後藤拓実×土佐有輝×すがちゃん最高No.1「芸人だぞっていうハンコを押されたい」

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プライベートでも親交のある3人が、お笑いへの思いを明かしました。

11月12日（日）の『ボクらの時代』は、後藤拓実（四千頭身）さん、有輝（土佐兄弟）さん、すがちゃん最高No.1（ぱーてぃーちゃん）さんが登場しました。

今回の鼎談は、後藤さんが11月3日（金）放送の『全力！脱力タイムズ』（フジテレビ）で「『ボクらの時代』に出たい」と言ったことがきっかけで実現。

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プライベートでも仲が良いという3人は、所属するワタナベエンターテインメントが運営する「ワタナベコメディスクール」の先輩、後輩の間柄です。

有輝：ここ（自分とすがちゃん）は、すごい近いのよ。半年しか違わないから。もうずっと仲いいし、同じライブも出てるの。で、2年経過した、だらだら、なんとなく楽しいの延長でやってたときに彗星のごとく現れたおまえら（四千頭身）のせいで、ちょっと焦るの。

すがちゃん：確かにね。

後藤：あら。

すがちゃん：正直、四千頭身のせいで、俺ら世代の芸人の売れるはやさとかの価値観が壊れたから。

有輝：壊れた。

すがちゃん：だって、1年目の終わりにはテレビ出てたもんな？

後藤：最初は、19歳かな。

すがちゃん：19歳か。

後藤：タワマン住んでましたからね。

有輝：タワマンはすごいよな。

すがちゃん：でもそれはちょっと、ある種、“夢与え”ボケくらいの感じでやってたよな。

有輝：あれはでも、めっちゃうれしかったよね。

後藤：本当ですか？

有輝：うん。

すがちゃん：いいなって思ってたよ。

後藤：面白いと思ったんですけどね。ただただ、鼻についたらしいですね（笑）。

すがちゃん：（笑）。世間は。

有輝：世間は（笑）。そうなんだよなー。

後藤：「調子に乗っちゃったな」みたいな。今、板橋ですよ、僕。そしたら「転落」っていう記事が出て。

有輝：びっくりした。死んじゃったのかと思った。

後藤：ね。俺、死んだのかな。

有輝さんは「四千頭身、後藤、タワマンから転落」という記事を見て「え、大丈夫か？」と驚いたことを振り返りました。

Z世代からの支持を得ている3人。有輝さんは、SNSへの「高校生あるある」の投稿がきっかけだったといいます。

有輝：それこそ、いろんな芸能人がインスタでめっちゃストーリーに上げてくれたりとかするのが毎日続いていったから、めっちゃうれしかったよ。で、「誰々がおすすめの芸人」みたいなので…。

後藤：ああ、（番組に）出る、みたいなね。

有輝：呼んでもらった、みたいな感じだから。

すがちゃん：でも、毎日投稿とか、ずっと頑張ってましたもんね。

有輝：そうだね。3年間は毎日やってた。

後藤：すご。

すがちゃん：一緒に飲んでても、「あ、18時にこれ上げないといけないから、ちょっと1回待ってくれ」とか言って、編集したりとか。

有輝：うん。お兄ちゃん（相方の卓也さん）が「これは、毎日撮ろう」「毎日上げよう」みたいな。

一方、四千頭身のネタもSNSで拡散されており、すがちゃんは「電車で前に座ってる人、3人中2人が見ていた」と明かし、そんな2人から影響を受けたと話しました。

すがちゃん：TikTokを『おもしろ荘』（日本テレビ）に出た、（2022年の）1月1日から上げようと思ったんですよ。

有輝：うんうん、やってたよね。

後藤：あ、なんか（一緒に）撮ったな。

有輝：撮ったよな。

すがちゃん：（年始は、多くの人が）実家とか帰って、暇じゃないですか。家でだらだらしてること多くて、携帯を見ているだろうな、と。で、そういえば『おもしろ荘』で出てた派手な芸人いたなって、うっすら（みんなの記憶に）あるところで、土佐兄弟とか四千頭身とかとコラボして。「あ、コラボしてる！そういえば見たな、面白いじゃん」っていうふうにするために、5日間コラボを。

後藤：やったんだ。

有輝：おおー。

すがちゃん：で、拡散して。（四千頭身が）面白いものを作って、それが評価されて拡散される。有輝くんとか、コンビでノリで始めたことをどんどん形にして、毎日続けた果てに、ちゃんと仕事につながった。この2人を見ていて…だから、俺はもうデータ取るしかないと思って。

後藤さんが、ぱーてぃーちゃんのブレイクは、その後「すぐでしたね」と言うと、すがちゃんは「（身近に）優秀なデータがあり過ぎた」と、2人に感謝しました。

有輝さんは、「賞レースじゃないところからいった（ブレイクした）コンプレックスがある」と打ち明けました。

有輝：漫才を頑張るんだけど、結局、モノマネとか「高校生あるある」っていう、何かもう、めっちゃ副業みたいな…。

後藤：いや、それわかります。

有輝：やっぱりちょっと、漫才を頑張らないと、認めてもらえないんじゃないかなっていう。

すがちゃん：本当に芸人だぞっていうハンコを押されたいというか。

有輝：そうね。

後藤：せめてね。決勝くらい（進出したい）。

有輝：芸人になったときの、どういう芸人になりたいかみたいなのが、やっぱり「M-1」で頑張っている人とか、そういう人たちを見て（お笑いを）始めているから。ウソをつきたくないなっていう。

有輝さんは「10年くらい経って『テレビに出たかった』とかって言うのは、なんかウソだなと思って。だったらやっぱり『M-1』にいきたいっていうのが、一番ある」と、お笑いへの思いを語りました。

この流れで、後藤さんはメンバーへの不満を明かし…。

後藤：去年、「M-1」3回戦とかで落ちてるんですよ。そのときに、都築（拓紀）が、全部僕のせいにしてくるんです。

すがちゃん：「おまえがネタ作ってるから」ってこと？

後藤：そう。「おまえがネタ作ってるから、全部おまえのせいだよね」っていう。

有輝：すごいな、その感覚な。

後藤：目を見て言ってくるんで。だったら、2回戦通ったときとかにも言ってほしいっすよね。「通ったのは、僕のおかげだよね」っていう…。

有輝：「後藤、ありがとう」ってね。

後藤さんは「それを自分から言うのも違うし、あれは腹が立ちますね」とぼやきました。

最後まで『ボクらの時代』への出演を、何かのドッキリではないかと疑っていた3人。

しかし、すがちゃんは「次は『ボクらの時代』出るの、当たり前ですっていう、そのくらいの歴史と功績を作って（このメンバーで再会しましょう）」と提案。

後藤さん、有輝さんも「がんばりましょう」と誓い合って、鼎談が終了しました。

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