方言の中でも圧倒的な存在感を持ち、標準語を除けば最も耳にすることの多い日本語が、関西弁です。
全国的な市民権を得た背景には、明石家さんま、ダウンタウンといった関西出身のお笑い芸人の活躍を抜きには語れないでしょう。
彼らの活躍のお陰でバラエティ番組には関西芸人が溢れ、テレビをつければあなたがどこにいようとも、関西弁を聞かない日はないと言っても過言ではありません。
ところが、物事には光があれば影があるのが世の常。
関西弁の全国的な浸透の結果、非関西人による関西弁の横行も目立つようになりました。
例文のように、とかく合コンなどで女子から笑いを取る手段として安易に使用されるケースが目立つようです。
サッカー未経験者のドリブルが、どこかぎこちないように、非関西人の関西弁には拙さが残り、せっかくの鉄板ネタにも冷水を与えかねません。潔く標準語か出身の方言の使用に留めましょう。
あの芸人は、合コンの時だけ関西弁です。
これを英語で言うと…
That comedian speaks in a Kansai dialect only during group blind dates.
Point: Group blind date = 合コン
「Blind」は本来 「盲目的」、「目の不自由な」という意味で使います。
見えない・隠れたニュアンスの意味から派生して、「誰かわからない人」と Group=集団 で date=デートをすることから、「Group blind date」を使って合コンを表現します。
ただし合コンは日本独特の文化であり、外国ではHouse Party = ホームパーティー が合コンの役割を果たしています。
日本独自の文化である「Group blind date」、ぜひ使ってみましょう。
それではまた次回!
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