宮田俊哉主演、音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」の上演が決定した(7月 東京建物 Brillia HALL/8月 オリックス劇場)。

原作は、2021年にアニメーションのアカデミー賞と呼ばれる、国際アニメーション映画協会の主催アワード「アニー賞」でBest Direction-TV/Media部門にノミネートされ、大きな話題を呼んだアニメ『GREAT PRETENDER』。

疾走感のある展開と世界中を飛び回るスケールの大きさ、そして細やかでバラエティ豊かなキャラクター造形が幅広い層から熱い支持を受けている。

初の舞台化となる今回の物語は、CASE1:ロサンゼルス・コネクションをベースに構成。そして、生バンドによる演奏で、疾走感あふれる、痛快クライム・エンターテインメントになっている。

主演を務めるのは、アニメを心から愛するKis-My-Ft2の宮田俊哉。2013年の舞台「キフシャム国の冒険」では、舞台単独初主演を務めている。

久しぶりの単独主演となる本作で、主人公の枝村真人、通称エダマメを演じる。

“日本一の天才詐欺師”を自称するエダマメは、その実、真面目でお人好し。宮田が音楽劇として体現するエダマメに期待がかかる。演出は、ストレートプレイやミュージカル、音楽劇とジャンルを問わず活躍する演劇界の奇才、河原雅彦が手掛ける。

<宮田俊哉 コメント>

今回のお話をいただいて、とてもうれしく思っています。舞台の主演を一人で務めるのはすごく久しぶりで、一人で背負うのでドキドキしていますが、舞台は観に行くのも自分が演じるのも好きなので、本当に楽しみです。

原作の『GREAT PRETENDER』は、面白くてワクワクするところがとても好きで、僕が「面白いよ!」と勧めた友人達とみんなで、ハマりました。出演のお話を伺ったとき、「僕、ローランじゃないの!?」とボケてしまいましたが(笑)、エダマメをやらせていただけるのは光栄です。

エダマメは、「ちゃんと芯があるな」と思います。心のある人物で、良心を感じます。物事を、「良いか悪いか」ではなく、「目の前の相手に対して、親切かどうか」というのが判断の基準になっているような、印象があります。僕も似たところがあるので、とても共感できます。あとはグループ内での立ち位置が似ていますね。僕もメンバーによくいじられるので(笑)。

このコロナ禍で、ファンのみなさまとなかなかお会いできていないので、この舞台でお会いできるのが本当に楽しみです。原作ファンの方にも、楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります!

河原雅彦 コメント>

騙し騙されの応酬が飛び交うこの作品は、いわゆる“コンゲームもの”で、どっちに話が転ぶかわからない、スリリングな展開が魅力。そんな場合、一番の肝は登場人物たちのキャラクターに尽きるわけですよ。

宮田くんとは初めてのお仕事になりますけど、「日本一を自称するも、てんてこ舞いに振り回されるダメダメな詐欺師」って主人公にピッタリのような気がして。

あ、これ別にディスリじゃないですよ?主人公のエダマメは、キめるところはビシっとキめるし。僕がアニメ原作を舞台化する際、常に心掛けていることは、演劇の強みを最大限に活かすこと。ストーリーをなぞるだけじゃ意味ないですからね。

今回の舞台化にあたっても、舞台オリジナルの重要な役どころを足させてもらったり、ミュージカル要素までちょっぴり足させてもらいました。欲張りすぎですかね??

ま、ちょっとやってみます。