4月17日(土)23時40分より、大地真央主演、オトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』第2話が放送される。
名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地真央)が、ひょんなことから知り合った庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を振り回しながら、東京と愛知を舞台に、世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリーに、SNSでは「見ていてスカッとする!」「このオバハン、最高!」との声があがっている。
本作の見どころのひとつが、大地演じるハルコのめくるめくファッションチェンジ。あるときはゴージャス、あるときはカジュアル、だがそこに一貫したハルコらしさが光る衣裳は、スタイリストいわく「一見、個性的で派手だけど、品は絶対!ハルコさんは、ただのオバハンじゃなくて“最高の”オバハンですから」とのこと。
今回は、そんなハルコのファッションを軸とした撮影レポート&大地真央のコメントを紹介する。
<撮影レポート>
クランクインのファーストテイクでは、華やかな花柄のワンピースに白いロングコートをなびかせて、颯爽と現場に現れた大地。大きなサングラスをサッと外すシーンでは、誰もがひれ伏すような気持ちにさせる圧倒的な存在感だった。
次の現場は、ハルコが経営するクリニックのシーン。スーパードクター・ハルコとしてのユニフォームは、白いドクターコートに上下ビビッドピンクのスクラブ(医療用白衣)。ビビッドピンクは、ドラマタイトルのロゴカラーでもある。
ドラマ内で「秘密の小部屋」と表現される事務室では、ハルコの地元・名古屋のお菓子が常備されているという設定で、クリニックのスタッフとお菓子を食べて休憩するシーンが何度も出てくる。
生しるこサンド、ゆかり、カエルまんじゅう、きしめんパイ、濃厚いちごクリームサンドと、どれも手土産として評判の名古屋おやつ。
(左から)大谷将(合田雅吏)、若杉慎之介(蕨野友也)、奥田静香(坂野真理)、中島ハルコ(大地真央)
取材班は、愛知県内各地でのロケにも同行。名古屋市では「東山動植物園」で撮影し、大地は、イケメンゴリラとして人気のシャバーニとも共演。第1話にあった、ハルコといづみが出会うシーンは、ゴリラ舎の前で行われたのだが、シャバーニは撮影隊が思うようにはカメラ前に来てくれないため、どうしても “シャバーニ待ち”の時間もあった。
しかし、大地が現場入りして「あれ、シャバーニ?すごい!」と、シャバーニを眺めていると、シャバーニの方も大地へ歩み寄り、かなりの近距離で2ショット撮影に成功。
シャイなシャバーニはなかなか近くに来てくれないことも多いとのことで、かなりのレアショットとなっている。
また「猫の次にゴリラが好き」という大地は、オトナの土ドラ公式Twitterで、シャバーニの仲間のゴリラとガラス越しに両手を挙げたシンクロダンスも披露している。
その後の撮影では、スタイリストいわく「放送上この後に来るパーティーシーンでの豪華なドレスとのメリハリを意識してカジュアルにした」とのこと。カジュアルといってもセレクトしたのは、大人があまり着ることのないオーバーオール。一般人には、かなりチャレンジングなアイテムだが、品よく着こなしてしまうところは、さすが大地だ。
蒲郡市では、100年の歴史と伝統を誇る「蒲郡クラシックホテル」の宴会場をお借りして撮影。ハルコといづみが仲良くなる(というか、主従関係が生まれる!?)きっかけとなったパーティでのハルコのファッションは、先程の動物園とは打って変わったゴージャスさ。
クラシカルで洗練された空間に人々が集うなか、ハルコの気品はひときわ輝き、目立っている。ここでの衣裳(ドレス、ファー、宝石)は、ポスター撮影と同じもの。
<総額2億5千万円超えの輝き!『最高のオバハン 中島ハルコ』ポスタービジュアルが完成の記事は、こちら>
額田郡(ぬかたぐん)幸田町(こうたちょう)の「幸田サーキットyrp桐山」での撮影では、レーシングスーツを着た大地。こなれた感じで車から降りるシーンやヘルメットを脱ぐシーンは、ドライバーのお見本を見てすぐに体得。さらりとやってのける大地にサーキット場の関係者から「パーフェクト!」「美人レーサーとしてすぐにイケそう」との声が挙がった。
それらのシーンをモニターで確認した大地は、衣裳について「黒と黄色、車と服と靴のカラーリングがバッチリ合ってる!」と満足げだった。ちなみに、ハルコは趣味でレースを楽しむという設定のようで、ハルコの自宅シーンでは室内にさりげなくヘルメットが置いてあったりする。
幸田町での撮影には、原作者である林真理子も陣中見舞いに。その模様は、後日公開。
<大地真央 コメント>
――ハルコとご自身に、似ている点、似てない点はありますか?
そうですね、よく食べるところは似ていますね(笑)。あと、割と幅広い年代の友達もいたりして、そういうところも似ているかもしれません。でも、ずーっと喋っているというのはないですね。
ハルコさんは本当によく喋って、パワフルで、スーパーウーマン!私も、仕事の時は集中して「パワフルでいよう」と思っていますけど、そうじゃない時は全然。もうダラ~ッとしています(笑)。
――名古屋の印象は?
宝塚時代を含め、今はなき中日劇場には何度も立たせていただきましたので、思い出深い地でもありますし、お友達もいるので、気持ち的にも近い感じですね。
あと、食べ物がおいしいという印象が強いです。名古屋メシでいうと、私はひつまぶしが好きです。3段階に楽しめるところがいいですよね。
また今回ドラマの中では、名古屋おやつがいろいろと出てきますが、一番よく出てくるのは、生しるこサンドとゆかりで、どちらもおいしいです。生しるこサンドは、まだこしあんしか食べてないので、粒あんと抹茶もそのうち食べたいなと思っています(笑)。
――本作は、衣裳も豪華でコスプレ要素も満載ですね?
いろいろなタイプの衣裳を着たのは楽しかったですね。スケジュールがタイトだったので、時間に追われて大変な部分はありましたが、全8話通して七変化的にハルコさんのいろんな面を表現するという上で衣裳は大事ですからね。
ひとつの作品でこんなに着替えたのは長い女優人生の中で、ドラマでは初めてだと思います。そこも見どころのひとつなので、ぜひ楽しんで見ていただきたいですね。
――学校や会社で新年度を迎えた視聴者へ、ハルコ的に一言お願いします。
ハルコさんのセリフとして(第3話で)出てくるのですが「くよくよ悩むのは時間の無駄。すなわち本来稼げるはずのお金の無駄なのよ」「自分が変われば、周りも変わる」ということでしょうか。このドラマを見て笑顔になっていただけたらうれしいです。
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<第2話あらすじ>
不倫を引きずることなく、新たな人生を歩もうと仕事に集中するいづみ(松本まりか)。
新企画の名古屋メシの取材をするため、名古屋に顔が利くハルコ(大地真央)に相談。2人が向かったのは、愛知県三河地方にある絶品ひつまぶし店。しかし経営は火の車で買収話が上がっているという。
そんな折、名古屋の老舗ういろう屋・三島昭宏(田山涼成)からも跡継ぎ問題で相談が舞い込んでくる。そこでハルコの口から飛び出したとんでもない奇策とは…。