「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。

5月6日(木)の放送は、コント「令和のブサイクな恋」で、うっせえずが登場!「超BUSAIKU!?ランキング」では、キスマイメンバーのイチオシ映画が明らかになった未公開トークが展開された。

“うっせぇず”が大暴れ!横尾はゲストのアドリブに傷つく

会社員の平祐奈は、仕事で会社を訪問。入り口で手のアルコール消毒を済ませると、スーツ姿の男性(横尾渉)に呼び止められる。横尾はマスクから鼻が出たまま、平に「ちゃんと、手をアルコールで綺麗にしました?指と指の間は?」と、感染対策が甘いと言いがかりをつける。さらに「危ないよ〜バイ菌取れてないよ〜」と指摘し、呆れて行こうとする平を「無責任だ」と引き止める。

そこへ「♪正しさとは 愚かさとは…」と曲が響き、謎の女子高生2人組“うっせぇず”(北山宏光、千賀健永)が参上。「うっせぇわ」(Ado)のMVに登場する女の子の姿で「♪うっせぇ うっせぇ うっせぇわ…」に合わせてキメ顔&キメポーズ。北山が「そういうお前、マスク鼻出してんじゃねーよ」と物申すと、千賀が横尾のマスクを引っ張り、パンッと離して顔面をマスクで覆い「しまえ」と言い放った。

横尾は、平に正しい消毒の仕方を教えると言い出し…ものすごい勢いで消毒液のポンプをプッシュし、ビショビショになった両手を、指先までこねくり回し始める。すると、急に音楽が流れて“うっせぇず”が(慌てて)再登場。「手の動き気持ち悪ぅ〜」(北山)、「ハエかよ!」(千賀)と茶化し、2人で「ブ〜ン、ピトッ、チュー」とハエのように横尾の肩にくっついた。

横尾は「うっせぇ!」とブチギレるも、平からも「ていうか、お前さっき噛んでたぞ」と反撃が。 “うっせぇず”も平も、曲に乗せて踊りながら去ると、1人残った横尾は「もうヤダ!」と悔しそうに叫んだ。

VTRを見たスタジオは大ウケ。ゲストの若槻千夏が、曲が流れるのと“うっせぇず”がポーズを取るタイミングが若干ズレて面白いと笑うと、北山は「急に流れる」と苦笑い。横尾は、平の「噛んでたぞ」のツッコミは「アドリブで。本当、傷つきました」と、本心を明かした。

SNSでは「どんどん自由になるうっせぇずが面白すぎるし」「2人ともちゃんと可愛いんだよな笑」「横尾さんマジでハマり役だな〜」「難癖つけてくる横尾さんクセになるなwww」と、3人の名演技にハマる人が続出した。

二階堂は「薄っぺらい」、宮田は「スベってる」ゲストが辛口ジャッジ

キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」。今回は、抜き打ちテスト「人生の教訓になった外国映画」。帰宅すると、彼女のマイコの従姉妹・レイコが遊びに来ていた。映画ライターをしているというレイコから、突然、人生の教訓になった外国映画を教えてほしいと質問が。

二階堂高嗣は、しばらく考え込み「グリーンマイル」を挙げる。「罪を犯してない人が、罪を背負わされて死刑にされる話」と、あらすじを説明し、言葉を探しながら「善人な人が、なんでそういう人生になっちゃうんだろうなって。当時観てたときは、すごく考えさせられた」と感想を述べる。しかし、レイコに「教訓は?」と聞かれて、二階堂は苦笑い。結局「善人な人が、果たして報われるのかな」と、やはり教訓ではなく感想を語って終わった。

この対応に、ゲストで芸人のヒコロヒーは「間取るわりに浅いことしか言ってない。『クローズアップ現代+』(NHK)みたいな空気出しながら…」とピシャリ。同じくゲストのすみれも「ちょっと薄っぺらい」と、二階堂の対応ではなく選んだ映画の良さに対して5点をつけた。

ネット上では「グリーンマイル観た!めちゃくちゃ泣ける映画泣」「咄嗟にこのお題はムズイな」「ニカ頑張ったよ!私すぐ出てこないよ!笑」と、難しいテーマに同情するコメントが寄せられた。

横尾は、レイコが映画ライターだと知り「すごいじゃないですか」と自然に会話。「教訓じゃないかもしれないんだけど」と、まさかの前提崩しだが「セブン」が面白いと言う。「『七つの大罪』“人間の欲”とか“怒り”とか“逆上”とか。7つの感情が人に対して悪い影響を及ぼしたり、自分にも出てきちゃうということを教わった」と、滑らかに解説。

そして、ラストシーンの解釈について「観ている人によって内容が変わる。最後に、観た人たち同士が話し合うところまでを作っているって思った」と、観た後も楽しめると語る。続けて「自分が思ってることが正しいわけじゃない。十人十色じゃないけど『我が我が』にならないでっていう風に思いましたね」と、レイコも笑顔になる映画トークを見せた。マイコも「さすがワッター」とうれしそう。

この対応に、キスマイメンバーからは「良かった!」の声が。若槻も「完璧。『セブン』を観たくなるし、さすがワッター」と褒めると、横尾は「ありがとうございます、今後ワッターで」と満面の笑み。一方、ヒコロヒーは4点評価。内容は素晴らしいが、冒頭でレイコに向けた「すごいじゃないですか」の返しが気に入らなかったと、思わぬシーンへのダメ出しで、スタジオを笑わせた。

宮田俊哉は「ラ・ラ・ランド」を挙げるが「人生の教訓に…なったのかな?なったんですけど」と怪しい雲行き。「エンディングをハッピーエンドと捉えるか、バッドエンドと捉えるか。男性と女性で感想が違うことが話題になったと思うんですけど、こんなに正反対の意見が出るって面白いなって、すごく勉強になった」と感想を伝える。

レイコに「教訓は?」と聞かれると、宮田は少し考えて「人によって感じ方が違うし、言葉遊びじゃないですけど…どっちの“味方”になるかっていうのは“見方”によって違うのかな」と、おどけた笑顔を見せ「ダジャレじゃないんですけど。ハッハッハッ!」。

ヒコロヒーは、教訓を聞かれてスラスラ語るのではなく、受け止めて考える姿勢が素直で良かったと好感触。しかし「最後のダジャレ、一旦スベってるな」とイタいところを突き、キスマイメンバーを笑わせた。

ファンからは「短時間でのダジャレ、さすがだね」「場を和ませてるの凄い♡」「あの空気にもってける宮っちさすが」「ダジャレが可愛いじゃん!!」と、とっさの機転に賞賛の声が集まった。

玉森「抜き打ちがすごく嫌いで…」予想外の行動

玉森裕太は、小学校の授業で観たという「マイ・フレンド・フォーエバー」をチョイス。「大人になってからもずっと忘れられなくて、何十回って観た映画ですね」としみじみ語るが、レイコに教訓は?と聞かれて、ちょっと吹き出してしまう。玉森は、あらすじと結末を簡単に話して「友情だったり、人っていついなくなるかわからないから、その瞬間を、もっともっと大事に過ごさなきゃいけないことを学びました」と伝え終わると、一瞬、なぜかカメラ目線に。

レイコが共感の言葉を発すると、玉森は何かに堪えきれない様子で笑い出す。そして、大人になった今の友人関係について「友達は少ないですけど、本当に友達だなって思える人たちを、自分は大事にしてます」と答えると、レイコから「フォーエバーだね」と予想外の返しをされて、吹き出してしまった。

すみれは「素晴らしいアンサー」と満点評価。若槻も良かったと言うものの、結末のネタバレをしてほしくなかった点と、なぜか途中でカメラを見たことが気になって8点にとどめた。

これについて、玉森は「僕、本当に抜き打ちがすごく嫌いなんです」と顔をしかめ「もう言い終わったから『終わったよ?』って」と、スタッフに撮影終了の合図を送ったつもりだと打ち明けた。「(撮影が)続けば続くほど、何か掘られていくから。掘らせないと思って『もう終わり』ってカメラ見たんだけど、何もならなかった」と悲しそうに明かして、笑いを誘った。

藤ヶ谷太輔は「1番好きで、回数も1番多く観てるのが『ショーシャンクの空に』」と、にこやかに即答。「メッセージとしては『どんな時でも希望を忘れてはいけない』。普段生きてく中で『ダメかもな』と思うときがあるじゃないですか。そういう時にもう1回観て、どんな時でも希望を忘れちゃいけない、捨てちゃいけないんだっていうのを(思い出す)」と、簡潔でわかりやすく説明。

そして有名な、脱獄して雨に打たれるシーンが好きだという話でレイコと盛り上がると、隣で聞いていたマイコから「やってみて」と、まさかの再現リクエスト。藤ヶ谷は「どういうこと?」とかなり戸惑うが、マイコとレイコの期待に押されて挑戦することに。

床に膝をついて両腕を広げ、天を仰ぐように上半身を反らすと、まさに雨に打たれている主人公のよう。2人が歓声をあげると、藤ヶ谷は「良かった、ちょっと盛り上がって。やって良かった」と、安堵の表情。レイコが「今みたいに追い込まれても、やるって諦めない気持ち『ショーシャンク』だよね」と称えると、藤ヶ谷も「『HOPE』ですよね『希望』ね」と返し、無茶振りも盛り上げる対応力を見せた。

VTRを見たスタジオは「すごいわ!」「優しい〜」と絶賛。見事、ダントツで超カッコいい第1位に輝いた。すみれは、終始、藤ヶ谷の優しさを感じたとコメントし「最後の『やって良かった』も『やったぞ!』じゃなくて、みんなのためにやってるんだな」と、謙虚な優しさが見えたと褒めちぎる。若槻も「会話をしようという気持ちが伝わった」と絶賛。

他のメンバーと違い、1人だけ無茶振りをされたことについて、藤ヶ谷は「抜き打ちだから、みんなそれぞれ何かやってるんだろうなって思ってたら、誰もやってなくて…」と、ボヤき顔。

SNSでは「無茶振りに動揺してる藤ヶ谷くんが既に可愛い」「ガヤさん凄い!!」「本当に藤ヶ谷くんの説明は分かりやすい!」「藤ヶ谷くん、神対応だわ☆」と、完璧な対応に惚れるファンで盛り上がった。

次回5月13日(木)は、コント「令和のブサイクな恋」で、松丸亮吾監修「玉丸くん」が登場!&新・本気で考えるシリーズ「『人生って何だろうね』と聞かれた時の対応」が放送される。