皆さんに届けたいと思っていますので、ぜひ、ご覧ください！