フジテレビの深夜枠「水曜NEXT!」。3月10日(水)と3月17日(水)は、『令和にはありえない!?ニュースになったアゲ人生』が放送される。かつて大きなニュースになるほど有名だった“あの人”のその後の人生を学んでいく番組だ。いいこともそうでないことも…主人公の人生の「アゲ」(いいこと)と「ショゲ」(悪いこと)を徹底した取材を元に描いていく。その再現VTRにも仕掛けがほどこされ、当時のニュースを知っている人も初めて聞く人も一緒に楽しめるという。

「街で新聞紙だと思って拾ったら1億円ってー!」(濱家隆一)「そんなことある!?」(山内健司)

1980年、一躍“時の人”となった大貫久男さん(当時43歳)。日本中から嫉妬されることになったのはなぜか?の問いに、スタジオの渋谷凪咲(NMB48)は「松田聖子さんの彼氏オーディションに登場した人」、あんり(ぼる塾)は「小学生の登校時の横断歩道の旗振り名人」、山内健司(かまいたち)は「実は蝋人形とか?」と、いきなり大喜利大会のように盛り上がる。大貫さんの顔を見たらピンとくる人は多いだろう。仕事中に銀座の路上で1億円の落とし物を拾った人物。濱家隆一(かまいたち)は「街で新聞紙だと思って拾ったら1億円ってー!」、山内も「そんなことある!?」とにわかに信じられない様子だ。

ニュース映像を振り返りながら、当時現場を取材していた東海林のり子リポーターと中継をつなぎ詳しく話を聞いていく。番組では、大金を拾った大貫さんのその後の人生を徹底取材。ドラマ出演や、マンション購入時のエピソードなどが明らかに。さらに、実は大貫さんの親戚がよしもと芸人にいることも判明し、家族だけが知る「アゲ」「ショゲ」エピソードも語られる。

かつらが“ぱかっ”!超有名になったボクサーと中継トーク

その他、2005年、試合中にかつらが取れてしまうという衝撃映像と共に“かつらボクサー”として超有名になった小口雅之さんのその後の人生を追跡。なんとご本人が中継で登場し、今だから語れるあの試合の裏側、その後の「アゲ」「ショゲ」人生とは?

さらに、中学1年の時に家出し43年もの間、洞窟や山で暮らしていた“洞窟おじさん”こと加村一馬さんの人生を深掘りする。なぜ13歳の少年が、着の身着のままで家を飛び出しお金も持っていない中で生活できたのか?山内は「警察は捜さなかったのか?」、あんりは「一番のごちそうは?」などと素朴な疑問を投げかける。番組スタッフは、現在の加村さんをインタビュー取材することに成功。書籍にもなった、加村さんの「アゲ」「ショゲ」人生とは?43年間人と接していなかった男性が社会生活を送れるようになるまでの苦悩、そして幸せをひもといていく。

え?スタジオメンバーが出演?AI技術を駆使した再現VTRに注目!

ニュースになった人物の人生を振り返る上で、欠かせないのが「再現VTR」。この番組は「水曜NEXT!」枠=チャレンジしていく番組なので、再現VTRにもある“仕掛け”が。AI技術を駆使し、スタジオのメンバーが物語の登場人物に!一体どんな仕上がりになっているのか?そしてそれぞれの「アゲ」「ショゲ」人生の節目を描くドラマの一員になった彼らは、より感情移入してしまうことに…!?

<渋谷凪咲 コメント>

――収録を終えた感想は?

人生って本当に“アゲ”“ショゲ”があるんだな、って。1億円を拾ったことがいいことでも、その後自分がどう生きるかで最終的な“アゲ”“ショゲ”が決まるんだな、と。深いです。いいことがあったら喜ぶ、悪いことがあっても次にいいことがあるんだ、と信じてこれから生きていきたいと思いました。勇気をもらえる番組ですよ!

――誰の人生が印象的でしたか?

洞窟で暮らしていた加村一馬さんですね。人間ってちょっとやそっとのことではダメにならない、強いんだな、と。私も何があっても立ち向かっていきたいと思わせてくれた人物です!

――スタジオが大喜利大会のようになって、渋谷さんもたくさん笑いを取っていましたね?

あれは“ぽっ!”と出てくるんです。逆に考えると変な感じになるので、思いついたままなんです(笑)。かまいたちさんとは大阪で8年くらいご一緒させていただいており、安心感もあって楽しくトークさせていただきました。

――渋谷さんのアイドル人生で「アゲ」「ショゲ」な部分は?

NMB48に入って、研究生の時に“てんとうむChu!”というユニットを結成させていただきました。そのメンバーでレギュラー番組を持てたり、バラエティー番組で土田(晃之)さんと共演させていただいたり…アゲでしたね。当時は何も分からず楽しんでいたのですが、その後は、実力が試されるショゲの時期に。大人の力でいろいろとやってもらっていたのが、今度は自分の力でやらなくては、と思い始めました。そんな時に、関西でバラエティー番組などに出させていただけるようになり、かまいたちさんにもお世話になりました。徐々にテレビに出させていただけるようになっていき、先日、土田さんともまた共演させていただきました。まさにアゲ!うれしかったです。もっとアゲになれるように頑張ろう!と思いました。