女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

3月12日(金)の放送では、「思春期の心と体、親の悩み」「気になる相手のしぐさ」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、婦人公論前編集長の三木哲男が徹底討論した。

「思春期の心と体、親の悩み」というテーマでは、まず、「中学生の娘に彼氏ができた。これを機に性に関わる話をしたいが、どう切り出したらいいのか」という50代女性のお悩みが紹介された。

視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「性に関する話を切り出せない親の気持ちを理解できるか?」と質問すると、「理解できる=86%」「理解できない=14%」という結果に。番組公式SNSにも「息子にいつまでに、どのように教えるべきか悩んでいる」などの意見が寄せられた。

息子が中学生の大神も、「息子に一定の知識がある前提で『女の子を傷つけてはいけない』と話しているが、何をどこまで知っているか確かめたことはない」「同じ男性の夫に性教育は任せたいけれど、夫も親から性教育を受けたことがないから不安」と悩みを語った。

娘が高校生の千秋も、「恋人ができてから話すと余計に反発しそう。タイミングが難しい」と指摘。産婦人科医の高橋幸子先生は「ドラマの恋愛シーンや、出産に関するニュースのタイミングで話を振る。それが難しければ、性教育の本を部屋に置いておく」という方法をオススメした。

性教育を人権教育の一環として行うことに関しては、三木が「父親=男性性が強い家庭で育てば、それが当たり前になってしまうから、家庭のあり方から考えなければいけない」と問題提起。すると竹山は「かつてはカッコよさの象徴だった喫煙も、カッコ悪いと言われるようになった」と、社会全体の価値観を変えていく必要性があることを訴えた。

また、YouTubeなどを通して性教育をしている助産師のシオリーヌさんの活動も紹介。大神は「親と性について話すことをタブーに感じている子にとっては、入り口になりそう」とシオリーヌさんの取り組みを評価し、SNSにも「これなら子供に勧めやすい!」と好意的な意見が続々到着。

一方で「(性教育に)そもそも関心のない子には、届けるのが難しい」と千秋が言うと、竹山は「だからこそ、教育現場での性教育が必要」と主張。SNSでは「親子同席の性教育の授業ができたらいい」というアイデアも出た。

「生理が重いので母から産婦人科に行くよう言われたが、恥ずかしくて行けない」という17歳女性のお悩みには、大神も千秋も大きく共感。高橋先生からは「産婦人科より婦人科のほうがオススメ。思春期外来など若い世代の対応に慣れている病院を探して、早めの受診を」というアドバイスが届いた。

髪の毛をいつも触っている女性は、自意識が高い?会話に飽きている?

「気になる相手のしぐさ」というテーマでは、「同僚がサラサラのロングヘアーをいつも触っている。自慢しているのかと気になる」という30代女性のエピソードが登場し、「せきらら投票」で「そんな同僚のしぐさは気になるか?」と問いかけた。

竹山は「オレの話が退屈なのか?」と感じると言い、大神は「髪の毛を触る人は自意識が高い」とバッサリ。投票の結果も「気になる=75%」「気にならない=25%」となったが、三木は「緊張のせいで髪を触ってしまう人もいるのでは?」と「気にならない派」の思いを代弁した。

「パート先の新人が、長い前髪とマスクのせいで表情が見えない。身振りも少ないので、何を考えているかわからない」という30代女性の不満の声が紹介されると、千秋が「私なら、顔が見えないよって直接言ってしまう」と苦笑し、SNSにも「そういう子、多い!」という声が。

マスクをするようになってから「目の動きに気を配るようになった」と大神が言う通り、「仕事のしぐさ図鑑」の著者・荒木シゲルさんによるとマスク時のコミュニケーションでは「眉毛や目を動かし、(表情に)バリエーションをつける」ことが効果的だという。

「声の表情やトーン」「あいづち」にも気をつけているという三上アナは、「自分は手が動きすぎるので、うるさく思われてしまうのでは?」と不安を告白。すると、竹山は「三上さん(の手の動き)は、岡本太郎さん系だから」とツッコみ、笑いを誘った。