堂本光一さん主演の話題作が開幕します。
ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」が10月9日に東京・帝国劇場で開幕するにあたり、公開稽古と会見が8日に同劇場で行われ、堂本さんらが本番さながらの熱演を披露しました。
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ロアルド・ダールの原作小説「チョコレート工場の秘密」は、1964年の出版以来、児童文学として世界的なベストセラーに。
1971年と2005年に2度映画化され、2005年版はティム・バートン監督、ジョニー・デップさんの主演で、世界中で大ヒットしました。
ミュージカル版は2013年6月から、イギリス・ウェストエンドで初演後、2017年4月からはアメリカ・ブロードウェイでも上演。日本では今回が初上陸となります。
本作は、世界の子どもたちに愛されているウォンカ・チョコレートが生産される工場を舞台に、世界で5枚だけ発行されたゴールデンチケットを手に入れた親子が潜入した工場での不思議な体験を描く物語。
堂本さんがウィリー・ウォンカを演じ、観月ありささんや森公美子さん、小堺一機さんらが子どもたちの家族に扮します。
全キャスト38名でフォトセッションを行った後、堂本さんらが会見に再登場。本番を目前に控えた心境を語りました。
小堺一機 1回は必ず「うわーっ」と声が出てしまう作品
堂本さんが開口一番「稽古に、あと1ヵ月ほしいです」と訴えかけると、森さんは大爆笑。
続けて、「稽古を2ヵ月やってきたんですけど、あっという間でした。思えば、製作発表会見のときに『おもちゃ箱をひっくり返して、グッチャグチャにしてぶっ壊す感じになるんじゃないか』と発言しましたが、言った通りになっております」と苦笑しながらも、「世界中で上演されている作品ですが、多分、一番いい出来になるんじゃないでしょうか」と自信をのぞかせました。
観月さんは「みんなの稽古を見ていて、こちらが楽しくなるような舞台になっています。舞台装置もすごいですし、歌もいいですし、衣装もとっても可愛らしいメルヘンな世界観なので、ぜひ楽しんでください」とコメント。
小堺さんは「座長もおっしゃった通り、もうちょっと稽古したかった」と笑い、「映画や小説で内容をご存じの方でも、『うわーっ』とどこか1回は必ず声が出てしまうような素晴らしい作品」とアピールしました。
3人の子役が堂本光一のジャージと衣装のギャップに困惑!?
本作では、ウォンカ・チョコレートが大好きな少年・チャーリーとウィリー・ウォンカの交流がメインに描かれますが、チャーリーをトリプルキャストで演じる子役が、製作発表会見時に明かした堂本さんについての印象がこの日も話題に。
<堂本光一 もしもゴールデンチケットを配るなら…「僕と一緒にフライングはどう?」>
稽古を重ねて印象が変わったかを問われ、小野桜介さんは「今もまだはっきり(堂本さんの顔を)見ることができません」と緊張気味に発言。
これに堂本さんは「いやぁ~、スターですからね」とジョークを織り交ぜ、ドヤ顔を。
チョウ シさんは「もう大丈夫です。お芝居とかアドバイスしてくれてありがたい」と感謝しつつ、「衣装を着ているとオーラがちょっと増える」と話し、これに堂本さんは「普段はジャージ姿しか見てないもんな(笑)。表に出ると、それなりにまだ頑張ってるんだ!」と稽古場でとステージでのギャップに笑いました。
そして、涌澤昊生さんは「記者会見で『まぁ、カッコいいです』と言っちゃったので、怒られると嘆いていたのですが、本読みで隣の席になっても光一さんは怒らなくて、意外とやさしかった」とドキドキで過ごしていたことを告白。
堂本さんが「意外と!?」とツッコむと、涌澤さんは「ヤバい!今度こそ怒られる」と慌てる様子をみせました。
こんなやりとりに堂本さんは「彼らとタメだと思っています。彼らのほうが大人なんじゃないですか」とうれしそうな表情を浮かべました。
最後に堂本さんからメッセージが。
「2ヵ月間稽古を積んできて、素晴らしい作品が今、ここに生まれようとしていると感じています。これから公演を重ねていってさらに良くなっていくと思う。お客様と一緒にこの『チャーリーとチョコレート工場』の旅をして、素晴らしい時間を共有したい。楽しみにしてください」と呼びかけました。