瀬尾まいこの本屋大賞を受賞したベストセラー作「そして、バトンは渡された」の映画化が決定。永野芽郁、田中圭、石原さとみの出演が明らかになった。
原作は、2018年2月発売直後より、反響が大きな話題を集め、累計発行部数は77万部を突破した感動作。
血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さんと二人暮らししている。今は卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。
そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘・みぃたんに精一杯愛情を注ぎともに暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。まったく違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる。
主人公・優子を演じるのは、確かな演技力で人気と実力を兼ねそろえる永野芽郁。また、血の繋がらない父親・森宮さんは幅広い世代に支持のある田中圭が演じる。父親役はこれまでも演じているが、年の差がない永野との親子関係がどのように描かれるのか。これまで見たことのない親子に注目が集まる。
そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花に石原さとみ。小さな娘のいるシングルマザーを演じるが、母親役はキャリア初となる。
血も時間も関係がなく、お互いが家族でありたいと強く願うことが、本当の意味の家族なのか。令和の時代を生きる人々に大きな希望を与える本作。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲監督のもとで、すでに撮影を終えており、10月29日(金)の全国公開が決定した。
<永野芽郁 コメント>
自分の母が原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じてほしい」と言われていた小説だったので、うれしくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、母のためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました。
血の繋がりのない親子でも愛の深さを持てるんだ、そして感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気づかされました。
撮影現場でお会いした田中さんは「森宮さんがいる!」と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。撮影中も、とても優しい方でずっと頼りにしてましたので、森宮さんと優子の親子関係をぜひ楽しみにしていただければと思います
<田中圭 コメント>
脚本を読んだときは、変わった親子関係が描かれているので難しい役だなと思いましたね。娘のいる父親の役でしたので、実生活が武器になるかなと思い現場に入ったのですが、芽郁ちゃんとは年齢がまったく違ったので残念ながら参考にならなかったです(笑)。
血の繋がらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて、実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとは素敵な距離感になれたらいいなと思って演じました。今まで見たことのない親子像を作りたいと思って演じました。
<石原さとみ コメント>
私が演じる梨花はとても大胆不敵でちょっと理解しがたく、謎の多いキャラクターですので、演じるのは難しいなと思いながら脚本を読みました。優しくて温かくて、でも切なくて愛があふれていて、原作と同じ読後感がありました。
初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子どもも多いですし、気負わずに演じることができたと思います。撮影の合間も(娘役の)くるみちゃんとずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました。触れていると心地よくなって、とても愛おしく楽しい時間を過ごさせていただきました。
最新情報は、映画「そして、バトンは渡された」公式サイトまで。
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