トップページへ

“好き”でつながる

ランキング
バラエティ
菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い_site_large

菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い

10月29日(日)放送『ボクらの時代』

この記事をシェア

3人のダンスに対する思いがあふれました。

10月29日(日)の『ボクらの時代』は、森山未來さん、菅原小春さん、関口メンディーさんが登場しました。

関口メンディー「歌が下手なのがコンプレックス」

「ダンス」という共通点を持つ3人は、現在放送中のドラマ『パリピ孔明』(毎週水曜22時~/フジテレビ)で共演中。

菅原さん、関口さんはドラマの中で、ダンスだけでなく、歌も披露しています。

菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い_bodies

関口メンディー

関口:いや、信じられないっす。

菅原:ホントですよね。

関口:それこそ僕、バラエティとかで注目してもらえるきっかけのひとつに「歌ヘタ王座選手権」で優勝したっていうのがあるんです。

森山:うはははは!

関口:フジテレビの番組で、そのときに歌ったのが(EXILEの)「Rising Sun」。「Rising Sun」でビリになっちゃったので「ちょっと、これもうクビかな」みたいな感じで(笑)。歌が下手っていうのが、本当にコンプレックス過ぎて。こういう見た目だと、ブラックの血が入ってる人って、踊りでも歌でも…。

森山:そうなるよね。

関口:「うまいんじゃね?」みたいなのあるじゃないですか。「リズム感いいでしょ、どうせ」みたいな。

菅原:自然に、期待値が上がってる。

関口:そう。期待値が勝手に上がっていて。カラオケ行ったら、NE-YOを入れられるし。「歌えない!歌えない!」みたいな(笑)。

森山&菅原:(笑)。

関口:そんなことがずっとあったので「もう、カラオケ行きたくない」という感じだったんですけど。

森山:小春ちゃんもね、今回、2曲くらい歌ってるよね。

菅原:2曲、歌いました。

関口:でも、「ダンサーがお芝居なんて」みたいなこと言われたりしなかった?そういうアンチ的な人とか。

菅原:それより、「踊りを抑えて」っていうアンチっていうか。

森山:え?

菅原:誰かのバックダンサーやってるときに、そのアーティストより目立っちゃって。うしろで踊ってるんだけど、表現がデカすぎて。裏に呼び出されて「ちょっと小春ちゃん、抑えて踊って」みたいな。

関口:やっぱ、あるんですね。

菅原:「ああ、そうか」と思って。「あ、ダメなんだな。こういう感じで踊ってても。やっぱり、日本だとダメなのかも」と思っていたのはあります。

関口:えー、海外の人とかもそういうのがあるんですかね?バックダンサーとかで。

菅原:いや、なかったです。

関口:日本特有?

菅原:うん。

森山:日本で、LDHさんがやったことって、すごく大きなことでもあるなと、客観的には思ってるんですけど。ダンサーという、ダンスを目指した人たちって、誰かしらのバックダンサー、あるいはインストラクターっていう形で生計を立てていくみたいなものが、長らく最終地点だったっていうか。

関口:そうですね。

森山:それはそれで、もちろん素晴らしいことやけど、やっぱりそこで生き続けなければいけないダンサーの人たちの精神的な疲労みたいなのは、自分なりにも見てきたつもりやし。LDHというのは、そこをすごく保障してあげたっていうか、ね。

関口さんは「パフォーマーというジャンルをHIROさんが作ってくれたおかげで、今の僕たちがある」と、共感しました。

ダンサー?アーティスト?肩書きはなんでもいい

初対面の人に仕事を聞かれると困ってしまうという菅原さん。

職業欄には「Part time job」と書くと明かすと、関口さんが「肩書き」に関する思いを語りました。

菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い_bodies

左から)菅原小春、森山未來、関口メンディー

菅原:「アーティスト」って書けるくらいのマインドも心も持ってないし。「なんて言うんだろう?」っていうのがあって。ダンスやってて、たまに演技とか…考え過ぎかな。

関口:そういう肩書きみたいなの、(ここにいる)みなさん、あんまり好きじゃなさそうですけど、僕も好きじゃないですよ。なんでもいいっていうか。

菅原:うんうん。

関口:でも、日本ってすごく、いい意味でも悪い意味でも職人気質だから。例えば、ダンサーならダンスを突き詰めるべきだみたいな。それはもちろんそうなんですけど、でもダンス以外の表現に触れたときに、そこで学んだことがダンサーに生きることもあるしっていう、僕はどっちかっていうと「人を喜ばせ合戦」をしてるだけなんで。

森山:めっちゃいい。“合戦”なんだ。

関口:それだけなんですよ。合戦です。人、喜ばせ合戦してるだけで、別に肩書きはなんでもよくて。

関口さんは、小学生のときにクラスメイトを笑わせたことをきっかけに「そのときの感覚がすごく心地よくて」、人を喜ばせたいという思いを抱いたといいます。

関口:LDHに入ってからは、すごくイジられたりとかするようになって。イジられることに、最初は抵抗があったんですけど「みんな楽しんでるし、いいや」みたいな。これで喜んでくれる人がいるんだったら…って。

森山:ああ、だから僕の友人が、メンディーさんは「LDHの良心だ」みたいに言う人がいて。

関口:りょうしん?

森山:良心。良い心の。なんていうか、そこに何か大事なコアがあるみたいなことを友人が言っていて。今、話聞いてて、あ、そういう部分のことかもなっていうのを思いました。

森山さんからの言葉に、関口さんは「うれしい。キャッチコピーにしたい」と喜びました。

森山未來 コンテンポラリーダンスとの出合いで「目からうろこ」

森山さんは「この人は、このイメージと定着されるのが嫌」と明かし、仕事上で意識していることや、転機になった気づきを語りました。

菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い_bodies

森山未來

森山:だから、『モテキ』(2010年/テレビ東京)をやってから、ああいうキャラクターは、1回もやってないですし。

菅原:確かに、そうか。

森山:そうやって結構、変えていってるっていうのは意識しているかも。

菅原:へえ。すごい。

森山:でも、それこそコンテンポラリーダンスっていう考え方に出合うまでは、ダンスとお芝居のバランスが自分の中でうまくとれなくて。映像の仕事が増えて、必然的にダンスを続ける時間がなくなったときに、やっぱりどんどん身体が衰えているというか。

関口:ああー。

森山:前にやれていたことができなくなっていることが、なんとなく想像できちゃうから。怖くて、どんどん(ダンスに)触れなくなった時期っていうのが長くあって。でも、辻󠄀本知彦(※)という存在に出会ったときに、コンテンポラリーダンスという概念があるんだっていうことに初めて気づかされて。

(※)辻󠄀本知彦さん…国内外高い評価を受けているダンサー、振付師

関口:うん。

森山:例えば、バレエでピルエットってあるじゃないですか、くるくる回る。あれってバランスが崩れたら、もうそれで普通に失敗っていう扱いなんだけど、(コンテンポラリーダンスでは)崩れてから、どういうふうにそのあと続けていくかみたいなことでもパフォーマンスになりうるとか。

菅原:なんか究極、失敗を生かすっていうか、面白くする。

森山:そんな考え方、本当になかったから、目からボロボロうろこが落ちて。

森山さんは「そこからそういう考え方で、自分の身体で、どういう表現ができるのかっていうのを自分で考えるようになった」と振り返りました。

菅原小春「決め込みすぎる自分を捨てられるようになった」

菅原さんも辻󠄀本さんとの出会いを振り返り、そこからそれぞれ年齢を重ねて変わった心境にも言及しました。

菅原小春「日本だとダメなのかも」ダンサーの“立ち位置”で感じた海外との違い_bodies

菅原小春

森山:小春ちゃんとの出会いが、Billboard Live東京で(菅原さんが)ソロパフォーマンスやってて。

菅原:(森山さんが)辻󠄀本さんと一緒に来ていて。

森山:そう。

菅原:そのときまだ(辻󠄀本さんに)会ったことなかったから。で、あとで、未來くんと下北(沢)に飲みに行って。たまたま、辻󠄀本さんと古田新太さんが同じ店で飲んでいて。

森山:そうだったっけ?

菅原:覚えてないですか?そうです、たまたま。で、「おまえ、ダンス下手くそやな」とか言われて。

森山:うはははは!

関口:え!?

菅原:「この間、見に行ってたんだけど」みたいな。そのときにめっちゃ説教されて、「ありがとうございます!」みたいな。

関口:(笑)。

菅原:「下手だな」って言われること、もうなくなっちゃってたから。「『下手』って、すげえ!」と思って。全部仕事辞めて、この人についてみようと思って、辻󠄀本さんの現場にとりあえず全部行きました(笑)。

関口:いや、すごいですね、それ(と感心)。挫折の経験とかってあります?もう、固定概念から変えられ過ぎて「うわー、もう無理」みたいな。

菅原:私、いつも挫折。毎月、挫折みたいな。

森山:(笑)。

関口:えーっ。

菅原:「ダンス大嫌い、最悪」「一生ダンサーでいたい」「やめてやる」っていうのがずっとコロコロ変わってる。

関口:(菅原さんでも)いまだにそういうことがあるんだっていうのは、たぶんみんな…。

菅原:最近ちょっと落ち着いてきたんです。決め込み過ぎる自分を、30歳になってからのほうが捨てられやすくなったなと思って。

関口:あぁ。僕も、30歳になって「細かいこと、どうでもいいや」って思うようになったんですよ。

菅原:あ、やっぱり。(森山さんに)30歳のとき、どうでした?

森山:30のときは、ちょうどイスラエルに1年(文化庁文化交流使としてダンス留学をして)いたときで。だから、本当に言語的な壁とか文化的な壁とか、それこそダンスカンパニーに1年いたから、もうコミュニケーション、もろもろが結構、最初、めっちゃしんどくて。それを挫折と呼ぶのかわかんないけど、いろんな意味で「どうしよう」、どこ向いても「どうしよう」な状況。でも、年齢的なこともあるかもしれへんけど、向こうに行ってあまりに違う世界観を、生活の中でいろいろ目にしたことで「あ、このままでいい」って、気を張らずに言えるようになったっていうのはあったのかもしれないですね。

森山さんは「帰ってきてからの、立ち方はずいぶん楽になってる」と、現在の心境を明かしました。

最新放送回は、TVerFODで無料配信中!

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/jidai/index.html

公式Instagram:https://www.instagram.com/bokura_fuji/

画像アイコン

この記事の画像

(全4枚)

4枚の画像を見る
4枚の画像を見る
太陽
バラエティ
の最新記事
西田敏行さん追悼番組『西田敏行 笑って泣いて 役者人生50年』BSフジで放送

西田敏行さん追悼番組『西田敏行 笑って泣いて 役者人生50年』BSフジで放送

2024年10月22日 |

20:30


TSKさんいん中央テレビがプロアマ問わず応募可能なコンテンツ発掘プロジェクト「DOPAMINE(ドーパミン)」をスタート!

TSKさんいん中央テレビがプロアマ問わず応募可能なコンテンツ発掘プロジェクト「DOPAMINE(ドーパミン)」をスタート!

2024年10月22日 |

17:00


「スパイ7分の1」“容疑かけられがち”な陣内智則&“飛ばしすぎ”意味不明回答の神田愛花が参戦で大混乱!

「スパイ7分の1」“容疑かけられがち”な陣内智則&“飛ばしすぎ”意味不明回答の神田愛花が参戦で大混乱!

2024年10月22日 |

08:00


下半期優勝レースも残りわずか!崖っぷちのメンバーも…長谷川雅紀が解答権を相方に渡さなかったりと大暴走でまさかの結末

下半期優勝レースも残りわずか!崖っぷちのメンバーも…長谷川雅紀が解答権を相方に渡さなかったりと大暴走でまさかの結末

2024年10月22日 |

07:00


【おめざめ脳トレ】4つのイラストに共通してくっつくワードは何でしょう?【『クイズ!脳ベルSHOW』より】

【おめざめ脳トレ】4つのイラストに共通してくっつくワードは何でしょう?【『クイズ!脳ベルSHOW』より】

2024年10月22日 |

06:00


コントの祭典『THE CONTE』第5弾放送!ダウ90000、や団が初出場!!第1弾出演者発表

コントの祭典『THE CONTE』第5弾放送!ダウ90000、や団が初出場!!第1弾出演者発表

2024年10月22日 |

06:00