「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。

5月13日(木)の放送は、コント「令和のブサイクな恋」で、謎解き大好き玉丸くんが登場!「超BUSAIKU!?ランキング」では、キスマイメンバーの朝の過ごし方が垣間見えた。

最低彼氏!?玉丸くんが『キスブサ』を使って謎解き!

玉丸くん(玉森裕太)は、彼女のマイコ(平祐奈)から誕生日プレゼントを手渡され、うれしそうに笑う。ところがプレゼントが財布と分かると一転、不機嫌そうに顔を雲らせ、紙に何やら書き始めた。玉丸くんは謎解きが大好きで、言いづらいことを謎解きで伝えてくる彼氏なのだ。ベストと蝶ネクタイ姿も、謎解きクリエーター・松丸亮吾によく似ている。

紙には、ピンク色の枠線に囲まれた「ちょーありがとう♡」の言葉が。大喜びのマイコに、玉丸くんはもう1枚紙を差し出す。そこには枠線の一部が描かれており、先ほどの言葉と照合すると「ちがう」のメッセージが。元気よく「正解!」と告げた玉丸くんに、マイコは「正解じゃねぇよ!」とブチ切れ。しかし、マイコが「何が欲しかったの?用意するから」と優しく尋ねると、玉丸くんは「本当に?」と言いたげな表情で、黙ってテレビをつける。

すると『キスマイ超BUSAIKU!?』が流れ、ゲストの若槻千夏、二階堂高嗣、宮田俊哉の3人が映ったところで一時停止する玉丸くん。マル印が並んだ紙を取り出し、印の一部と3人の名前を突き合わせると「な・か・み」というワードが。

玉丸くんが「結局はさ、現金が一番だよね」と冷たく言い放つと、マイコは「最低!」と激怒。さらに「現金払えるかどうかは、マイコの懐次第」と言い出す玉丸くんに、マイコが「払わねぇよ!」と反撃。玉丸くんは「アッパ〜!」と変顔でごまかした。

VTRを振り返った玉森は、最後の変顔について「毎回、コントの(台本の)最後に『変顔』って書いてある。でももうないんですよ、レパートリーが。だから玉丸くんやるの結構プレッシャーですね」と苦い顔を見せた。

SNSでは「キョロキョロ玉丸くん!かわいい!」「相変わらずお金の無心w」「可愛いから許す〜〜♡」「玉丸くんわりと最低だなww」と賛否両論が巻き起こった。

キスマイが説く人生哲学!北山はインドでの経験を語るが…

キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」。今回は、新企画「本気で考えるシリーズ」。すぐには答えが出ないテーマに関して1週間じっくり考え、超本気の答えを導くというもの。初回のテーマは「『人生って何だろうね?』と哲学的なことを聞かれた時の答え」。

ゲストの大久保佳代子がキスマイメンバーに大きな期待を寄せると、MCを務める横尾渉は「(みんな)すごい考えてましたからね」と、収録までの様子を明かした。

玉森は、彼女のマイコから思い詰めたように聞かれると、すごくいい言葉を聞いたことがあると切り出した。「赤ちゃんって生まれてくる前は、ずっと手を“グー”と握ってるんだって。右手には夢を持ってて、左手には運命の人の名前が書いてある。けど、生まれた時に泣いて“パー”になるんだって。その時に飛んでっちゃうんだって、“夢”と“運命の人の名前”が。生まれてから死ぬまで、それを探すのが人生」と、物語性のある回答。

しかし、マイコが感謝を伝えると、玉森は「はい、お疲れ様です」と一仕事終えたかのように、急に他人行儀になった。

VTR中に、ライブ時のきらびやかな玉森の写真と、回答のワンフレーズがテロップで映し出されると、スタジオで見ていた玉森は「恥ずかしいだろ」と照れくさそう。実はこの編集、今回挑戦したすべてのメンバーVTRで採用されており、その度にスタジオで笑いが沸き起こった。

玉森の対応にスタジオは拍手喝采で、MCの宮田は「すごい、いい言葉じゃん」とニッコリ。大久保は「マイコに向けて『運命の人の名前はもう見つかったけどね』と伝えると良かった。余裕がないから、(頭に)入れてきたものを全面に出して(終わらせた)」と指摘して、笑いを誘った。

すると玉森は、人生経験が浅く「語れることないなと思って。だったら、自分も響いた言葉を届けたい」と考え、いろいろ調べたと打ち明けた。続けて、わずか4点をつけたゲストの西野未姫に「ちょっと、ひねくれてる」と反撃すると、西野は「良いこと言う時は必ず、赤ちゃんのグーとパーの話しようって決めてるのかな」と、“決め打ち”を疑って笑わせた。

北山宏光は「昔、バックパッカーでインドに行ったことがあるの」と、自身の経験から感じたことを伝える。

「生物が生まれてきた以上、“いつかは死んじゃう”って分かって。せっかく生まれたんだったら、人生を楽しもうと思えた。“まだ知らない景色”だったり、“知らない世界”がたくさんあるから、もっとたくさん見て経験したら、楽しいおじいちゃんになれる」と、前向きな言葉を贈り「人生とは楽しいを見つける過程。そこに対しては、貪欲でいいんだよなと思って」と、マイコの背中を押すように語った。

VTRを見ていた宮田からは「経験から言うの、恥ずかしくない?」とツッコまれ、他のメンバーからも「恥っ!」「熱っ!」とイジられた北山。ゲストでモデルの香音は、北山の人生が分かって心に響いたと、満点評価。

西野は絶賛しつつも「振り返って考えてみると、誰でも言える内容かな?」と、激辛コメント付きの9点ジャッジ。スタジオがどよめく中、宮田の「バックパッカーでインド行ったキタミツ(北山の愛称)だから言える!」という援護射撃も効かず、当の北山は笑うしかない、といった様子だった。

ネット上では「北山くんらしい言葉だなあ」「私も『楽しい』を見つけていきたいっす」「北山くんに人生について相談したい」「世の中が落ち着いたら、また旅が出来ると良いですね☆」と、好意的なコメントが寄せられた。

大久保佳代子の深層心理を引き出した、二階堂と藤ヶ谷の言葉

千賀健永は、「生まれた瞬間から死ぬまでを生きていくこと」と、シンプルな答え。「20、30代で“死ぬ”を意識するってことないじゃん?“死ぬ”っていうゴールまでに、自分が“どんな人生を歩むか”を考えると『こんな人生にしたい!』『死ぬ時まで満足した人生送りたい』とか、おのずとすごくポジティブに考えられる」と、優しく語る。

「若いうちから死と向き合って生きていくと、おのずと後悔のない人生が送れるんじゃないかな」と、声は穏やかだが、内容はやや重めとなった。

西野は「すごくいいこと言ってるんですけど『死』って言葉が多すぎて、私そろそろ死ぬ?余命を見られてるのかな?と思った」と、重さを感じたとコメント。これに千賀が「重ければ重い方がいいのかなって思っちゃった」と意図を説明すると、「人生を聞かれているからね」と二階堂も共感。

大久保は「入り口はグッと引き込まれた」と評価するも、死と向き合って後悔のないように生きているからこそ「そんなに髪色変えるんだと思って」と、頻繁に変わる千賀のヘアカラーに注目して笑わせた。

SNSでは「千賀くんの回答考えさせられる」「『だからこそ今を楽しもう』ってことよね」「コロナ罹患を経ての千賀さんの考え、言葉だから説得感がすごくあったな」と、心に響くという意見が集まった。

二階堂は、「大切にしていることが2つあって。挑戦し続けることと、自分に嘘をつき続けること」と、真摯に話す。“挑戦し続けること”については「『出来るかな』『嫌だな』と言うよりは『やった!挑戦できる』って前向きに考えることを一番大事にしている」と説明。

“自分に嘘をつき続けること”は「嫌なことって顔に出るじゃん?でも…『やった!挑戦できる』って、自分に嘘をつくの。そしたら顔にも出ないだろうし…」と、言葉を選ぶように話すが「ごめんね、ちょっと矛盾してるよね」と、やや迷走。さらに、慌てて「マイコと付き合ってて、本気で好きだよ。それは自分に嘘ついてないよ」と付け加え、迷走状態に拍車をかけてしまった。

香音は“自分に嘘をつき続ける”について「何でもポジティブに考えてる」として、マイコへの気持ちも迷いがないと高評価。大久保も「いい言葉言ってるのよ。すごく刺さった」と褒めながら「私だってもう性欲強くないのに、強いフリしなきゃいけない…」と思わず本音を漏らし、スタジオは大爆笑。しかし、二階堂の話が「あまりにもグダグダ」とお説教し、横尾の「難しいテーマですから」というフォローも虚しく「やり直し」と命じて笑わせた。

ファンからは「言いたいこと、ちゃんと伝わったよ」「そうやってどんなお仕事にも向き合ってきたのかな」「ニカちゃんらしい!」「何事もポジティブに笑顔にだね♡」と、二階堂の生き方に思いを馳せるコメントが、数多く寄せられた。

藤ヶ谷太輔は、好きな言葉「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」を挙げる。「当たり前だなと思うかもしれないけど、意識して出来てる人って少ないと思う。誰かと関わりを持ったりすることで世界が広がったり、知らなかった事を知られたりする。それが自分に返ってきて、自分の人生が豊かになる」と、説得力のあるメッセージ。

さらに「マイコと出会えて、色んな知らないことも知られたし、見たことなかったことも見られたし、すごく豊かになったの、人生が」と、うれしい言葉も添えた。

この対応に、ゲスト陣はオール10点!総合90点を獲得し、ダントツで超カッコいい1位に輝いた。香音は「こんなこと言われたいって思いました」と絶賛。

ご意見番の大久保も、自身に言い聞かせるように「一番響きました。人と関わって、結局自分に返ってくる幸せ。そういうこと忘れてた…忘れてはないんだよね、そうしたいと思うけど、自分1人でいた方が楽だから…」と語りが止まらず、進行役の佐野瑞樹アナウンサーから「ご自宅でお考えくださーい」とツッコまれ、スタジオが笑いに包まれた。

次回5月20日(木)は、コント「令和のブサイクな恋」で、ツッコミまくる“おいでやすニカ”が登場!&リベンジ企画「奥様をドキドキさせる宅配便」が放送される。