4月29日(木)、映画「FUNNY BUNNY」の初日舞台挨拶が行われ、ゲストに主演の中川大志、岡山天音、飯塚健監督が登壇した。
本作は、2012年に上演された飯塚監督監督のオリジナル戯曲を映像化したもの。ウサギの着ぐるみによる「図書館襲撃」と「ラジオ局電波ジャック」、この2つの事件に隠された謎と、悲しい真実とは…。先が読めない新感覚の痛快シニカルミステリーだ。
中川は「飯塚監督と出会って、これまで何度か仕事をさせていただく中で『この作品をいつか…』というお話はしてきました。現場に立った感動もありましたし、完成した感動も、今日から皆さんに見ていただける感動もあります。うれしいですね」と公開の喜びを噛みしめた。
岡山は「僕も10年近くこの仕事をしているんですけど、だいぶ初期のころに飯塚監督にお世話になりまして、原点回帰じゃないですけど、このタイミングで参加させてもらえて勉強になりましたし、急ピッチでの撮影ではありましたけど、うれしく思います」とコメント。
岡山と以前に共演があるという中川は「5、6年前に、がっつりと絡む役柄でもなかったので、そんなにお話はしてないですね。天音くんは僕の中ではベールに包まれた…。現場でこうしてやらせてもらうのは初めてで、僕の大好きな役者さんですし、楽しかったですね」と振り返った。
一方の岡山は「現場で共演の俳優さんと、あまりお芝居について話す機会はないですし…。最初に共演したころから考えると、だいぶ近くなったなという感じ」と告白。
しかし、中川は「ただ、天音くんの感情があまり出てこないので(笑)。『今楽しいのかな?』とか考えて、最初は不安だったんですけど、だんだんキャラがわかってきたので、『あぁ…いいな』って。居心地がよかったです。あんなに濃密な関係だったじゃないですか」と話した。
岡山は中川に対して「最初に会ったときは大志くんは10代だったですし、(中川が演じた)剣持って役に対してとても愚直で、ものすごいイメージがひっくり返った印象ですね。大志くんがいないところで、『大志くん大好き』って話をしますね。ものすごく今恥ずかしいんですけど…」と笑顔で語り、中川も「僕も大好きです」と回答。
この作品のキャッチコピーである「想像力こそが、世界を救う。」にかけて「想像力で今どうにか乗り切りたいこと」と聞かれると、中川は「今、客席にいるであろうお客さんを見ていますよ。無観客ですがお客さんがいる想像をしてますよ!」と回答し「こういう状況になって、顔を一切も合わせずにお仕事が終わっていくという機会もあったので…。より想像する機会は増えましたね」と説明した。
岡山に話が振られると「なんかすごい…考えたんですけど…。人間関係ですかね…。キャッチーなエピソードもないんですけど…」としみじみと語ると、中山は「何があったんだよ…」とひと言。
岡山は「一人っ子ですし、一人で過ごすことは基本的に苦ではないんですけど。そうですね…。本当に披露できるキャッチーなエピソードはないんですけど…。ちょっとした人との落ち込むことだったりを想像力で乗り越えていきたいですね」と含みを持ったせた言い方をし、中川を心配させる一幕も。
また、物語になぞらえて「戻りたい過去」を聞かれた中川は「この仕事をやりながらの学生生活だったので、もっと遊んでおけばよかったな…とか思いますね。修学旅行に行きたかったですね。あと、(役で)制服を着るのも、あと何回かくらいかなと。今回着ているので見てほしいですね」とアピールした。
岡山は「すごい考えたんですけど…。ないですね…。すみません、トークリレーで毎回失速させて…」と反省すると、中川は「今が一番楽しいってことですね」とフォロー。
そんな岡山は「まぁ…今日は本当に大変でした…」と再び含みを持たせた発言をし、周囲を苦笑させた。
司会者から「過去ではなく未来でやりたいことは?」と質問されると、岡山は再び悩みながら「ないんですよね…」と申し訳なさそうにコメントし周囲を笑わせた。
また、劇中では2人の唇が触れるシーンがあるそうで、岡山は「(撮影前に)めちゃくちゃ、うがいしました。嫌われないように」と答え、中川は「忘れられないですね、あの感触が。目覚めそうになりました。いろんなものが」と笑いながら告白した。
映画「FUNNY BUNNY」は映画館&auスマートパスプレミアムにて公開中。
©2021「FUNNY BUNNY」製作委員会
配給:「FUNNY BUNNY」製作委員会
最新情報は、映画「FUNNY BUNNY」の公式サイトまで。