宮世琉弥さんが、ラッパー役をとおして感じたことを話しました。
現在放送中の“音楽青春コメディ”『パリピ孔明』(フジテレビ)は、「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中の、人気コミックが原作(原作:四葉夕トさん、漫画:小川亮さん)。
中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井理)が現代の渋谷に転生して、歌手を目指すアマチュアシンガー・月見英子(上白石萌歌)の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリーです。
宮世さんは本作で、MCバトル選手権3連覇で“無敵のフリースタイラー”の異名を持つ天才ラッパー・KABE太人(かべ・たいじん)を演じています。
俳優、そしてアーティストとしても活躍している宮世さんに、役への意気込みや、撮影の裏側、作品にちなみ「ハロウィンの思い出」や「転生したい場所」を聞きました。
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KABE太人の「自分のやりたいことをやる」精神は、僕と同じ
――もともと「パリピ孔明」の原作・アニメファンだそうですが、ドラマ版の見どころを教えてください。
『パリピ孔明』は、孔明の策略がどんどんさく裂するところが爽快で、テンポ感も音楽もいい、楽しい作品だと思います。漫画やアニメでは絵で伝えていた部分を、ドラマでは実写でどう表現するかが、注目ポイントではないでしょうか。そこも含めて、面白いドラマになっていると思います。
――宮世さん自身は、KABE太人(以下、KABE)と似ていると感じる部分はありますか?
結構、真逆かなと思います。僕はたぶん明るいほうですが、彼はおとなしくて。内に秘めているものがあるけれど、ネガティブな発言が多いんです。でも「自分がやりたいことをやる」という精神は僕と同じなので、そこは共感できましたし、役作りをするうえでも、スッと入ってきました。
ただ、KABEの影響を受けて、僕自身もネガティブな考え方をすることが多くなったみたいで…。この前、母としゃべっていたら「なんで、そんなにネガティブなの?」って言われました(苦笑)。
――KABEは“無敵のフリースタイラー”ですが、ラップの手応えはいかがですか?
これまで、ラップに触れたことはありましたが、フリースタイルは初めてで、セリフの量もすごく多くて「自分にできるんだろうか…」とプレッシャーでした。
今回、ラップはLITTLE(KICK THE CAN CREW)さんに教えていただいて、たくさん練習しました。自分でも、韻の踏み方などを学んだり、フリースタイルの大会の動画を見たりもしましたが、難しかったです。
撮影では、最初はガチガチに緊張していましたが、だんだんほぐれて楽しく音楽にのれたと思うので、ラップのシーンを楽しみにしていてください!
ちなみに、僕もMusic Projectをスタートさせたのですが、KABEの影響を受けて、新しい挑戦もしています。あと、ラップの練習を重ねて、滑舌がよくなりました(笑)。
上白石萌歌とは「お互いの曲を流しっこ」!
――座長・向井さんの、撮影現場で印象に残っている姿を教えてください。
向井さんも孔明としてラップを披露されますが、お経を唱えながら歌うので、どこまでリズムにのっていいのか、グルーヴを入れていいのか、とても考えていらっしゃいました。すごく難しそうでしたが、絶妙な“お経ラップ”になっているので、みなさんぜひ注目してください!
――ほかにも、個性豊かなキャストが勢ぞろいしています。
(上白石)萌歌ちゃんも音楽活動をしているので、空き時間によく音楽の話をしています。萌歌ちゃんのCDデビュー曲「ス・マ・イ・ル」(NHK Eテレ『はなかっぱ』主題歌/2015年)を2人で踊ったり、お互いの曲をヘアメイク中に流しっこしたり。僕が萌歌ちゃんの曲を大きい音で流すと、そこに重ねて僕の曲を流してくるんです(笑)。
向井さんも音楽が好きだそうで、おすすめの曲を教えていただいたり、森山未來さんもクリエイティブなことをたくさんされているので、いろいろ吸収させていただいています。
撮影現場は、音楽がいつもそばにあって、にぎやかです。ダンサーの菅原小春さんなど、アーティストの方がたくさんいらっしゃるので、ドラマ撮影をしながらも、クリエイティブな知識がどんどん増えていって面白いです。とにかく、みなさんパンチが強くて、楽しい現場です。
――孔明は、ハロウィンでにぎわう渋谷に転生しますが、宮世さん自身のハロウィンの思い出を教えてください。
幼稚園の頃、いとこと家に集まって仮装大会をしました。僕も仮装をしたんですけど、体全体が大きな目玉のキャラクターだったので、かぶり物をすると前がよく見えなくて、転んじゃって…。足をケガして、ハロウィンどころじゃなくなったのを覚えています(苦笑)。
――大人になってからは、いかがですか?
街を歩いていて、店頭にカボチャが並べてあったり、限定ショップが出ていたりするのを見ると楽しくなって、グッズを買って、家でこっそりハロウィンをしています(笑)。食べることが好きなので、ハロウィン仕様のケーキを買って1人で食べたりも。
でも、イベントごとが好きなので、今年こそは友だちとパンプキンパーティをしてみたいなと思います!
転生するなら…「恐竜がいる時代。食べられないように魔法でガード」
――宮世さんが転生してみたい場所や時代を教えてください。
恐竜がいる時代に転生してみたいです。でも、このままの姿で行くとすぐ食べられちゃうので、食べられないように魔法でガードできる、強いキャラになって恐竜に会いに行きたいです。
――恐竜が好きなのですか?
最近、僕の家の犬が増えたんですけど、ティラノサウルスにすごく似ていて。牙が細く鋭くて、「ティラノサウルスにすごい似てるな」と思っていたので、実際に見てみたいです!
――KABEはプレッシャーに弱いキャラクターですが、宮世さん自身はプレッシャーを感じたとき、どうやって乗り越えていますか?
音楽を聴きます。僕は、音楽を聴くときに歌詞に注目するタイプなんですが、好きな歌詞を聞くと勇気が出ますし、頑張ろうと思えます。
たとえば、THE BLUE HEARTSさんの「人にやさしく」。「頑張れ」っていうストレートなメッセージを聞くと、モチベーションが上がって、気合いが入ります。今回も、ラップのシーンの撮影前に聴きました。
――ドラマの放送を楽しみにしているみなさんへ、メッセージをお願いします。
とにかく、ぶっ飛んだ作品です。毎週、水曜22時からの1時間は、音楽でいっぱいになると思います。原作ファンの方も、アニメファンの方も、いい意味でまた違った『パリピ孔明』を楽しんでいただけると思うので、ぜひご覧ください。
撮影:河井彩美
ヘアメイク:時田ユースケ(ECLAT)
スタイリスト:徳永貴士
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