4月24日(土)9時55分より、フジテレビでは『ライオンのグータッチ』が放送される。
その道のエキスパートが、“グータッチサポーター”としてスポーツに打ち込む子どもたちのもとを訪れ、全力でサポートする『ライオンのグータッチ』。
今回は、特別企画「東山高校バレー部最後の戦い!レジェンドサポーターが熱血指導!」を放送する。スタジオには、レギュラーMC陣の佐藤隆太、博多大吉、西野七瀬が出演。
東山高校は、京都にある高校で、2020年に行われた「春の高校バレー」(全日本バレーボール高等学校選手権大会)でも優勝を飾ったほか、これまでさまざまな大会で優秀な成績を残してきた、まさにバレーボールの強豪校。
2021年に開催された「春の高校バレー」でも優勝候補で連覇を期待されていたが、一部の選手の発熱を理由に途中で欠場せざるを得ない状況となってしまった。高校3年生にとっては、同じメンバーでプレーできる高校最後の試合となる予定だったが、残念なことに参加がかなわず、選手はもちろん、監督やコーチ、応援してきた家族や友人、ファンの落胆ぶりは計り知れないものがあった。
そんな選手たちに最後の戦いの場を設けようと、この春エキシビションマッチを実施する事が決まり、1日サポーターとしてバレーボール界のレジェンド・元日本代表キャプテン荻野正二が指導を行った。
番組では、エキシビションマッチでの選手たちの様子はもちろん、その前に行われた練習や、荻野の指導に密着。また、個々の選手たちにもスポットをあて、「春の高校バレー」にかけた当時の思いや、チームメートとの絆、最後の試合への抱負など、選手や学生としての彼らの様子を追いかける。
<荻野正二 コメント>
――今回の試合の企画意図を教えてください。
今回、「春高」で東山高校が出場できなかったことで、私たちも何かできないかと、Vリーグの事務局と相談しながら、エキシビションマッチを企画し、3年生の仲間やチームみんなで、最後に本気の試合ができれば、いい思い出になるのではと思って企画しました。
――東山高校が「春高」を欠場になったことを聞いた時の気持ちは?
「本当なの?」という感じで、ここにかけてきたチームのことを思うと、言葉も出てこなかった。優勝候補だったし、親心じゃないけど、本当にやらせてあげたいという一心でした。見ていても4コートの中、1コートだけ使っていなかったので…。
それが、今回の開催につながったのもあります。これが東山高校のバレーというのを全国のみなさんに見せてあげたいなというのもありました。(途中欠場となった「春高バレー」は)3年生にとっては最後の最後だし、3年生の絆もあるから最後締めくくって終わりたいと思っていたと思うので、このエキシビションマッチがその代わりになるといいなと思います。
――実際に高校生を指導してみて、いかがでしたか?
久しぶりに高校生の練習を見て、楽しくやっているし、技術が高いから楽しくできるのであって、やっぱりサーブレシーブもしっかりしているし、それがコンビバレーを生んでいるなというのもひしひしとわかりました。
バレーボールって、レシーブ・トス・アタックまで行くつながりなので、東山はしっかりできていて、勉強になるなと思いました。
――みんな楽しそうにやっていましたね。
バレーボールが大好きなのがわかるし、そういう気持ちって大切だと思います。バレー競技者は、小学生からママさんまでいますが、やっぱり楽しいからやっていると思うんですよね。
だから、小学生だとしても自分ができたときにすごくうれしいし、周りもできたときにすごくうれしい。同じ2時間でも、楽しくバレーボールを続けられるし、うまくなる秘訣(ひけつ)だと思います。
それは、東山高校を見てもらえばわかるし、小学生のプレーヤーもそういうことを頭に入れながらやればもっともっと楽しくなると思うので、参考にしてほしいですね。