5月5日(水)にユニバーサルミュージック移籍第2弾シングル「やったれ我が人生」をリリースする祭nine.。5人編成となって初のリリースは、「我が人生への応援歌」をテーマに、熱いメッセージと“ワッショイ感”あふれる彼らにぴったりのナンバーとなっている。

さらに、同曲はフジテレビ系で放送中のオトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』の主題歌にも抜擢。思うようにいかない世の中の問題も、この曲を聴けば「やったれ」と乗り切れること間違いなし!?

曲に込めた思いや、メンバーが洋食レストランのシェフに扮したコミカルなMV撮影の裏側を聞いたほか、フジテレビュー‼で恒例化しつつある「胸キュン動画」にもチャレンジしてもらった。

こんなご時世だからこそ心に刺さる、人生の応援歌

――「やったれ我が人生」はどんな曲に仕上がりましたか?

寺坂頼我:一言でいうと応援歌ですね。このご時世だからこそ刺さる歌詞の内容で、聴いた時に自分の人生と向き合えるような、そして、活気を取り戻せるような明るいナンバーです。

――出だしは野々田さんが担当していますね。

野々田奏:「ドンガラガっと痛快だ 我が人生」ですね。曲の印象は出だしで決まってくると思うので、責任をもって挑ませていただきました。自分なりの“奏節”を響かせることができたのかなと、出来に満足しています。

――レコーディングはスムーズにいきましたか?

横山統威:サビで「やったれ」を連呼しているんですけど、「やったれ、やったれ、やったれ……あ?すいませーん」ってゲシュタルト崩壊を引き起こしてしまって、途中、何を言っているのかわからなくなりました(笑)。

髙崎寿希也:僕は「祭だぜぃ!」というフレーズが録っていて楽しかったし、サビに入る前の大事な部分でもあるので、そんな重要なパートを任されたことがうれしかったです。勢いに任せて歌ったら、ほぼ一発OKでした。

野々田:僕は落ちサビ(終盤のサビ前に入る部分。音量を落とすことで、サビへの盛り上がりを演出する)の「果てなく続いていくようで」という部分を裏声で歌っているんです。納得いくまで何度も録って、一番いいファルセットを使ってもらいました。そして、最後の「ラッキー数えてマル儲け!」は僕と頼我が歌っていて、「ラッキー」の「ラ」が「ㇽラ」に聞こえてしまうぐらい巻き舌になっているので、そこにも注目してほしいです。

寺坂:無意識で歌っていたら「『レ』になってるよ」って言われて。最初のほうもよく聴くと『レッキー』になっています(笑)。

――そして、この曲は大地真央さん主演、オトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』の主題歌として、毎週土曜日にテレビから流れていますね。

寺坂:オトナの土ドラは、以前から見ていたし、めちゃくちゃうれしかったね。

野々田:なんといっても全国放送の主題歌は初めてのことなので、より多くの方に見ていただけると思うとワクワクします。

――ドラマは、大地さん、松本まりかさん他の出演で、大地さん演じる中島ハルコの痛快な言動が話題になっています。

横山:僕らの曲が大地さんの耳に入るっていうことがすごい。

寺坂:松本まりかさんとは、以前僕たちが主演したドラマでご一緒したんですけど、またここで交わることができてうれしいです。

――もし、大地さんとお会いしたら聞いてみたいことはありますか?

寺坂:「この曲、どうですか?」って。

神田陸人:率直な意見を聞いてみたいよね。

髙崎:まずはさ、僕たちのことを知っていたかどうかを聞きたくない?その次は、メンバーの中で誰が好きか…。

寺坂:誰が好きかは聞きたいね。

髙崎:誰とゴハンに行きたいか、結婚するなら誰がいいか、何色が好きか…。

寺坂:大地さんに推されたら、めっちゃ強いね。

野々田:俺だと思うよ。

寺坂:(無視して)りっくん(神田)は何が聞きたい?

神田:シンプルに、オーディションがうまくいくコツを聞きたい。

野々田:「どうやったら宝塚に入れるのか?」

寺坂:入りたいの(笑)? 僕は緊張しないコツを聞きたいな。

――プチ情報ですが、大地さんは大のダジャレ好きだそうです。

野々田:僕はギャグキングを目指していて、今はまだ駆け出しのギャグキングなので、お会いしたら腕を試してみたいですね。ちょっとここで披露させてもらってもいいですか?テーマは徳川家康です。「殿、殿。この家、めっちゃ安いですよ」「家、安~」。

神田:もうちょっと練ったほうがいいね(笑)。

――この曲は人生の応援歌ということですが、皆さんがライブ前やテンションを上げたい時に聴く曲、必ずやることはありますか?

神田:僕はライブの30分ぐらい前にイチゴとハチミツと豆乳を入れた自作のスムージーを飲みます。ライブ前はなるべくゴハンを食べたくないので、エネルギー補給を兼ねて。

――大好きなナッツは入れない?

神田:ナッツは別腹です(笑)。

横山:リハーサルが終わると一旦疲労がくるので、“15分睡眠”をとります。しっかり寝て、起きたらすぐに髪をセットして、本番に臨みます。

野々田:ライブ前はその時にハマってる曲を垂れ流しにしてメイクをするんですが、アイシャドウのノリがいい時やバリバリに決まった時はライブもうまくいくような気がします。

髙崎:僕はとりあえずスマホのゲームアプリを開いて、好きなことを数分間やってから、準備をし始めます。

寺坂:最近は個人活動もいろいろやらせてもらっているので、毎回が勝負なんですけど、「いざ」という時は、BOYS AND MENの小林豊さんと一緒に熱田神宮で買った仕事守を肌身離さず持つようにしています。

MVではキュートなミニブタちゃんと共演。唯一なついたメンバーは…

――MVでは「やったれ亭」という洋食レストランで働くシェフに扮していますが、撮影中のエピソードを聞かせてください。

寺坂:今回は構想段階から僕たちも打ち合わせに参加させていただいて、いろんな職業の人を演じたら面白いんじゃないかと提案したら、見事に採用されました!

野々田:MVに出てくるルーレットも僕たちが描いたもので、制作にこんなに携わったのは初めての体験だったね。

髙崎:MVに出てくれたミニブタちゃんが可愛くて、そして、おいしかった。

神田:食べたんかい!あの子はトンカツになりかけたけど、助かったんだよ。

髙崎:カメラが止まるたびに、みんなでミニブタちゃんのところに集まって。

野々田:頼我にすごくなついてたね。頼我がなでると落ち着いてるけど、他の人が抱こうとすると「ブヒブヒブヒーッ」って。

神田:トイちゃん(横山)だけ抱いてないよね?

横山:僕は怖いから触るだけ。ブタの毛って硬いんだね。

野々田:鼻はめっちゃ柔らかかったよ。猫の肉球並みだった。

――もし、実際にレストランを営むとしたら、どんな役割分担になりますか?

寺坂:料理は誰がやる?

神田:僕いきます!

寺坂:りっくんが作って、じゅっきー(髙崎)が盛り付け。

髙崎:何でもやるよ。

横山:僕はテーブルをまわって、マジックを披露します。

野々田:じゃあ、僕は味見係ね。接客は?

髙崎:頼我が接客と店の内装。

神田:やっぱりチラシ配りじゃない?

横山:チラシ配りと皿洗いとゴミ出し。

髙崎:それに後片付けと翌日の仕込み。

寺坂:雑用かよ!

――「やっちまえ」と気持ちを鼓舞する曲にもなっているそうですが、“やっちまったエピソード”を聞かせてください。

寺坂:まさしくこの曲のMVでありました。「今日もお客さん来ないなぁ」っていうセリフがあったんですけど、無意識に「お客さん来うへんなぁ」って方言になってたんですよ。後日、撮り直しをしたんですが、出来上がった映像を見たらカットされてました(苦笑)。

髙崎:マネージャーさんに「これって岐阜弁?」って尋ねてたけどさ、頼我もマネージャーさんも岐阜の出身じゃん?岐阜の人が岐阜の人に聞いても、わかるわけがない(笑)。

野々田:僕にとってもまったく違和感ないけどね(注:野々田も岐阜出身)。僕は学生の頃にサッカーをやってたんですけど、学校のトイレの壁に向かってボールを蹴ってたんですよ。そうしたら、トイレの電気を破壊してしまいまして、女子が職員室へチクりに行き、先生からめっちゃ怒られました。ほかに、家の隣の公民館のガラスを割り、近所のおじさんの家の塀も倒しました。

横山:僕が通っていた保育園は屋上にジャングルジムがあって、上で手を離したらカッコいいかなと調子にのってパッと手を離したら、頭からコンクリートに落ちました。それ以来、怖くてジャングルジムには登れないです。

髙崎:中学生の時、雪の中で学校へ向かって走っていたら、校門を曲がるところでおもいっきりコケて、手を門のレールの上についてしまって、血だらけになりました。痛いし、まわりには誰もいないから助けてもらえないし、虚しかったなぁ。

神田:去年の夏、料理にハマって、チーズリゾットを作ったんです。わずかな時間、放置した隙に腐っちゃったみたいで、気づかずに食べたら30分後、激しい腹痛に襲われて、せっかくのオフを1日台無しにしてしまいました。

――どのエピソードも強烈すぎます(笑)。最後に曲のアピールポイントを!

横山:やっぱり僕の担当パート「豪快にメシを食え」かな。人間は食べないと死んでしまうから、豪快にメシを食って成長して、元気に生きていこうぜと言いたいです。

野々田:ポジティブさが祭nine.のよさだと思うので、そこがギュッと詰まったサビに注目してもらいたいですね。

髙崎:人生において、選択を迫られて悩むこともあると思いますが、自分の気持ちに嘘をつかないで、好きなことをやって生きていってほしいなって思います。この「やったれ我が人生」を聴いて、自信をもって前に進んでください。

寺坂:僕が皆さんの心に刺さってほしいと思っているパートが「生涯悔いなし 我が人生」というフレーズ。いいことも悪いことも起きるのが人生で、悪い時には諦めないでほしいし、いい時にはその状態が続くよう頑張ってほしい。前向きになれるお手伝いを僕らが少しでもできればと思うので、歌詞をまっすぐに受け取ってほしいです。

神田:歌詞の中で僕が一番刺さるのが「あといくつか若けりゃね」という部分。何かに挑戦するにあたって、年齢とか関係なく、自分が「やりたい!」と思ったその時こそが絶好のタイミングだと思うんです。祭nine.はいつでも皆さんの味方なので、一緒に頑張りましょう!

祭nine.公式サイト

撮影:河井彩美