4月期より火曜21時枠で放送されるフジテレビ系ドラマに、松たか子主演『大豆田とわ子と三人の元夫』が決定した。

松にとって、2006年放送の『役者魂!』以来、15年ぶりとなるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ主演となる本作は、『カルテット』『最高の離婚』『Mother』など数々の連続ドラマを手がけ、現在は映画「花束みたいな恋をした」が大ヒット公開中の脚本家・坂元裕二による完全オリジナル。

松が演じる主人公・大豆田とわ子は、3回結婚して3回離婚したバツ3の独身女性。さらに、とわ子のことを忘れられない3人の元夫として、岡田将生、角田晃広(東京03)、松田龍平が出演する。

4人の個性豊かな実力派俳優たちが繰り広げる物語は、とわ子が3人の元夫たちに振りまわされながら日々奮闘する、たまらなく愛おしいロマンティックコメディ。松は、坂元裕二との三度目のタッグで、ユーモラスでキュートな役どころを演じる。

「ひとりで生きられるけど、ひとりで生きたいわけじゃない」

松が演じる主人公・大豆田とわ子(40歳)は、建設会社「しろくまハウジング」の社長に就任したばかり。だが、実は3回結婚して、3回離婚しているバツ3の女性。すごく変人というわけではない。洋服が好きで、明るく、お茶目で、ちょっとせっかちで、どこかとぼけていて、いろんなところがちょっとずつ面白い、そんな女性である。最初の夫との間に生まれた中学3年生の娘・唄(うた)と二人暮らしをしている。

個性豊かな三人の元夫たち~3人のクスッと笑える掛け合いも

松田が演じるのは、最初の夫・田中八作(たなか・はっさく)。40歳。東京・奥渋谷にあるレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソン。とわ子との間に生まれた娘・唄の父親。

松とは『カルテット』(TBS)以来、4年ぶりのドラマ共演で、今回は女性に自動的にモテてしまい、ときどき面倒なことに巻き込まれてしまう役どころを演じる。

角田が演じるのは、二番目の夫でファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(さとう・かたろう)。45歳。業界では有名で腕もいい。とわ子のことが今でも好きで好きでたまらないが、とにかく器が小さい。

ドラマ『半沢直樹』(TBS)でのシリアスな演技が記憶に新しい角田。今作では、普通にしているだけで笑われる、何だか憎めない愛らしいキャラクターを演じる。

岡田が演じるのは、三番目の夫でエリート弁護士の中村慎森(なかむら・しんしん)。31歳。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士。理屈っぽくて、ひねくれ者。口癖は「それ、いります?」。周囲からは冷静で合理的に見られる慎森が、とわ子となぜ結婚し、なぜ離婚したのかは気になるところ。岡田は、甘いマスクで上から目線、偏屈な弁護士という難役に挑戦する

<ストーリー>

大豆田とわ子はこれまでの人生で三度結婚し、三度離婚している。

「あの人、バツ3なんだって」

「きっと人間的に問題があるんでしょうね」

そりゃ確かに、人間的に問題がないとは言わない。

だけど、問題のない人間なんているのだろうか。

離婚はひとりで出来るものではなく、2人でするものなのだ。

協力者あってのバツ3なのだ。

そして今もまだ、大豆田とわ子は3人の元夫たちに振り回されている。

何かとトラブルを持ち込んでくるのだ。

どうやらみんな大豆田とわ子のことが好きで嫌いなのだ。

果たして、4人はそれぞれの幸せを見つけることができるのか――?

<松たか子 コメント>

――脚本を読んだ印象は?

すごく面白かったです。いろんなキャラクターがいて、出てくる人出てくる人が面白くて、愚かな感じで(笑)。一気に読んじゃいました。

――岡田さん、角田さん、松田さんと共演されると聞いてどう思いましたか?

3人それぞれに個性があって、チャーミングなので、「あ、3回結婚してもいいかな」って思いました(笑)。ダメさ加減も三者三様で、きっと魅力も三者三様で。幸せなありがたい役だなと思いました。

――みなさんとの初顔合わせはいかがでしたか?

初めて4人でお会いしました。予想通り、少しぎこちないところから始まって。きっと最後まである一定の距離感は保ちながらいくんじゃないかなって。

でも、無理がなく、現場にいられそうだなと感じました。3人に甘えたくなっちゃうくらい、すごく魅力的ですので、私は甘えすぎないように(笑)。ほどよく迷惑をかけながら、頑張らなきゃと思いました。

――どんなドラマにしていきたいですか?

メッセージ性が強いかというと、それだけでもないですし。何の説得力もない人達が、生きていく話なんですね(笑)。でも、そんな人達の様(を見て、「自分の人生悪くないかな」って、元気になってもらえればいいかなと思います。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

3人の元夫に囲まれながら今生活しているという不思議な女性を演じることになりました。3人のどの人がタイプとか、そういう話題だけでは済まされないような不思議なドラマになると思います。みなさんで、いろいろ好きなことをしゃべりながら、私たちをどうぞ笑ってください。

<岡田将生 コメント>

――脚本を読んだ印象は?

素直に面白くて、読み物としてワクワクしながら読ませていただきました。「この世界に僕が入るんだ」と思うだけで、うれしい気持ちになりました。また、素敵なキャストのみなさんと一緒にお芝居ができるのが、自分の頭の中で想像できたので、「こんなに楽しみなお仕事はない」と思いました。

――松さん、角田さん、松田さんと共演されると聞いてどう思いましたか?

やっぱり緊張しますね。僕にとっては怪物級というか、恐れ多い先輩方で。でも、そんな中でも、共演者のみなさんとこの脚本とこのキャラクターを含めて、面白おかしいドラマをお届けできる気がしています。いろんな化学反応を起こして、みなさんと面白いドラマにしたいです。

――みなさんとの初顔合わせはいかがでしたか?

先ほどお会いして、すぐ4人の空気感になったと思いました。ドラマの世界とあいまって、居心地のいいゆる~い、ふわ~っとした空気に包まれていたので、普段の感じも含めて、役に生かしていけたらいいなと思いました。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

このドラマは、登場人物たちの私生活をのぞいているような感覚のドラマです。とわ子さんを含め、すごく愛おしいキャラクターがたくさん出てくるので、その人たちのちょっとしたつまずきから成長していくお話でもあると思います。

3人の元夫がそろってしゃべっているところは、普通だったらありえないんですけど、この3人だったら、見ていられるなと(笑)。クスっと笑えるところもあります。ぜひ、火曜9時にこの登場人物4人を見ていただけたらうれしいです。

角田晃広 コメント>

――脚本を読んだ印象は?

めちゃくちゃ面白いんですよね。で…「面白いな」と思って、「これをやるんだよな」って思って、「この面白さを壊しちゃいけないな」っていうプレッシャーが一気にきましたね。

――今も必死にトレーニングされている感じですか?

はい(笑)。ドラマの撮影って、本番前の読み合わせが、あんまりないんですよね。これは前もって「いいですか?」って声かけないと。

1回合わせたいなって感じの会話劇なので、ちょっと思いきって「いいですか?」って言ってみようかなと思います。

――これから4人の化学反応は起こりそうですか?

これは起こるでしょう。これは起こりますよ!

――そのきっかけを作るのは、角田さんになるんですかね?

そうですね。そのために「読み合わせいいですか?」っていうのは言っていこうと思っています(笑)。

――松さん、岡田さん、松田さんと共演されると聞いてどう思いましたか?

ドラマの話がきてるってことで、「どういうドラマなの?」ってマネジャーに聞くじゃないですか。そのときにまず松たか子さんがいらっしゃって、バツ3で元夫が3人いるんですけれども、それが松田龍平さん、岡田将生さん、角田さん。「なんでだよ!」っていうのが最初でしたよね(笑)。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

面白い作品になるように頑張りますので、どうかみなさん見てください。よろしくお願いします!

<松田龍平 コメント>

――脚本を読んだ印象は?

とにかく面白かったです。4人の掛け合いのテンポと間がとても面白いので、撮影も楽しくなりそうです。

――松さん、岡田さん、角田さんと共演されると聞いてどう思いましたか?

松さんは以前『カルテット』で共演させていただいて、また連続ドラマでご一緒できるなんて幸せ者です。岡田さんと角田さんは、今日初めて4人で会ったんですけど、みなさんの、雰囲気を感じられてホッとしましたし、少しイメージができて良かったです。

――意気込みを教えてください。

坂元さんが描く会話劇を楽しんでやらせていただきたいなと思っています。テンポとか間とか、どうなるか想像するだけで笑えますね。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

笑いながら見てもらえるドラマになるんじゃないかと思ってます。ぜひお楽しみに。

<坂元裕二 コメント>

最高のキャストと共に連続ドラマを作れることになり、喜びと緊張で高ぶっております。毎週火曜日の夜九時に笑顔とロマンスをお届けできるようにがんばります。大豆田とわ子と3人の元夫たちの大活躍、お楽しみに。

<特報映像>