6月11日(金)に公開される菅田将暉主演の映画「キャラクター」。その主題歌と予告編が解禁された。

「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったら」。本作は、そんなアイデアを基軸に、登場人物それぞれが幾重にも交錯し、運命を翻弄されていく物語を描いたダークエンターテインメント。

売れない漫画家・山城を菅田が、殺人鬼・両角を本作が俳優デビュー作となるSEKAI NO OWARIのFukaseが演じる。さらに、小栗旬、高畑充希、中村獅童という豪華キャストが集結した。

主題歌は、YouTubeの総再生回数が3.7億回を誇る音楽バンド「ずっと真夜中でいいのに。」の作詞・作曲・ボーカル、ACAねと、18 歳からそのキャリアをスタートさせ若者に絶大な人気を誇る注目のラッパー・Rin音による「Character」に決定。

この楽曲を手掛けたのは、「映画 えんとつ町のプペル」ほか、映画の音楽制作や、藤井風など名立たるアーティストへの楽曲提供で知られるYaffle(小島裕規)。主題歌はもちろん、映画の劇伴(サウンドトラック)を担当した。

そのYaffle、ACAね、Rin音という令和の音楽シーンを大いに騒がす「キャラクター=才能」たちの奇跡のコラボレーションがこの主題歌限定で実現。映画の村瀬プロデューサーも「ハンパない破壊力」と興奮のコメントをしている。

映画「キャラクター」だからこそ誕生したこの楽曲は、優しさと攻撃的な側面を併せ持ったRin音のラップと、謎だらけのサイコキラー・両角をイメージした詞を歌い上げるACAねの危うくも透き通った声が強烈に交わり、映画の衝撃的な展開を象徴するサウンドとなっている。

さらに、合わせて解禁となった予告編には、主人公の山城(菅田将暉)と殺人鬼・両角(Fukase)が出会ってしまうことで、前代未聞の事件が巻き起こっていく様が映し出されている。

偶然居合わせた殺人現場で犯人の両角を見てしまい、それをキャラクターとして自身の漫画「34(さんじゅうし)」に描いたことで一躍売れっ子漫画家になる山城だったが、やがて漫画「34」の描写とまったく同じともいえる殺人事件が起こる。そして突然、山城の前に両角が姿を現し「先生が描いたものも、僕、リアルに再現しておきましたから」と告げる。

交わってしまった“未熟な漫画家”と“美しき異常者”。「作品を作るにはアシスタントが必要でしょ?」という不気味なセリフとともに、次々と凶行に及んでいく両角。彼の目的とは!?

そして、山城の記憶とはまったく違う人物が犯行を自供したことで、暴走していく物語。精神的にも追い詰められる山城と事件の真相を追う刑事・清田(小栗旬)と真壁(中村獅童)。やがて、パートナーの夏美(高畑充希)までをも巻き込んでいき…「逃げろ!」と叫ぶ山城の運命やいかに!?

<ACAね(ずっと真夜中でいいのに。) コメント>

予告編“キャラクター”声のご縁でお声がけいただき感謝です。

作る前に作品を拝見し、ぎゃー裏で其々の立場に共感脳でした。逸らしてたぽか生活への脱却も、そろそろ落とし前をつけなきゃ…。隠した上等な感覚も何かしら通わせたくなりました。

補い合える存在を見つけたことそれは加速。初めての合わせ技で参加させてもらった曲映画館で聴けるの楽しみです。

<Rin音 コメント>

初めて主題歌に参加させていただいて、作品から刺激をもらって作品を作る感じがすごく新鮮でした!

普段よりも奇妙で力強いサウンドにリリックを書いて、自分の性格の中の攻撃的な面を全面に出した曲になったと思います!

僕自身、楽曲とMCバトルで活動するように、誰もがどこかに二面性を秘めていると思います。ぜひとも劇場で映画を見ていろんな刺激を受けた上で、この曲を聴いて自分探ししてみてください!

Yaffle コメント>

“キャラクター”の世界に存在する意味のあるものが作りたかった。劇中音楽と主題歌を同時に制作できる機会もなかなかないので、とても興奮しました。

ACAねさん、Rin音さん両人とも自分にはない語彙のアイデアがたくさんあって、とても刺激的な時間でした。それぞれの確立した個性の絡まりが映画の渇いた空気を描いています。

<菅田将暉 コメント>

主題歌の概念を覆されるような音楽に「キャラクター」という異質な作品の奥行きがさらに深くなったように思います。

作品全体の音楽をYaffleさんが手がけ、複数のアーティストの色を重ねて作られた楽曲。この映画ならではです。ぜひ、エンドロールまでお楽しみください。

<あらすじ>

漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。

ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。

そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族…。そして、彼らの前に佇む1人の男。

事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城は売れっ子漫画家の道を歩むのだった。

そんな中、漫画「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生。

そして、山城の前に、再びあの男が姿を現す。「両角もろずみって言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから。」交わってしまった二人。山城を待ち受ける“結末”とは?

映画「キャラクター」は、6月11日(金)よりロードショー。
©2021 映画「キャラクター」製作委員会
配給:東宝

最新情報は、映画「キャラクター」公式サイトまで。