3月21日(日)、田中雅功と髙田彪我からなるフォークデュオ・さくらしめじが、2年ぶりとなるカレンダー「さくらしめじオフィシャルカレンダー2021.4→2022.3」の発売を記念したリモート会見に登場した。

今回のカレンダーはファッションブランド「kudos」「soduk」を手掛けるファッションデザイナーの工藤司がプロデュース。結成当時は中学1年⽣だった、さくらしめじも昨年⾼校を卒業し、2021年度に20歳になる。その大人になる一瞬一瞬を切り取ったカレンダーになっているという。

田中は「2人とも成人する年のカレンダーで“自立”をテーマに撮影を行いました。自立して成人に近づく姿を感じてもらいたい」と説明。

髙田も「工藤さんがプロデュースする世界観で今までとは違うカレンダーになりました。色んな所が魅力のカレンダーです」と出来に満足な様子。

さらに、スーツを身にまとい王冠をかぶった姿の表紙について「初めて王冠をかぶりました。意外と重かったです(笑)。かぶり方の角度によって映り方が違うのでみなさんと一緒に考えた、今までにない姿です」と語った。

収録カットの中で田中がお気に入りなのは、シャボン玉と一緒に映る写真。「この写真は海で撮影したんですけど、純粋に楽しかったです。風の向きでシャボン玉が飛ぶ方向が変わるので、みんなで一丸となって撮影しました」と、現場での楽しさが写真でも伝わってほしいと話した。

そして今回、新たに解禁されたのが、浴衣姿でギターを持つオフショット写真。田中は「このギターを持って倒れこむ彪我を見てもらいたい」といい、和気あいあいとした雰囲気と、意外な組み合わせがたくさん詰まった独特の世界観のカレンダーを楽しんでほしい、と明かした。

2021年度に20歳を迎える2人。今年やってみたいことについて髙田は「24時間の生配信をやりたい。歌ったり、何かを実況したり、食べたり、寝たり…寝ちゃダメか(笑)」とコメント。

一方、昨年12月に「302の音」で小説家デビューを果たしている田中は、「ホラーやミステリーなどちょっと暗い部分がある小説を書いてみたい」と20歳の目標を掲げた。

ただ、自分が思うような20歳にはまだ近づけていないそうで、髙田は「20歳は大人だと思っていたけど、自分はまだ全然大人ではない。大人は周りから頼られる人だと思うけど、自分はそんなに頼られていない」と笑わせた。 

少年から大人へと成長を続けるさくらしめじの2人。今後について髙田は「埼玉県の大宮市でストリートライブを行ってきたので、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブをやりたい」と大きな夢を語り、田中も「CDのオリコン1位をとる夢も叶えたい」と願った。

最後に、ファンへのメッセージを求められた2人は「さくらしめじのことが好きな人にも、さくらしめじを少し知っているよ、という人もぜひ手に取ってみてもらいたいです。みなさんにはこのカレンダーと一緒に1年を過ごしてもらいたい」と呼びかけた。