2月20日(土)、映画「ライアー×ライアー」の公開記念舞台挨拶が行われ、松村北斗(SixTONES)、森七菜、堀田真由、七五三掛龍也、耶雲哉治監督が登壇した。
本作は、最強ツンデレ男子・透を演じる松村が、“地味系女子大生”の義姉・湊が扮する“ギャルJK”のみなにベタ惚れしてしまうことで巻き起こる予測不能な恋の行方を描いた新感覚ラブストーリー。
この日は、全国の映画館にも中継される中、舞台挨拶が行われた。ここでは、トークをほぼ全文でお届けする。
──まずはひと言ご挨拶をお願いします。
松村:まずは皆さん、ご来場いただきありがとうございます。やっとお客さんのいらっしゃる前でイベントができることを本当にうれしく思います。ネタバレを気にしなくていいってことですよね?今、いろんな映画館で見られている方も、上映後ですよね?今日はオチの話ばかりするイベントにしようと思っております(笑)。
──今回はSixTONESとしても主題歌を歌っていらっしゃいます。エンドロールで曲が流れるとまたウルッとするという感想も多いです。
松村:ありがとうございます。僕、エンドロールを最初に見た時は、まだ曲がハマっていない状態で見て。その時点でもステキなシーンだったんですけど、「僕が僕じゃないみたいだ」という曲がハマってから見たら、イメージが一変しまして。自分で言うのもおかしな話ですけど、すごく泣けてくるような、こみ上げてくるシーンに変わって。シーンと曲が相乗効果というか。曲もあのエンドロールに育てられているし、エンドロールも曲に育てられているなと。本当にこの2つが共存する作品が、この世に生まれて本当に良かったと思いました。
──曲が入ってからもう1度ご覧になったんですね。
松村:見ました。本編で積み上げてきたものがあったからこそ、エンドロールが良かったなと思って。ちょっともう1回見たいなと思って…1回しか見ていないと、どうしても“松村北斗の反省点”ばかりをね、見ちゃうので。僕、今日、そこで見ていたんですよ。エンドロールをめちゃめちゃ楽しみにしていたんですけど、ここに立たなきゃいけなかったので、「愛に~♪」って言いながら出ていくしかなくて。結局エンドロールが見れていないので、また映画館で見ようと思っております。
──続いて、森七菜さんお願いします。
森:今日は皆さんお越しいただき、本当にありがとうございます。ライアーを見てくださった方のお顔を拝見できて、すごくうれしいです。遠くの映画館に来てくださっている方々もありがとうございます。皆さんにライアーを届けられているという初日…あ、2日目か。2日目をとても幸せな気持ちで迎えられています。
──続いて、堀田真由さんお願いします。
堀田:昨日無事に初日を迎えて、今日ここにいられることをとてもうれしく思います。朝からこの作品を選んで見に来てくださって、本当にありがとうございます。全国の劇場の皆さんも繋がっていると思いますので、楽しい時間を共有出来たらと思います。
──そして、七五三掛龍也さんです。
七五三掛:昨日無事初日を迎えることができて、やっと皆さんに見ていただけるということですごくうれしく思っています。楽しい時間になればと思っています。
──最後に、耶雲哉治監督です。
耶雲監督:今日は劇場にお越しいただきありがとうございます。昨日初日を迎えまして、無事に公開することができました。今日こうしてキャストのみんなと皆さんの前で直接交流することができることは、本当にありがたいことだなと思っています。今日は短い時間なので、みんなの楽しいトークをお楽しみください!
──松村さん演じる透はヤドカリ、森さん演じる湊は城好きということで、ご自身の「熱中しているもの」をお聞かせください。
松村:僕は、今日、僕のことを存じ上げていただいている方が多いので、「いつまで言ってるんだよ」と思われるかもしれませんが、僕辛いものがめちゃめちゃ好きで。七味唐辛子とかが十何種類とか持っているような人間なんですけど。そういうことだけはずっと語ってますね。番組とかでも「辛いもの好きなんですよね?」って言われると、ずいぶんしゃべるんですけど、ちょっとマニアックすぎて、結局ほとんど使われないっていう。でも語るしかないから、1ビンずつ語るという…。
──七味ってそんなに種類があるんですね。
松村:あるんですよ。七味と言いつつ、一味だったり八味だったり。結局、じゃあ何味入っているんだって…。
(キャスト含めて会場全体が「…」)
松村:これ、つまらないですか?
森:七味とか八味とか知らなかった…コアですね(苦笑)。
松村:困らせちゃうんです、この話。でも、他にないんで。
──七味とか八味とかで1冊本を書いていただけたら、皆さんに広く伝わるかも。
松村:でも別に共感してほしいというわけでもないところが、こじれてめんどくさいところで…。めんどくさいんですよ~僕(笑)。
──森さんが熱中しているものは?
森:私は、車のゲームです。“あの”!あれをやりだすと止まらなくて。弟が持っていてやったら、どんなに頑張っても速くならないんですね。キノコでしか速くならないから…難しいなと思って(笑)。
松村:限界があるってこと?そりゃ、全部のゲーム、なんでも限界はあるよ。
七五三掛:たしかに(笑)。
森:気持ちじゃできない…?
松村:気持ちで速くなるって、そんなゲーム…ないよ(笑)。
森:だから、どうしても12位とか10位とかしかいけなくて。勝てるまで、10ゲームでも何ゲームでもやります!コースも多いので難しいんですよね。
──堀田さんが熱中しているものは?
堀田:私は、韓国ドラマです。自粛期間中、韓国のものがブームだったじゃないですか。その波にちゃっかり乗って、休みの日は、「1日中、今日はソファから離れなかったな」っていうくらい(見ていて)、1日で全部見終わったりするんですけど。3話くらいで主人公が撃たれたりするんですよ。「嘘やん!」ってやっぱなるじゃないですか(笑)。続きが気になるので、ハマっていますね。
森:撃たれて大丈夫なんですか?
堀田:生きてる(笑)。
森:は~(笑)。すごい!
──七五三掛さんはいかがですか?
七五三掛:さっき森さんが言っていた、車のゲームも、俺もめちゃくちゃハマっていてやってるんですけど、他だと、料理に最近夢中です。肉じゃがとか、カレーとか、みそ汁とか…。米炊いたりとか。
松村:なんか具材が同じなんですけど(笑)。
七五三掛:ほぼほぼ同じ(笑)。
松村:それ限定で、家で育ててる(笑)?
七五三掛:育ててない(笑)。
松村:違うんだ。全部具材一緒だったよ(笑)。
七五三掛:簡単なものから挑戦してみようと思って。今まで料理することがなくて、本当に簡単なものから、自分で調べて。うまくできた日は、ブログに写真で載せたりしています。一番得意なものは肉じゃがです。
──本作、最後に明かされる「もう一つの嘘」が最大の見どころとなります。そこで、今日、実は…松村さんが皆さんに隠していることがあるんですよね?
松村:そうですね。Mr.ライアーですから、今日も一つ嘘をこのステージ上に隠してあるんですよ。
(キョロキョロとステージを見回すキャスト、監督)
松村:お気づきになられましたか?実は皆さん、裏にいるときからダマされ始めているんです。ダマされてますよ~。あの、皆さんの(マイクの)三角いやつのどこかがめくれるんです。「大ヒット上映中」を引っぺがしてもらえますか?
(言われた通り、はがすキャスト、監督)
耶雲監督:おぉ…。
森・堀田・七五三掛:あ!
松村:僭越ながら、皆さんにメッセージをご用意させていただきました!
七五三掛:すごい!
森・堀田:うれしい!
松村:あの、これね、ちょっと湾曲してるでしょ~。すっごい書きづらいのよ。あたし、困っちゃって(笑)。
七五三掛:たしかに!
松村:すごい書きづらい中書いたんだから。本当はもっと共演者の方たくさんいるので、もっと書きたかったんですけど、今日はいらっしゃる4名に。たいしたことじゃないですけど、用意させていただきました。
七五三掛:うれしい!
──森さんには、尊敬してますと。
森:尊敬だなんて恐縮です。
松村:ダブル主演なので、やっぱり尊敬の念はありますよね。
森:この三角いやつは、持って帰っていいんですか?
松村:置いていくやつがいたら、僕はもう二度と会いませんよ!
七五三掛:ははは(笑)。
松村:持って帰れよ~!
──堀田さんもメッセージをご覧になっていかがですか?
松村:堀田さんは現場で、演じているキャラクターもあったんですけど、すごいかっこよかったんです。ちょっと姉御気質な感じで。現場でときどき「姉さん」と呼んだりしていて。頼りになったので、そんなメッセージを。
堀田:若干、ペラッとなっていたので、「自分のだけ大丈夫なのかな…」と思ってたんですよ(笑)。よかった、めくらなくて!
松村:よかった、好奇心で「あれ?」なんて言って、めくらなくてよかったです(笑)。
──七五三掛さんはいかがですか?
松村:僕としめは、本当に同じ日の同じ時間のオーディションで、隣で踊ってたので、特別…みんなに思い入れがないわけじゃないんですよ。ちょっと特別な思いがありましたね。
七五三掛:俺も、同期の北斗が出演する作品に関わることができて本当にうれしく思っています。心強かったです。クランクインしたときも、北斗が率先して会話に入れてくれたりとか、「この現場はすごくいいから、どんどん来て」って言ってくれて。それがすごく頼りになりました。
──そして、監督にも!
松村:そりゃ、現場のリーダーですから。監督さんって、感謝とかそういうものが一番大きい方。作品が出来上がって、「ステキだな」と思った時に、一番に頭に思い浮かぶのは耶雲さんの顔ですので、そんな思いの中書かせていただきました!
耶雲監督:ほっくんありがとう!
松村:ははは(笑)。以前、ラジオでご一緒したときに、「ほっくん」「やっくん」で呼び合うのはどうだろうと話があった流れで、読んでいただきましたけど。
耶雲監督:だから、「やっくん」って書いてくれても良かったのに。
松村:「やっくん」とは書かないですよ、さすがに(笑)。でも、呼んでもいいのかなと思うくらい心の距離感が近い監督さんだなと思います。本当に耶雲さんでよかったなと思いました。
耶雲監督:こちらこそです。
松村:相思相愛でした!ラッキー!
──皆さん、こちらは持って帰りますか?
七五三掛:…もちろん持って帰ります!
松村:返事が遅いな(笑)。持って帰れよ~!絶対に!玄関に飾れ!
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