『パリピ孔明』第9話完全版
ケイジにはゴーストライターがいた!
前園ケイジ(関口メンディー)がBBラウンジを訪ねてきた。オーナー・小林(森山未來)に、ここに来るのは3回目だと言うが、小林には心当たりがない。
諸葛孔明(向井理)は、月見英子(上白石萌歌)が大手レーベルに強引に移籍させられそうになったのはケイジの仕業かと問う。あっさり認めたケイジは「これで終わりじゃないから覚悟しといて」と、小林への恨みを露わにして去っていった。
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超大型音楽フェス・サマーソニアまであと2週間、ついにタイムテーブルが発表された。
英子は自分の出番の直後にケイジの名前を見つける。それを聞いて嫌な予感を覚える孔明と小林。
その頃、ケイジの事務所ではロックデュオ、イースト・サウスのメンバー・南房(休日課長)と東山(石崎ひゅーい)がケイジに新曲を聴かせていた。ケイジにはゴーストライターがいたのだ。
「これ以上こんなことを続けられない」と言う南房に、ケイジは違約金がかかると脅す。
ケイジの小林への恨みが明らかに…
小林は、ようやくケイジとの因縁を思い出す。インディーズ時代のケイジが売り込みに来た際、小林は「人のマネしてちゃ、誰の心にも届かないよ」と軽くあしらっていたのだ。そのことで、ケイジは小林を恨み続けていた。
孔明はケイジに「宣戦布告 謹んでお受けいたします」と書いた書状を送る。
一方、スタジオで新曲「Time Capsule」のレコーディングをしていた英子は、ケイジがサマーソニアで歌いたいという新曲のアレンジについて話すイースト・サウスの2人に遭遇。サマーソニアに出演するのかと聞く英子に対し、2人は否定した。
その話を英子から聞いた孔明は、さっそくイースト・サウスについて調べ始める。
KABEに忍び寄るケイジの影
KABE太人(宮世琉弥)は、旧友のラッパー・ダイナー(渡辺大知)からケイジを紹介される。
ケイジはKABEに、英子のチームを抜けて自分の元に来てほしいとスカウト。破格の条件を提示するケイジだが、KABEは「仲間を裏切れない」と、それを断る。
孔明はこうなることを予測し、事前にKABEに対応を指示していた。
ケイジの事務所からの帰り、ダイナーは「KABEの仲間を俺にも紹介してほしい」と頼み、BBラウンジへ。
孔明や小林と挨拶を交わしたダイナーは、自分も仲間に入れてほしいと願い出る。
サマーソニアまであと3日。
孔明はレコーディングをしているイースト・サウスを訪ねる。ゴーストライターの噂についての問いに、気まずそうに黙る2人。孔明は、サマーソニアのステージに立ってすべての真実を明らかにしてはどうかと提案した。
心が動く東山。しかし、南房は嘘に決まっていると一蹴。孔明は東山に「Time Capsule」の音源が入ったUSBを渡した。
2人は2年前を思い出していた。ライブ帰りに声をかけてきたケイジに「僕には君たちが、君たちには僕が必要なんだ」と口車に乗せられ、ゴーストライターに。ケイジとの契約は、もし破棄すると1億円の違約金が発生するという酷いものだった。
KABEはもう用済み!?孔明の発言に英子は…
ダイナーは、孔明とケイジが並んでいる画像をKABEに見せ、「KABEが必要なのはサマーソニアまでで、あとは用済み」と孔明が話していたと伝える。
動揺したKABEは、ダイナーが言っていたことは本当なのかを孔明に問いただす。孔明は質問には答えず、逆にKABEとケイジが肩を組んでいる画像を見せ、スカウトについて問う。スカウトされたのは事実だが断ったと話すKABE。疑う孔明。
2人は言い合いになり、一触即発のムードに。「前園ケイジに太刀打ちできるわけない。俺らの負けだ」と口走ったKABEに、孔明はクビを言い渡した。
一部始終を見ていたダイナーは、ケイジにSNSで状況を報告する。
孔明はさらに「あなたが必要だったのはサマーソニアに出るまで。あなたの役目は終わりました」とKABEに告げる。絶望したKABEはダイナーとともにケイジの元へ。英子も孔明に怒りを露わにする。
皆が去ったあと、孔明は小林に「ケイジに勝つにはこれしかないのです…」と、苦悶の表情でつぶやいた。
やってきたKABEを歓迎するケイジ。
孔明とケイジの2ショットは、ケイジ側が作ったフェイク画像だった。ケイジは「英子はステージに立てない。ホームも無くしてやる」とほくそ笑み…。
サマーソニアまであと1日。
突然、BBラウンジに不動産会社の人間が現れ、店を明け渡すよう強引に迫る。孔明の機転により難は逃れたが、店には不穏な空気が流れていた…。