女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

3月19日(金)の放送では、「主婦業…どうラクする?」というテーマについて、MCの設楽統と久代萌美フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、横澤夏子、婦人公論前編集長の三木哲男が議論。「病気で見直す…夫婦の時間」というテーマでは、元フジテレビアナウンサーの山村美智が出演した。

「主婦業…どうラクする?」というテーマでは、話題の書籍「主婦業9割削減宣言」の著書・唐仁原けいこ氏にインタビュー。唐仁原氏は「やめたい家事」を書き出して「見える化」した上で、「9割」という具体的な数値目標を設定することで、家事負担の削減に成功したという。

まず登場したのは、「母のように料理を手作りすることが家族への愛情だと思ってしまい、仕事と育児でいっぱいいっぱいなのに、総菜や冷凍食品にも頼れない」という30代女性のエピソードだ。

千秋が「手料理派だった母から『仕事をしているならその分は外食などに頼っていい』と言われて、ラクになった」と自らの体験を語ると、久代アナは「家事は好きだけど、行き詰まったと感じたら『放置する日』を作る」と自己流の「リセット術」を伝授。竹山も、久代アナの「リセット術」に賛同した。

唐仁原氏は「『おにぎりパーティー』など、シンプルな食事でも“パーティー”と名付けるだけで子供が喜ぶし、食卓が明るくなる」と提案。「3歳までに食べたもので味覚が決まると言うし…」と手抜き料理に抵抗を見せていた横澤は、「楽しそう!やってみたい」と笑顔を見せた。

千秋は「『きちんとやらなければ』と自分を縛っているのは、結局自分。『これでいいか』と思えるような、発想の転換が必要」と、エールを送った。

「家事が少しラクになる最新家電を買おうと提案しても、妻からもったいないと言われる」という40代男性のお悩みでは、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「最新家電の購入をためらう妻の気持ち、理解できるか?」と問いかけた。

横澤が「そのお金で旅行に行けると思うと、恐れ多くて…」と言うと、久代アナも「家電が信用できなくて、自分でやってしまいがち」と苦笑。投票の結果も「理解できる=73 %」「理解できない=27%」となったが、番組公式SNSには「出産を機に、最新家電をフル活用してラクすることを決めた」という意見も見られた。

SNSには、ほかにも「子供が美味しく食べるなら手抜きじゃない」「ワンプレートがラク!」などの、励ましやアドバイスが続々到着。唐仁原氏の「麦茶を飲みたいという子供の要求」から解放される方法(=ウォーターサーバーを設置する)が紹介されると、「麦茶問題!私だけじゃなかった!」という声も届いた。

「愛してるよ」と毎日言う…山村美智が語る「夫を亡くす前にできること」

「病気で見直す…夫婦の時間」というテーマでは、36年連れ添った夫を昨年12月にガンで亡くした山村美智が、今の思いを語った。一人になるとまだ涙が溢れてしまうという山村は、「こうしてみなさんと会って元気なフリをしているうちに、“フリ”が取れてくると思うし、(誰かに)話すことで自分の中で現実を整理して、実感を持てるのではないか」と感じているという。

紹介されたのは、「夫が昨年胃がんで入院。そうなって初めて、お互いへの思いやりや感謝を口にできるようになった」という40代女性のエピソードだ。

「朝、子供の支度を担当する日を夫婦で決めていて、担当してない方は『おはよう』より『ありがとう』を言うと決めている。本来は、決めて言うようなことではないんだけど…」という横澤を、「それでいい」と受け止めた山村。

山村は「毎日『ハグ&愛してるよと言う』のが決まりだった」「できるだけ相手を笑わせようと思っていた」と、結婚してから決めていた夫との“日課”を紹介した。

「喧嘩していて、心が入っていないときもあるけれど、言葉にすることが大切。今日からやってみて」という山村のアドバイスに、SNSには共感の声が多数挙がった。

「夫が亡くなって2ヵ月。夫がまだいるような気がして、彼のモノが整理できない」という60代女性のエピソードでは、山村は「同じ境遇の人から『それでいい』と言われたので、私も夫のクローゼットにまだ入っていない」と告白。

「嫌なこともたくさんある中で育ててきた『夫婦』が、(夫の死で)2つに割れてしまったような状態。それを無理に1つにする必要はない」「家族は最後に味方でいてくれる存在。そのありがたみをもっと感じておけばよかった」と率直に語った山村。

竹山も「もっと妻と一緒にいる時間を作ろうと思ってはいるけれど、忙しさにかまけている」と、反省の表情を浮かべた。

SNSにも「今、できることって何だろう?」「一緒の時間を大切にしなければ」など、たくさんの思いが届いた。