<林遣都 インタビュー>
――まずは出演が決まったときの心境から聞かせてください。
「浅草キッド」の楽曲を聴いていましたし、原作も存じていました。ただ、オファーをいただいた段階で原作をまだ読んでいなかったので、「どんな作品なんだろう?」と。しかし、“北野武さん”を演じる機会は一生に一度あるかないか、すごくありがたいことだと率直に感じましたので、「ぜひやらせていただきたい」と思いました。
蓋を開けてみたら演出は福原充則さんで、音楽劇というスタイルをとると聞いて、福原さんとは何年も前からご一緒してみたいと思っていたので、そこへの喜びも大きかったです。
「浅草キッド」を福原さんの演出で音楽劇として魅せる。これは面白くならないわけがない。僕にとっても大きな意味をもつ作品になるだろうと、そんな気持ちで飛び込みました。
――下積み時代の武さんが通った、くじら料理店を歌った曲をご存じだったんですね。
いろいろな方が歌われているのを聴いたことがあります。先日、福原さんにその「くじら屋」こと、浅草の「捕鯨船」に連れていっていただいて、武さんの先輩芸人だった船長から、武さんにまつわるエピソードをいろいろお聞きしたんです。くじら料理も美味しかったですし、店の雰囲気を味わえただけでも貴重な経験になりました。
店の壁には芸人さんのサインがびっしりと書き込まれていて、僕たちが書くスペースを船長が新たに用意してくださったのですが、それがなかなかに目立つ場所で、福原さんと「ここに書くには勇気がいりますね」と恐縮してしまって(苦笑)。
「浅草キッド」という作品名とサインを書き込んだとき、決意表明じゃないですけど、ここに名前を刻んだからには「頑張らないと」とさらに気合いが入りました。
――浅草の空気を肌で感じたことで作品に生きてくることもあるのではないですか?
最近の浅草は新しくなっている部分もたくさんありますが、そこにしかない空気や光景もありますので、具体的なイメージを描くことができました。
ポスターの撮影でフランス座にもおじゃましましたが、舞台に立ったり、楽屋を見学させていただいたり、イメージを脳に刻むことができたので、お芝居をつくり上げていく中での助けになりそうです。屋上は武さんが実際にネタの練習をしていた場所だとお聞きして、感慨深いものがありました。
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