4月20日(火)21時より、松たか子主演、フジテレビ系『大豆田とわ子と三人の元夫』第2話が放送される。
脚本家・坂元裕二が完全オリジナルで描く本作は、松たか子演じる主人公で、3回結婚して3回離婚したバツ3・子持ちの社長・大豆田とわ子が、“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘するロマンティックコメディ。
離婚してもなお、とわ子のことを忘れられない元夫として、一番目の夫でレストランオーナー兼ギャルソンの・田中八作を松田龍平、二番目の夫でファッションカメラマンの佐藤鹿太郎を角田晃広、三番目の夫で弁護士の中村慎森を岡田将生が演じる。
第1話では、伊藤沙莉によるナレーション、斎藤工演じる“船長さん”の登場、STUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌やエンディング映像など、さまざまなサプライズ情報が明らかとなった。
その中でも、八作の友人で、レストラン「オペレッタ」を一緒に立ち上げた心配性のシェフ・持田潤平役として、音楽家の長岡亮介が登場すると、視聴者の間で大きな驚きと反響の声があがった。
自身がギター&メインボーカルを務めるバンド・ペトロールズの活動に加えて、“浮雲”名義で参加する東京事変のギタリストや、星野源を始めとした数多くのアーティストのサポートギタリストとして、ミュージックシーンで活躍を見せる長岡。
これまで、アーティスト活動の延長線として『おげんさんといっしょ』(NHK)、『ムジカ・ピッコリーノ』(Eテレ)に出演したことはあったが、俳優としての映像出演は今作が初めて。
ドラマの公式Twitterでは、「台本ではイケメンシェフと書かれていたので、龍平さんと並んでほしい、こんな2人がいるお店があったら行きたいと思うシェフ潤平役をギリギリまで悩み、突然閃いたいた長岡亮介さん。ダメ元でオファーしました。レギュラーです。めちゃくちゃ素敵です」と、長岡出演に関する制作秘話を明かしている。
八作と潤平が働く「オペレッタ」には、第2話以降、とわ子、慎森、鹿太郎をはじめとしたさまざまな登場人物が訪れる。今後の放送でも潤平の登場に期待がかかる中、今回のドラマ初出演について、長岡に話を聞いた。
<長岡亮介 コメント>
――初のドラマ出演ですが、俳優としてオファーを受けた時の気持ちは?
「なんでだろう?」と思いました。でも「ぜひ長岡さんで」とオファーをいただいたのでお受けしました。まったく知らない世界ですから、なかなか恐れ多かったのですが。
――現場の雰囲気はいかがですか?
自分みたいな別の畑の人が来ても、にこやかに受け入れて混ぜてくれて、みんなやさしいですね。本当にみんな仲良しで、待ち時間でのほほ笑ましい会話をずっと聞いているのが楽しいです。
――撮影はいかがですか?
監督さんからあまり何も言われないので、「これでいいのかな?」と思いながらやっています(笑)。
――長岡さんが感じる作品の見どころを教えてください。
やはり言葉のセンスが面白くて、台本を読んでいて楽しいです。そして、映像の質感に深みがあって、そこもすごくいい感じだなと思います。
カンテレドーガとTverでは、第1話の見逃し配信を行っている。さらに、GYAO!で、“元夫たちがとわ子と出会っていないパラレルな世界で生活していたら”という設定のもと、「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」と題したスピンオフドラマを配信中。
<第2話あらすじ>
ある日、八作(松田龍平)のレストランで慎森(岡田将生)と鹿太郎(角田晃広)が出くわしたところに、さらに偶然とわ子(松たか子)と唄(豊嶋花)もやってくる。
いつものように周囲に憎まれ口をたたく慎森だったが、どんなに煙たがられてもめげることなく、とわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種のうらやましさを感じていた。
そんな自分について慎森は、公園で会った小谷翼(石橋菜津美)に「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらす。
一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜(瀧内公美)から自宅に招かれ、何やらいい雰囲気に!?
八作の店には、親友の出口俊朗(岡田義徳)が恋人の三ツ屋早良(石橋静河)を連れてやってくるが…。
そんな中、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて5人ですき焼きパーティを開催することに。
こだわりの食材や道具を持ち寄った3人が訪れたとわ子の部屋で、慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファが処分されていることに気づき、内心ショックを受ける。
ひょんなことから、とわ子と2人きりになったタイミングで、その理由を問いただす慎森だったが、徐々に胸に秘めていた思いがあふれていき…。
しかし、その晩。どういうわけか、唄や元夫たちの目の前で、とわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に。