和田雅成 ミュージカル「ヴィンチェンツォ」主演!「和田ならイケる」と抜擢してくれたスタッフに感謝【推し☆メン】
編集部の“推し”を紹介する「推し☆メン」Vol.8は、和田雅成(わだ・まさなり)さんが登場。
舞台『刀剣乱舞』のへし切長谷部役や「おそ松さん on STAGE」のF6カラ松役など、2.5次元界で絶大な人気を誇り、映像作品にも多数出演。
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また、大阪出身のノリのよさを活かして、『ネプリーグ』(フジテレビ)に「2.5次元俳優チーム」でたびたび出演するなど、バラエティでも活躍しています。
気さくな人柄と軽快なトークが印象的な和田さんですが、まもなく開幕するミュージカル「ヴィンチェンツォ」では笑顔を封印し、冷酷な弁護士役に挑戦。
韓国ドラマ『愛の不時着』や『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』などを世に送り出してきたスタジオドラゴンが制作し、ソン・ジュンギさん主演で大ヒットした作品のミュージカル化に挑みます。
<韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」がミュージカルに!和田雅成「歌は心でうたう」>
話題作への意気込みや作品の魅力について、和田さんにインタビュー。さらに、ミュージカル、ストレートプレイ、ドラマと多忙な日々が続く自身を支える存在について聞きました。
<和田雅成 インタビュー>
――まず、出演が決まったときの感想から聞かせてください。
最初は「このスケジュールでミュージカルを」というざっくりしたオファーだったのですが、作品が「ヴィンチェンツォ」とお聞きして、「あの『ヴィンチェンツォ』なの!?」って。
今回は、これまで僕のターニングポイントになった作品でご一緒したスタッフさんが多くて、「和田だったら(主演として)いけるんじゃないの?」と抜擢してくださったそうで、それが何よりもうれしかった。経験を積み重ねてきてよかったなと、改めて思いました。
――「あの!?」と驚いたということは、作品をご存じだったんですね。
コロナ禍でいろいろな韓国ドラマが話題になっていた時期で、まわりから「面白いんだよ」という評判を聞いていたので、とりあえず1話だけ見たんです。そうしたらものすごく面白くて、「これはまとめて見たい」と思い、スケジュールが落ち着いてから一気に見ました。
――どんなところに魅力を感じましたか?
薬を盛られて寝てしまい、身ぐるみはがされるみたいなシーンがあって、最初は「ヴィンチェンツォってそんなに間抜けなの?」と疑問に思いましたが、わざわざそんなシーンを入れ込むということは、彼の人間味のある部分もアピールしたいんだろうなと。
残酷なシーンや激しいアクションシーンの一方で、ヴィンチェンツォが奪還を企てる雑居ビル・クムガプラザの人たちと過ごしているときは、音楽も含めてわりとコメディ寄り。この緩急に惹かれました。
クールだけど不器用なヴィンチェンツォを精一杯演じたい
――スーツをスマートに着こなす役柄ですが、役作りはどんなことから始めましたか?
スーツだけは何度着ても、なかなか慣れません(苦笑)。アクションも見どころの一つなので、稽古に入る前からキックボクシングのジムに通ってトレーニングをしています。
そして、ヴィンチェンツォといえばZippoのキャップをカチカチと開閉させるクセ。スムーズに扱えるように、少し前から僕もZippoを持ち歩き、手になじませてきました。
――ヴィンチェンツォは多くの女性から一目惚れされ、さらに、イタリア育ちゆえ食通でもありますね。
考えてみたらこれまで男性だらけの現場が多く、女性から言い寄られるシーンなんてほとんどなかったので、モテ男を演じるのは初めてかもしれません。
食に関しては、僕、ベーコンが入っていたら何でもおいしく感じるんですよ(笑)。料理はまったくせず、デリバリーに頼りっぱなしなので、食通にはほど遠いですね。
――「毒を以て毒を制す」というヴィンチェンツォの戦い方ですが、普段の和田さんは正攻法タイプ?それとも変化球タイプですか?
僕自身は正攻法です。例えば、ケンカをしていたり、険悪な空気になったりしている2人がいたとして、その人たちを絶対に仲直りさせる自信があります。場合によっては嫌われてしまう可能性もあるけど、「そんなことわかってるよ」という正論しか僕は言わないので。
自分が当事者であってもなくても、気まずい時間を長く過ごすのってイヤじゃないですか。今、謝るか、後日、謝るのかの2択しかなければ、僕は今、謝るほうを選択する。
関係がこじれたままズルズルいくぐらいなら、先に「ゴメン」を言って、そこから関係性を築いていったほうがよっぽどいいと思うんです。
若いころは正論をぶつけすぎて相手から反発されることもあったけれど、最近は言い方も気をつけるようになりました。
――いよいよ開幕を迎えますが、改めて意気込みを聞かせてください。
クールだけど少し不器用なヴィンチェンツォ・カサノは素敵な男性ですし、ホン・チャヨンの強気な性格も魅力的。何より、クムガプラザのポップな空気感がすごく好きです。
今回はキャストのファンだけでなく、ドラマ『ヴィンチェンツォ』のファンの方も観劇にいらっしゃるかもしれないので、今の僕にできることを精一杯やりたいです。
一目惚れした猫のミヤビが現在の癒やし
――和田さんといえば、“2.5次元界No.1”と言われるツッコミの速さで知られていますが、トーク力をどんなふうに培ってきたんですか?
別に何もやってないですけどね(苦笑)。大阪から東京に出てきたタイミングで、意外と東京の人もボケるんやと感じて、大阪でやってきたことをそのままやっていたら「すごいツッコむんだね」と言われるようになりました(笑)。「疲れない?」と聞かれることもありますが、常時これ。普通に生きてるだけです。
――舞台挨拶などで誰かがボケたら必ずツッコんだり、トークをまわしたり、和田さんがいると安心感があります。
おそれ多いですよ。僕自身もその場を楽しみたいですし、何よりお客さんに楽しんでいただきたいだけです。
――近況について聞かせてください。マイブームはありますか?
「ONE PIECEカード」です。ドラマと舞台でやった『あいつが上手で下手が僕で』(日本テレビ)の共演者から勧められて始めましたが、完全にハマっちゃいました。秋葉原や池袋のカードショップへ行ってはいろいろ購入しています。
――現在の癒やしは?
約1年前に一目惚れして飼い始めたアメリカンショートヘアーのミヤビです。癒やしというか、もう家族ですね。
「ONE PIECE」ルフィの言葉に勇気をもらい、性格が一変
――コーナー名にちなんで、“推し”はいますか?
『ONE PIECE』のルフィに人生を救ってもらったといっても過言ではないぐらい、大切な存在です。ルフィの誕生日である5月5日に(ルフィの声を担当している)田中真弓さんとお会いする機会があり、「ONE PIECEカード」にサインしてもらったんです。(声にならない声で)むちゃくちゃうれしかった…。『ONE PIECE』に声で参加することは夢の一つなので、「絶対に実現させる!」とこれまで以上に気合いが入りました。
――「人生を救ってもらった」というのは?
ルフィは海賊王を目指していて、何をもって海賊王とするのか、その定義はキャラクターによって違いますが、ルフィは「この海で一番自由なやつが海賊王だ」と言ったんです。シビれましたね。
原作でそのエピソードを読んだときは個人的にいろいろあって役者を辞めようと考えていた時期で、楽しいはずの仕事がまったく楽しくなく、何もかもしんどくなっていたんです。
そんなときにルフィの言葉がものすごく刺さって「もっと自由に生きていいんだ」と、気持ちがラクになった。この出来事を僕は“ミラクル”と呼んでいるんですけど、そこで性格が一変したんです。
お客様に対しても言いたいことは言うし、人の顔色だってうかがわない。以前と比べ、現代は「あれを言っちゃいけない、これを言っちゃいけない」とどんどん窮屈になっていますが、節度は守りつつ、ギリギリのところを攻めていきたいです。
――最後に今後のビジョンを!
これまでいろいろな縁をいただいてきましたが、僕は役者という仕事を続けていくかぎり、お客様に見られることで輝かせてもらえる自信があります。朝ドラへの出演をずっと目標として掲げていますが、今は目の前にある作品を無事にやり遂げることが目標。
不器用な僕でも、生涯続けられる職業があるということを、これからの人生をかけて証明していきたいです。
撮影:河井彩美
<和田雅成 メッセージ>&作品概要
Musical「ヴィンチェンツォ」
【兵庫公演】8月11日(金・祝)~13日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe
【東京公演】8月18日(金)~21日(月)日本青年館ホール
【大阪公演】8月25日(金)~27日(日)サンケイホールブリーゼ
イタリアンマフィアの養子となり、マフィア組織の顧問弁護士をしているヴィンチェンツォ・カサノ(和田雅成)は仲間の裏切りにあい、故郷である韓国へ。ソウル市内の雑居ビル・クムガプラザに隠匿されている大量の金塊を入手しようとするも、クムガプラザは巨大企業・バベルグループの手に渡ってしまう。
プラザをとり戻すべく、住人や弁護士ホン・チャヨン(富田鈴花・日向坂46)協力のもと、ヴィンチェンツォはバベルグループに宣戦布告。“毒を以て毒を制す”作戦で復讐を企てる。
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