3月9日(火)、ミュージカル「ウェイトレス」が開幕。初日公演前に高畑充希、宮野真守、宮澤エマ、LiLiCo、浦嶋りんこが取材会に登壇した。
本作は、アメリカ南部の田舎町にあるダイナーを舞台に、妊娠、出産、離婚、自立、養育など1人の女性の人生の岐路をポップに描くブロードウェイミュージカル。
公演初日を迎えた心境を聞かれた高畑は、「マスクをしながら『どんな顔なんだろう』と思いながら(笑)、みんなで稽古をしてきて。どうなるか分からない中で、みんなで一生懸命やってきたので、やっとお客さんと一緒にこのミュージカルを楽しめるんだと、かなりワクワクしています」と笑顔でコメント。
宮野も「(マスクをはずして)やっとみんなの顔を見て芝居ができた時に『なんて芝居って楽しいんだ』と思ったんですよね。その僕らの(高鳴る)思いも感じてもらえると思います」と喜び、続けて「お客さんはエンタメを求めてくださっていて、この状況下で劇場に来てくださって、本当にうれしく思っています」と、感謝を述べた。
これまで、バラエティ番組などでは共演していたものの、舞台では初共演となる高畑と宮野。高畑は、「いろんなことを相談しながら、稽古ができて心強い存在でした」と、宮野の印象を語る。
一方の宮野は、念願の芝居での共演ということに「すごい楽しいです!」と、興奮した様子。「僕、一方的に舞台で拝見したことがあったんですが、そのときも芝居に引き込まれて、充希ちゃんから目が離せないっていう感じだったのですが、相手役になるとより引き込まれて…充希ちゃんと対面すると、物語の登場人物に自然となれる。それがもう楽しくて!」と、はじけた笑顔を見せた。
取材会の最後には、劇中で印象的に登場するさまざまなパイにかけ、「今の気持ちをパイに例えると?」という質問が。高畑をはじめ、5人そろって「全然思いつかない~」と頭を抱える中、浦嶋が「“外身はばっちり甘いクリームで、中身はボリューミーなフルーツがたくさん入ったパイ”。その感じ(中身の詰まった感じ)で、このミュージカルをお届けしたいと思います!どうですか?」とどや顔を見せた。
続いてLiLiCoは、「“なんで、奥さんがミュージカルデビューしてるのに、名古屋で別の舞台やってるんだろう?パイ”(笑)」と回答。夫で純烈のメンバー・小田井涼平が、晴れの日であるこの日、名古屋に滞在していることを嘆いた。
宮澤は、「“このパイ一口食べたら絶対ずっと健康パイ”が食べたいです!」といい、「本当に私たち、何回PCR検査を受けたのかっていうくらい、万全の体制で挑んでいるんです。なので、このパイを食べれば完ぺきっていうパイを食べたいです!」と、その理由を解説した。
宮野は、話を振られると「い、いい…」と、アワアワとしながら「“いろいろあったけど、今はパイ生地だけパイ”」と発表。キャストから「どういうこと!?」と言われると、「今までいろんなことがあったけど、これからいっぱい中身が詰まって、お客さんが(劇場に)入って、やっと僕らの『ウェイトレス』が生まれるんだなと思うんです。だから、まだパイ生地だけパイ!」と、力強く語った。
そして、高畑は、「何も思いつかない…」と言いながらも、「“みんなが楽しかったらそれでいいよパイ”」と回答。「もう本当に、マスクをはずしてみんなとしゃべれていることが、奇跡のようにうれしくて。(ここにはいない他の)キャストの方も『顔が見れるの超うれしい』って言っていて。もうそれだけでいい」と、キャスト、スタッフの喜んでいる姿を見れたことをうれしそうに語った。
最新情報は、ミュージカル「WAITRESSウェイトレス」公式サイトまで。